HSC(ハイリーセンシティブチャイルド)という言葉をご存じでしょうか?
これは、米国の心理学者、エレイン・N・アーロンさんが提唱した概念です。
けれど、医学的概念ではないため、治療の対象ではないのです。
HSCとは何か?対処の仕方も調べてみました。
=目次=
HSCとは?特徴まとめ
HSCとはどんな概念でしょうか?特徴をまとめてみました。
感受性が豊かで、他人の気持ちによく気がつく一方、周囲の刺激に敏感で傷つきやすい
「人一倍敏感」な子供を指す概念であり、米国の心理学者、エレイン・N・アーロンさんが
提唱しました。
<特徴>
・深く考える
・過剰に刺激をうけやすい
・感情の反応が強く、共感力が高い
・ささいな刺激を察知する
HSCという言葉の認知度はもっともっと高まっていってほしい。そうすれば、先生や保護者が、もしかしたらこの子は感覚過敏なのかもしれないと気がつくことができる。知らないと、ただの気にしすぎ、神経質と思われて一蹴される。そして、我慢しなさいと言われて、本人は苦痛に耐えるだけになる。 pic.twitter.com/9QkpJoBi3U
— 田中 洋輔@教育NPO (@ytapples613) February 27, 2019
HSCの子供に対する対処はどうすべき?
HSCの子供にはどのように対処すべきなのでしょうか。
研究により次のことが言われています。
✦安心できる環境の提供をしてあげましょう。
嫌がることを無理にさせるとパニックになることもあります。
安心できる環境を整えてあげましょう。
そして、親から見て明らかに大丈夫なときは、優しく背中を押してあげましょう。
長所を認めて自己肯定感を育むことが大切なのです。
✦安心・安全な関係の構築してあげましょう。
HSCの子供は自分のつらさをあまり語りません。
子供が嫌なことは嫌だと言える安心安全な関係を作ることが大切です。
見方や感じ方、考え方を尊重し、価値観や判断を押しつけないようにしましょう。
✦安心安全な環境を保証できるような環境にしてあげましょう
環境に耐えられないと不登校になる場合もあります。
教室のざわめきや教師の大声が苦手だったり、通学で満員電車に乗ると疲労感でぐったりしてしまうこともあります。
HSCと分かれば、治すものでなくつきあっていくものと理解することができ、
気が楽になるになります。
安心安全な環境を保証し、ゆっくり休むことをすすめるなどしましょう。とのこと。
HSC、HSPについては全ての教育関係者、医療関係者、及び心理学に関わる人に知ってほしい
病気じゃないけど知ってほしい
親にすら気を使う人だっている
面と向かって誰にも本音を言えなかったりする— 紫月 (@BIZa6YcKCVfttBm) March 3, 2019
HSP(超敏感すぎる人)気質が強く出て、いろんなことが気になって苦しんでいたとき。カウンセリングの先生から言われて救われた言葉を同じく悩んでいるHSPさんに送ります。 pic.twitter.com/4wRK8V7Imv
— おがたちえ@台湾好きHSP漫画家 (@ogachinpa) 2018年12月20日
HSCに関するネットの反応
まとめ
HSCの子供とは、どんな概念なのか。対処の仕方はどうするのかなど調べました。新しく出来た概念ですが、昔から悩んでいた人にとっては、これで、治さなくてはと苦しむこともなくなるといいと思います。これは、病気では概念ということですが、もっと研究が進み、多くの人が理解できるようになるといいと思います。
■ 関連記事