石川遼(27歳)が7月の日本プロゴルフ選手権に続き、長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップで、2大会連続優勝を果たし、賞金ランキングも1位に踊りでました。
完全復活!とも言われています。
なぜ、復活できたのでしょう?
=目次=
石川遼初の2大会連続優勝までの歩み
石川遼初の2大会連続優勝での復活までの歩みを振り返っておきましょう。
今年、7月の「日本プロゴルフ選手権」優勝は3年ぶりのツアーでした。
去年はRIZAP KBCオーガスタで熱中症に見舞われ、8月末開幕のフジサンケイクラシックでは体調を壊し欠場となりました。
原因は熱中症に加えてウィルス性の腸炎に見舞われていました。
内臓系がダメージを受けたのは初めてで、体重も5kg減とどん底の状態でした。
今年の成績は以下です。
月日 | 大会 | 順位 | |
---|---|---|---|
07/04~07/07 | 国内男子 | 日本プロゴルフ選手権大会 | 優勝 |
06/27~06/30 | 国内男子 | ダンロップ・スリクソン福島オープン | 29T |
06/06~06/09 | 国内男子 | 日本ツアー選手権森ビル杯 | 20T |
05/02~05/05 | 国内男子 | 中日クラウンズ | 棄権 |
03/21~03/24 | 欧州男子 | メイバンク選手権 | 75(予落) |
02/07~02/10 | 欧州男子 | ISPS HANDA ヴィックオープン | 139(予落) |
01/17~01/20 | 国内男子 | SMBCシンガポールオープン | 47T |
今年も、1月から5月まで、予選落ちや途中棄権など、前半は昨年の不調を引きずっていました。
それが6月から徐々に上向きになり、そして、7月初めの日本プロゴルフ選手権優勝となったわけです。
そして、今回のセガサミーカップの優勝です。
この優勝は内容的にも他を寄せつけない素晴らしいもので、初日から首位を守り抜く完全優勝で、5バーディ、1ボギーの「68」通算20アンダーの大会タイ記録でした。
https://www.instagram.com/p/B1lJocWnYrS/
ついに完全復活したと言えるのではないでしょか?
2大会連続できたのは、「日本プロ」優勝から1カ月半空いて気持ちをリセットできたと言う点も大きいそうです。
なぜ石川遼は復活できたか?
渋野日向子の全英優勝の影響
8月初め AIG全英女子オープン渋野日向子の初出場。初優勝で日本中が沸き立ちました。
渋野日向子選手の攻めのゴルフを見せつけられ、男女を問わず日本のプロゴルフプレーヤーに大いに刺激を与えたのではないでしょうか。
当然、7月初めに3年ぶりのツアー優勝を飾って、8月末のこの大会に備えて、練習していた石川遼にさらなる奮起をと背中を後押ししたのは想像に難くありません。
今回特に守りのゴルフをしなかったことを要因にあげる解説者もいます。
体調の回復とトレーニングの成果
先に見ましたように、最悪だった昨年後半以降の体調を戻し、さらに、5月以降の週3回のトレーニングや体のケアでここに来て、見るからに体も引き締まって、好調時の筋肉質な身体になったことです。
技術面での進歩
技術面では、これまで、石川の特徴であった飛距離を出すドライバーだけにこだわらなくなった。アイアンショットなども重視するように切り替えた点にあります。
選手会会長職への就任
1月に最年少の選手会会長に就任し、責任感ある石川にとって、最初は少々プレッシャーになっていましたが、半年以上を経過し、選手としてと会長職の仕事をうまく両立させ、さらに男子ゴルフ界を盛り上げたいという生真面目な彼の責任感から来る気持ちが石川のゴルフそのものに好影響を与えるようになって来ました。
これらが相まって今回の完全復活につながったのではと思えます。

石川遼初の2戦連続優勝へのネットの反応

真面目で努力家なので必ず復活してくれると思ってました。
大人っぽく渋い遼ちゃんとして戻って来たね。
お帰りなさい。


復調の波に完全に乗りましたね。
身体も大きくなったのが明らかに分かりますし、今後更に活躍が期待できます。
やはり石川遼の活躍は男子ゴルフ界を活性化させると思います。


出典:ヤフコメ
多くのファンは強い石川復活を待ち望んでいたことが分かります。
もう決して後戻りはしないと確信しています。
まとめ
石川遼が初の2大会連続優勝までの経緯と復活に至った理由を4つ挙げました。
石川遼が渋野日向子など黄金世代を引き連れて、日本のゴルフ界を活気ある華やかにパワーアップして行くと楽しい未来が開けます。
