大阪で行われるボクシングのダブル世界戦がいよいよ12日に迫りました!
メインイベントの「村田諒太vsブラント戦」の前に行われるセミファイナルが、WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ、「王者拳四朗vsタコニン」の1戦です。
名前と真逆な「ボクシング界一かわいいルックス」といわれる拳四朗選手の6度目の防衛戦。放送予定や試合の予想をまとめました。
拳四朗vsタコニンのテレビ放送は生で見れる?
京都府に生まれ、元日本ミドル級王者の寺地永氏を父に持つ27歳の拳四朗選手。関西大学時代にはアマで活躍していましたが、「ボクシングに執着はなかった」という変わり種です。
しかし天性の才能は父譲りで、プロでは15戦全勝(8KO)負けなしと圧倒的戦績。10試合目で王者となってからは5戦連続防衛を続ける強さを誇ります。
では次戦の拳四朗vsタコニン戦のテレビ放送はあるのでしょうか。12日のダブル世界戦はフジテレビ系列の地上波全国ネットで生放送予定です。
公式サイトによると放送予定は12日午後8時から10時前まで。「延長あり」となっているほか、ダブル世界戦とWBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級タイトルマッチ「ノイナイvs清水聡」戦も記載されていますので、村田戦はもちろんですが、恐らく拳四朗vsタコニン戦も生放送される可能性は高いと思われます。
では拳四朗選手の6度目の防衛戦はどんな予想になっているのでしょうか。
#ボクシング
12日W世界戦@大阪
会見での一幕
(敬称略)拳四朗がブラントに話しかける
間に入る村田
そして笑顔の拳四朗&ブラント
(タコニンはぽかーん)ブラントの腕にエバーラストとG-SHOCKのコラボ時計
拳四朗が「俺も同じの持ってる!村田さん、同じって英語で何ですか?」
と通訳を頼んだそう pic.twitter.com/yXXl5oeLHE— 伊藤雅哉 Masaya ITO (@masayaito_box) July 10, 2019
拳四朗vsタコニンの予想
地上波放送での生中継が期待される拳四朗vsタコニンの1戦。挑戦者のタコニン選手の経歴も簡単に振り返ってみましょう。
ジョナサン・タコニン選手はフィリピン生まれ、32歳のサウスポー。戦績は32戦28勝(22KO)3敗1分とかなり豊富です。
実はライトフライ級の世界挑戦は今回が3度目。12年の1度目は、王者をレフェリーストップ寸前まで追い込みながら、負傷のため5Rで無念の敗退。
2度目の16年には、拳四朗選手が後に王座を奪った当時の王者ガニガン・ロペス選手に挑み、3-0の判定で敗れています。
拳四朗選手はロペス選手との再戦では2RKO勝ちしていますので、「三段論法」的予想では拳四朗王者が有利。
技術力が高く、アウトボクシングにたけた拳四朗選手ですが、タコニン選手は接近戦を挑むとみられ、序盤から激しい打ち合いになる可能性もあります。ただ王者にはパンチ力も備わっているだけに、ファンとしては「瞬き禁止」の展開も予想されそうです。
2日、拳四朗選手の公開練習が行われました。
これからは世界王者、トップコンテンダーとだけ戦っていくという
意欲的な宣言も飛び出しました! pic.twitter.com/34WvtYWnTb— FUJI BOXING (フジボクシング) (@fujitv_boxing) July 3, 2019
拳四朗vsタコニンのネットの反応
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20190710-00000147
まとめ
今回初めて地元関西で防衛戦を迎えるだけに、拳四朗選手の気合いもこれまで以上の様子。トレードマークの笑顔は常に絶えませんが、「もらわず当てる僕のスタイルで圧勝したい」と言葉には自信が漲っています。
そして今後については「連続防衛記録もだけど、統一戦も視野に入れている」ときっぱり。同階級王者には先日防衛を果たした、同じ関西出身の京口紘人選手もいます。
ファン大注目の日本人王者統一戦が実現するのか、今後のライトフライ級からも目が離せません。