フィギュアスケートグランプリシリーズ2019も終盤戦、残すところNHK杯のみとなりました。
男女ともにすでに2名がグランプリファイナル出場を決めていますが、残りの4名はNHK杯の結果次第です。
女子のグランプリシリーズ出場が決定している2名の紹介と、残り4名の出場者予想を見てみましょう。
=目次=
グランプリファイナルの出場者
グランプリファイナルは、グランプリシリーズの各大会で獲得したポイントの合計上位6名が出場します。
グランプリファイナル出場可能性がある選手の、11月18日時点の獲得ポイントは以下のとおりです。
順位 | 名前 | 国 | 得点 | GF出場できる? |
---|---|---|---|---|
1 | アレクサンドラ・トゥルソワ | ロシア | 30 | 出場決定 |
2 | アンナ・シェルバコワ | ロシア | 30 | 出場決定 |
3 | ブレイディー・テネル | アメリカ | 22 | NHK杯結果待ち |
4 | 宮原 知子 | 日本 | 22 | NHK杯結果待ち |
5 | マライア・ベル | アメリカ | 22 | NHK杯結果待ち |
6 | エリザベータ・トゥクタミシェワ | ロシア | 22 | NHK杯結果待ち |
10 | アリョーナ・コストルナヤ | ロシア | 15 | NHK杯次第 |
11 | 紀平 梨花 | 日本 | 13 | NHK杯次第 |
12 | アリーナ・ザギトワ | ロシア | 13 | NHK杯次第 |
17 | ソフィア・サモドゥロワ | ロシア | 7 | NHK杯次第 |
18 | イム・ウンス | 韓国 | 7 | NHK杯次第 |
19 | スター・アンドリューズ | アメリカ | 7 | NHK杯次第 |
出場が決定した選手2名
ロシアの
- アレクサンドラ・トゥルソワ
- アンナ・シェルバコワ
の2名は、すでに得点30点を獲得し、グランプリファイナルの出場を決定しています。
今後出場可能性のある選手
グランプリファイナル出場者の残りは4席です。 現在以下の4選手が得点22で候補に残っています。
- ブレイディー・テネル(得点22点)
- 宮原知子(得点22点)
- マライア・ベル(得点22点)
- アリョーナ・コストルナヤ(得点22点)
しかし、この4選手はNHK杯には出場しません。 つまり、自分たちより下位の選手がNHK杯の得点で自分を追い抜くのか、追い抜かないのかを待つしか無いのです。 今後『結果待ち組』と書きますね。
ちなみにNHK杯は1位15点、2位13点、3位11点、4位9点、5位7点、6位5点、7位4点、8位3点です。
NHK杯で得点22点の4選手を追い抜く可能性があるのは、NHK杯に出場する選手の中で、仮に優勝すれば22点に届く選手です。 つまり、
- アリョーナ・コストルナヤ(得点15点)
- 紀平 梨花(得点13点)
- アリーナ・ザギトワ(得点13点)
- ソフィア・サモドゥロワ(得点7点)
- イム・ウンス(得点7点)
- スター・アンドリューズ(得点7点)
の5選手です。 今後『追い上げ組』と書きますね。
出場者残り4名の予想
日本人としては宮原知子にグランプリファイナルに出場して欲しいところですが、その可能性はどれぐらいあるでしょうか?
先日は多くのリクエストありがとうございました!
まずは女子フィギュアスケート宮原知子選手の平昌オリンピックでのフリーの演技「蝶々夫人」を💙
終了後はガッツポーズも出た自己ベストの素晴らしい演技です😆 #Olympics pic.twitter.com/XhU0KfEZFv— オリンピック (@gorin) June 28, 2018
NHK杯で番狂わせがない場合
NHK杯の優勝候補は、コストルナヤ(得点15点)、紀平(得点13点)、ザギトワ(得点13点)と言われています。
仮にこの3名は順当に表彰台に上った場合、最低でも11点を獲得するので、3人とも結果待ち組の22点を上回ることになり、残りの4席は、コストルナヤ(得点15点)、紀平(得点13点)、ザギトワの3名と、結果待ち組(22点の4人)トップのブレイディー・テネリが一人生き残り、ということになります。
その場合、残念ながら宮原はグランプリファイナルに出願できないことになります。
追い上げ組の紀平選手の方から見れば、NHK杯で表彰台に上がりさえすれば最低でも23点を獲得し、22点を超えるので、GF進出となります。 後で確認しますが、可能性としては宮原選手より高いかもしれませんね。
番狂わせがある場合
結果待ち組の宮原がグランプリファイナルに出場する状況を考えてみると、22点の結果待ち組を追い抜く選手が2人までに収まればよいわけです。
一例として、優勝候補であるコストルナヤ(得点15点)、紀平(得点13点)、ザギトワ(得点13点)の内の一人がミスをして、6位以下に沈んだ場合、22点の結果待ち組の4人の内、追い越されるのは下の2人であり、宮原は生き残ります。
ただし、優勝候補3名の内一人が表彰台を逃しても、4位の9点を確保すれば24点もしくは22点を確保するわけで、宮原と同点ということになり、自動的にグランプリファイナル進出とはなりません。
同点の場合、順位の高い点を持つ方が上位になり、順位も同じ場合は2試合合計のスコアが高い方が上位になるので、その基準を当てはめる状況になります。
つまり、宮原がグランプリファイナルに進出するには、追い上げ組のコストルナヤ(得点15点)、紀平(得点13点)、ザギトワ(得点13点)の3名の内、すくなくとも一人が表彰台を逃したらチャンスが生じ、大きく6位以下に沈んだらほぼGFに進出できる。 ということになります。
優勝候補は皆強敵ですから、決して安心できるほど可能性が高いということではないようですね・・・。
グランプリファイナルについてのネットの反応
出展:twitter
まとめ
グランプリシリー女子の出場選手と、出場可能性がある選手は誰かを予想してみました。
全ての可能性を網羅することは難しいので、大枠のわかりやすいところを考えてみました。
紀平選手のグランプリファイナル出場はかなり期待できますが、宮原選手は、それに比べると厳しいかな・・・という状況でしょうか。 日本人ファンとしては二人とも出場して欲しいところですね!