今は、女性の野球もさかんになってきていますが、高校球児の夢「甲子園」に女子は出場することができるのでしょうか?大相撲では、明確に女性禁止となっていますが、
甲子園は女子が禁止なのでしょうか?禁止といわれる理由について調べてみました。
=目次=
甲子園は女子が禁止?議論になった理由
甲子園は女子が禁止ではないか?と議論となる事件がおこっています。
事件の詳細とその議論になった理由で、議論になった理由をみてみましょう。
<その1>練習の補助を女子が手伝うのは・・・
2016年、夏の甲子園大会前の甲子園練習でノックを手伝った大分工高の女子マネージャーが大会本部に練習の補助をすることを制止されるという騒動が起こりました。この時、女子マネージャーはヘルメットなしのユニフォーム姿でノッカーにボールを渡していました。それに関係者が気づき、ベンチへ下がらせたのです。
2016年第98回夏の甲子園練習で
当時話題になった大分高校女子マネージャーのグランド内での練習参加の様子を撮影していました。 pic.twitter.com/ow6t9bARfn— 福知山ボーイズ (@LqAfjrrj17RyPaM) February 17, 2019
高野連としては、そもそも甲子園練習も「試合前練習に準じる」という規定で制止したのと、「硬球が飛び交うグラウンド」で女子マネージャーを危険にさらすわけにはいかないというのが、禁止の理由だったようです。しかし、これは「女子部員排除」ではないか、「女子部員はなぜダメなのか」と批判が起こりました。
<その2>見学で女性がバッターボックスに立つのはOK?
2018年7月31日に出場校による球場見学が行われました。時間は15分間でボール、バットの使用は禁止されており、球児達は球場の雰囲気をつかむため「エアノック」や「エアキャッチボール」をしていました。
川本本部長は、監督や選手から誘われ、一旦は固辞しましたが打席に入り豪快にスイングしました。そこで、高野連関係者から大目玉を食らいました。
女子禁止議論今はどうなってる?
女子禁止議論に今はどうなっているのでしょうか?
<その1>について
甲子園練習には試合の登録選手18人より多い35人までが参加できますが、大会規定では試合前練習の補助員は危険防止のため男子部員に限っていました。
これは、「硬球が直撃すれば大けがになる。ふだんからプレーで硬球を扱う練習を積んでいるかどうかというスキルの問題ということにもよるそうです。
これは、女子部員排除ではないかという批判がおこったため、日本高校野球連盟は4回の議論を重ね、理事会において「条件付き」ながら女子マネージャーの甲子園練習への参加を認めることを決定しました。「女子マネージャーの努力に報いたい」という現場の思いに押されたこともあり、安全に最大限配慮しての容認となったようです。
ノックで複数のボールが飛び交う本塁付近やフェアグラウンドは従来通り禁止としました。また、男子部員と見分けられるようユニホームではなく、体操服かジャージーの着用を求めました。
<その2>について
女性部長が見学の際にバッターボックスにたった件については、高野連は次のように規則について、話しています。
「見学会は、背番号をつけていない選手やそのほかの人」はグランウンド内に入れないないということでしした。女性だからダメというわけではないそうです。この件については、規則を理解していない女性部長に非難があつまりましたが、この見解からすると女性も可能ということになりそうですね。
ちなみに、甲子園で男女問わず記録員がベンチ入りできるよになったのは1996年夏からです。
https://twitter.com/masabfcsports/status/1149909977638821888
甲子園女子問題に関するネットの反応は?
まとめ
甲子園で女子は禁止なのか、その理由をケースごとに調べてみました。2ケースを調べてみましたが、どちらも女子ということだけで、禁止されているわけではないようですが、規則などで様々な制約があるようです。それでも、進歩した方だといえるのかもしれません。スポーツなどの分野で、男女の差は大きいようです。それも、プロではなく高校野球の世界であり、実力があれば女子も男子と同じように甲子園に出ることができるようになるといいですね。
https://twitter.com/07_iruuuukbase/status/1150000930105909253