また「高齢ドライバー」の事故が起こりました。と最近、ニュースでよく聞く言葉となってます。高齢ドライバーは免許証を返納したほうがいいともいいますが、「高齢ドライバー」とは何歳から高齢ドライバーというのでしょうか?事故件数は本当に多いのか、対策についても調べてみました。
高齢ドライバーとは何歳から?
高齢ドライバーとは何歳からでしょうか?
どうやら様々な基準があるようです。
『警察庁がまとめている交通事故統計』では、
高齢運転者を65歳以上と定義づけて件数をカウントしています。
『もみじマーク(高齢運転者標識)』は、
70歳以上の高齢者が車を運転するとき、車の前後につける運転者標識です。
『高齢者講習の前に認知機能検査を受けなければならないとする年齢』は、
警察庁のHPによると、「運転免許証の更新期間が満了する日の年齢が75歳以上のドライバーは、高齢者講習の前に認知機能検査を受けなければならない」と明記されています。
高齢ドライバーの事故件数を他の世代と比較
高齢ドライバーの事故件数を他の世代と比較してみましょう。
事故数だけ見ると、交通事故数は減少しています。
平成29年で比較してみますと、20代の85,000件に対し、70代と80代合計の58,500件となります。
単純に事故件数だけ見ると20代の方が圧倒的に多いというわけです。
実際の件数を見ても、人数の比較をみても突出して多いわけではないようです。
平成29年度版の年齢層別交通事故件数の推移
「原付以上運転者」とは、自動車、自動二輪車及び原動機付自転車の運転者をいう。
20歳~69歳までの期間事故率高いから車乗るの禁止な() pic.twitter.com/s0BB3qwXBk
— 生まれ変わりたいG対 (@45rugoki) June 3, 2019
高齢者の事故が続くことにより、高齢者の事故が多いという印象は残ると思います。
高齢者事故が相次ぐ中「若者のほうが事故多いから」って声が一部あった。確かに事故は若者のほうが多いけど、死亡事故件数は「75歳未満の運転者」に対し「それ以上の高齢運転者」は2、3倍多いという事実。参考資料☞https://t.co/7ymmNXpH4x pic.twitter.com/DRpFfKNzbW
— コピン (@c0p1ne) June 5, 2019
高齢ドライバー対策何が出来る?
高齢ドライバー対策で何が出来るのでしょうか?
<急発進を防ぐ装置>
東京都は4日、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる急発進を防ぐ装置の購入費を一部補助する方針を明らかにしました。
<運転適性相談>
また、警察で行われている高齢ドライバーの運転適性相談を利用するのもいいでしょう。
これは、家族の判断にも受けることにより、より判断がしやすくなるのはないでしょうか。
<今後への課題>
認知機能検査の拡大
現在は、認知症でないかどうかの確認に近いテストとなっています。
少なくとも、運転をするための判断力があるかどうかくらいまで、検査の基準をあげることで免許返納への判断基準になるのではないでしょうか。
また、今は行われていない運転技術の実地テストを導入することにより、自身で運転技術の認識することができ、予防にもなるのではないでしょうか。
高齢ドライバーに関するネットの反応
まとめ
高齢ドライバーは何歳からなのかということですが、発表する資料により異なるようです。警察庁がまとめる事故カウントでは65歳とされていますが、年齢のみで判断するのではなく、病気や能力において判断する必要があるようです。ただ、ある程度身体機能が衰えてきたならば免許の返納も考える時期だと思います。事故件数だけみると減少してますが、高齢者の死亡事故は増加してますので注意が必要ですね。
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