9月5日(木)にカシマサッカースタジアムで開催されるキリンチャレンジカップ2019でパラグアイ代表と対戦する日本代表メンバー が発表されました。
注目の若手久保建英(マジョルカ)や堂安律(PSV)は選ばれたものの、長年10番を背負って来た香川真司(サラゴサ)は選外となりました。
なぜなのでしょう。
=目次=
キリンチャレンジカップ2019のメンバー9月が決定
9月のキリンチャレンジカップ2019および、2022 FIFAワールドカップ カタール・アジア2次予選のミャンマー代表戦に臨むメンバーが決定されました。
発表されたメンバーの現在の所属、年齢、初めてA代表となった年をまとめました。
ポジション | 選手名 | 年齢 | (初めて)A代表 |
---|---|---|---|
GK | 川島永嗣(ストラスブール/フランス) | 36歳 | 2008年 |
権田修一(ポルティモネンセ/ポルトガル) | 30歳 | 2009年 | |
シュミット・ダニエル(シント・トロイデン/ベルギー) | 27歳 | 2018年 | |
DF | 長友佑都(ガラタサライ/トルコ) | 32歳 | 2010年 |
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド) | 31歳 | 2011年 | |
酒井宏樹(マルセイユ/フランス) | 29歳 | 2012年 | |
植田直通(サークル・ブルージュ/ベルギー) | 24歳 | 2014年 | |
安西幸輝(ポルティモネンセ/ポルトガル) | 24歳 | 2019年3月 | |
畠中槙之輔(横浜F・マリノス) | 24歳 | 2019年3月 | |
冨安健洋(ボローニャ/イタリア) | 20歳 | 2018年8月 | |
MF | 原口元気(ハノーファー/ドイツ) | 28歳 | 2011年 |
柴崎岳(デポルティーボ/スペイン) | 27歳 | 2012年 | |
遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ) | 26歳 | 2015年 | |
伊東純也(ヘンク/ベルギー) | 26歳 | 2017年 | |
橋本拳人(FC東京) | 26歳 | 2019年3月 | |
中島翔哉(ポルト/ポルトガル) | 25歳 | 2018年3月 | |
南野拓実(ザルツブルク/オーストリア) | 24歳 | 2015年 | |
板倉滉(フローニンゲン/オランダ) | 22歳 | 2019年5月 | |
堂安律(PSV/オランダ) | 21歳 | 2018年8月 | |
久保建英(マジョルカ/スペイン) | 18歳 | 2019年5月 | |
FW | 永井謙佑(FC東京) | 30歳 | 2010年 |
大迫勇也(ブレーメン/ドイツ) | 29歳 | 2013年 | |
鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌) | 25歳 | 2019年3月 |
メンバー23人の内、海外組が19人、国内組が4人とこれまでにない構成になっています。

最年長はGK川島永嗣(ストラスブール/フランス)36歳で、A代表入りが2008年ですので、最も古くからの存在です。
最年少はMF久保建英(マジョルカ/スペイン)18歳で、2019年5月からの代表入りです。
香川が招待されない理由
2011年~2018年の永きにわたって、日本代表の10番を背負って来た香川真司が今回招集されなかったのはなぜでしょうか?
森保監督の構想がらみ
香川真司と同様、長きにわたって10番を背負った選手として、中村俊輔がいます。
2003年~2010年の約7年間です。1978年6月24日生まれですので、2010年には32歳前後だったと思われます。
1989年3月17日生まれの香川真司は2018年で、29歳前後、現在30歳となっています。
代表には、32歳の長友佑都もいますので、まだまだやれる存在に思えます。
「ロシア・ワールドカップ後、森保監督は香川を重用していない」との見方もありましたが、今年3月に代表復帰し、森保監督も「香川が入ることで、短い時間のなかで(若手と)共有できるイメージを持ってもらいたかった」と述べていました。
森保監督はその役割は十分だった、終わったと判断したのでしょうか?
サラゴサ移籍直後の事情
2019年8月にスペインの2部レアル・サラゴサに移籍した直後であり、まずチームで地位を確保する必要があった。
香川真司の現在置かれている立場からして、まずは、移籍先のチームの期待に応えてコンディションを上げていくのが優先事項となったと考えてもおかしくはありません。
現在までの、香川真司の経歴を振り返えっておきましょう。
2010年ドルトムント加入から2012年6月5日、マンチェスター・ユナイテッド移籍までが、海外で、最も活躍し、評価された時期だったと思われます。
マンチェスター・ユナイテッドでは、出場機会に恵まれず、特に2018-19シーズンは新監督構想から外れ、出場は4試合のみと戦力外扱いとまでなっていました。
2014年8月31日にドルトムントへ復帰するも、以前のような結果を出せず、ドルトムントで出場機会を失い、2019年1月はトルコ1部ベジクタシュへ半年間レンタル移籍後、再起をかけて、2019年8月にスペインの2部レアル・サラゴサに移籍しました。
全盛期は過ぎたとの評価もあり、実質的にプレーから離れていた時期もかなりあります。
復活には今の時期が非常に大切だと思われます。

キリンチャレンジカップ2019のメンバーにネットの反応は?





出典:ヤフコメ
海外組がこれほど多くなった時代の変化に驚くとともに、移籍直後の若手の招集を心配する声が多いようです。
まとめ
キリンチャレンジカップ2019のメンバー9月決定にネットの反応をまとめました。
また、香川真司が今回招集されなかった理由を推測しました。
4人の若い世代が、これまで日本代表を背負って来たベテランとうまく絡み合って、火花をちらしつつ融合し、チームとして、一段と飛躍するのを希望したいところです。
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