バイクの「F1」に当たる世界最高峰のレース、「MotoGP2019」が今年もまもなく開幕します。
世界各国を巡りながら全19戦が開催される今年のMotoGP2019。4輪の自動車レースにはない「肉感的」スピードとスリルを味わえるのが魅力の一つですが、日本での生放送はあるのでしょうか。もしかして無料で視聴できる?MotoGP2019の日程やみどころとともにまとめました。
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MotoGP2019放送は無料視聴できるか調査
MotoGP(ロードレース世界選手権)は1949年に始まった二輪オートバイの最高峰レース。発祥の地ヨーロッパではサッカーよりも高い人気を誇るというほどの大人気競技です。
モータースポーツといえば自動車のF1が有名ですが、MotoGPは何と言っても生身の人間が体むき出しに高速マシンを操るスリルが醍醐味。道路すれすれに車体を倒してのコーナーリング、ライダーが身を挺しての抜きつ抜かれつのバトルは、画面で見ても手に汗握る迫力です。
そんなMotoGP2019は、CS放送スカパーの日本テレビ系列チャンネル「日テレジータス」と、動画配信サービス「Hulu」で、シーズン全戦がリアルタイム放送されます。
HuluのMotoGP放送では、通常のレース映像に加え、バイクに搭載したカメラによるオンボード映像、各ライダーの走行位置が分かるライブトラッキング、空撮カメラも同時に楽しめるのが特徴。マルチアングル4映像も用意されていますので、バイクファンには必見でしょう。
そしてHuluは新規入会から2週間は全コンテンツを無料で視聴できるキャンペーン中。MotoGPを初めて見る方も、気軽に試すことができそうです。
MotoGP2019の日程まとめ
Huluでの初回無料放送をぜひ楽しみたい今年の「MotoGP2019」。世界各国を回る今年の日程は以下の通りとなっています。(日付は決勝レース日)
第1戦 カタール 3月10日
第2戦 アルゼンチン 3月31日
第3戦 アメリカ 4月14日
第4戦 スペイン 5月5日
第5戦 フランス 5月19日
第6戦 イタリア 6月2日
第7戦 カタルーニャ 6月16日
第8戦 オランダ 6月30日
第9戦 ドイツ 7月7日
第10戦 チェコ 8月4日
第11戦 オーストリア 8月11日
第12戦 イギリス 8月25日
第13戦 サンマリノ 9月15日
第14戦 アラゴン 9月22日
第15戦 タイ 10月6日
第16戦 日本 10月20日
第17戦 オーストラリア 10月27日
第18戦 マレーシア 11月3日
第19戦 バレンシア 11月17日
なおHuluでの第1戦カタールGPの配信は、3月9日(土)23時30~27時30分と、10日(日)22時45~27時30分の予定となっています。
https://twitter.com/takanakagami30/status/1099457002097516544
MotoGP2019の3つのみどころ
無料放送で要チェックのMotoGP2019。バイクの世界選手権はエンジンの排気量別に3つのクラスに分かれており、MotoGPクラスは4ストローク1000cc、Moto2クラスは3気筒4ストローク765cc、Moto3クラスは単気筒4ストロークの250ccエンジンを使用します。
では今年のみどころ3つをご紹介しましょう。
1、今年の世界トップライダーは?
最高峰のMotoGPを制するライダーはまさに「世界一」。強豪のイタリア、スペイン勢が今年も激しい年間王者争いの中心になりそうです。
優勝候補筆頭は、史上最年少王者に輝いた天才、M・マルケス選手(ホンダ)。昨年は3年連続5回目の王者に輝きました。これにライバルのA・ドヴィツィオーゾ選手(ドゥカティ)や、7度の最高峰クラス年間チャンピオンを獲得した40歳の〝生ける伝説〟V・ロッシ選手(ヤマハ)らが加わり、長丁場の王座を競います。
2、日本人選手の活躍は?
日本人選手にも注目です。まずは2年連続で最上位MotoGPクラスに挑戦する中上貴晶選手。千葉出身で4歳からポケバイに乗り始め、わずか14歳で全日本選手権王者、16歳でMotoGP125ccクラスにフル参戦という「天才」。今季こその上位進出に期待です。
またMoto2・長島哲太、Moto3・鈴木竜生、佐々木歩夢、鳥羽海渡らの各日本人選手の活躍からも目が離せません。
3、メーカーは今年も日本が圧倒か?!
バイクといえば日本メーカーは世界に君臨する存在。MotoGPでは特に強いのがホンダです。1959年に初参戦し、2015年には前人未到の通算700勝を達成。昨年はライダーとコンストラクターズ(生産者)、チームの三冠を2年連続で成し遂げる圧巻ぶりでした。
生産者で昨季3位のヤマハ、4位スズキの、日本を代表するライバルメーカーも雪辱に燃えています。対する海外メーカーのドゥカティ、アプリリア、KTMとのチャンピオンシップポイント争いにも注目です。
https://twitter.com/MotoGP/status/1058562952809328645
motoGP2019ネットの反応
出典:twitter
まとめ
「Made in Japan」。高度成長からバブル期にかけて、日本と言えば技術や製品の優秀さが世界随一といわれて誇らしかったものですが、近年は偽装、ねつ造など不祥事続き…。老舗大企業でさえ信頼ガタ落ちで、IT製品ではすっかり地位を他国に奪われてしまいました。
そんな中依然頑張るのがバイク。愛用する人は限られるかもしれませんが、レースなどを通じて世界に「ジャパン」をアピールしているのは素晴らしいことですね。
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