フィギュアスケートのグランプリシリーズも残りわずかとなっています。
ISU グランプリ中国杯で優勝した 金 博洋選手の呼び名で、どれが一番正しい読み方なのか?といったことが、ネット上で話題になっています。
中国人の金博洋選手の本当の呼び方はどうなのでしょうか。
漢字国家である日本・中国・韓国の場合呼び方はそれぞれ違うのか、統一されているのか、わからないですよね。
金博洋選手に読み方は、キンハクヨウなのか?ボーヤンジンなのか?
どっちが正しいのでしょうか?

なぜ金 博洋をキンハクヨウと呼ぶのか
It's a 🇨🇳 🥇🥈 as Boyang Jin overhauls Short Program leader Han Yan to bag his first Grand Prix gold in Chongqing.
Read our recap of the Mens' Free Skating from the Shiseido Cup of China. ⛸️🤩👏https://t.co/h3bTdFMn78 #GPFigure #FigureSkating pic.twitter.com/IV3mRdhhBv
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) November 9, 2019
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金博洋選手が滑っている時の解説者やアナウンサーは、キンハクヨウ選手と呼んでいますが、会場で選手紹介をするときには、ボーヤンジンと紹介しています。
これは、テレビを見ている方も疑問に思いますよね。
テレビと会場での名称の違いの違和感。
1972年に日中国交正常化会談の時に、日中両国の人名は、お互いの国での呼び方で読むことを従来通り続けるという事が、合意されているのです。
そのため、金博洋選手は中国ではジンボーヤンと呼ばれ、日本ではキンハクヨウと呼んでいるという事になるのです。
これは、条約の条項になっているようですから、日本では、キンハクヨウと呼ぶことが公式という事になります。

中国人の名前をNHKはどう読むのか
The man with the golden blades, Boyang Jin, jumps into first! 🥇
🔗 https://t.co/pIXe2JF2Rs#GPFigure #FigureSkating pic.twitter.com/UPCeckHNlg
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) November 9, 2019
NHKでは、昭和28年から現在まで、中国の地名・人名については、日本の常用漢字に当てはめて、日本語読みをすることになっています。
但し、人名でもカタカナ表記で定着しているものについては、カタカナ読みします。
また、漢字読みでも、青島(チンタオ)などのように、漢字読みでも現地読みが定着している場合には現地読みで表現することになっています。
金博洋選手の名前は現在、NHKでは「キンハクヨウ」と呼んでいますが、日本人がボーヤンジンで読み方が定着すれば、NHKの読み方も「ボーヤンジン」と変更になります。
今のところ日本の中で、金博洋選手のことをボーヤンジンという名称が定着していないので、「キンハクヨウ」と呼んでいることになります。

金 博洋の読み方荷関するネットの反応
Jin Boyang delivers in the Short Program to make it 1-2 for China in front of a home crowd!
#⃣ #GPFigure #FigureSkating pic.twitter.com/hKkCkjpaw9
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) November 8, 2019
金博洋選手の読み方をネット上では、どんな表現をしているのでしょうか?





ネット上ではキンハクヨウと呼んでいるTV局に対して違和感を感じている人が多いことがわかります。

参考:https://bit.ly/2OC73jb
まとめ
金博洋選手のキンハクヨウの読み方は間違いなのか?なぜボーヤンジンと呼ばないのか?について紹介してきました。
46年前の決定事項をそのまま継承し続けているという事がわかりました。
一応条約を順守するのが国際法のルールですからね。
TV局側は条約を順守することがルール化しているために致し方ないのでしょう。
名前の呼び方を変えたくらいで、条約破棄といって経済制裁を受けるのもどうかと思いますから、安倍内閣が変更の条約を行わない限りは無理でしょうね。