高校野球・夏の甲子園2019、強豪ひしめく西東京大会は国学院久我山高校が優勝し、代表の座を勝ち取りました。
野球などスポーツ強豪私立ながら、都内有数の進学校でもある国学院久我山。甲子園に臨む野球部メンバー2019と出身中学は?監督情報やチームの注目ポイントなどもまとめました。
=目次=
国学院久我山野球部の出身中学メンバー2019
夏の甲子園は28年ぶり、久しぶりに3回目の出場となる国学院久我山高校。野球部メンバー2019と出身中学の一覧は以下の通りです。
背番号 | 選手 | 学年 | ポジション | 出身中学・チーム | 投/打 | 身長/体重 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 高下耀介 | 3年生 | 投手 | 麻生ボーイズ | 右/右 | |
2 | 宮崎恭輔 | 3年生 | 捕手 | 海老名リトルシニア | 右/右 | |
3 | 中澤知之 | 3年生 | 内野手 | 世田谷西リトルシニア | 右/右 | |
4 | 伊藤佑馬 | 3年生 | 内野手 | [追加] | 右/右 | |
5 | 青木友宏 | 3年生 | 内野手 | 世田谷区立八幡中 | 右/右 | |
6 | 神山福生 | 3年生 | 内野手 | 新宿リトルシニア | 右/左 | |
7 | 坂口純哉 | 3年生 | 外野手 | 相模ボーイズ | 右/左 | |
8 | 西川新 | 3年生 | 外野手 | 新宿リトルシニア | 右/左 | |
9 | 岡田和也 | 3年生 | 外野手 | 市川リトルシニア | 右/左 | |
10 | 問矢大雅 | 3年生 | 投手 | 志村ボーイズ | 左/左 | |
11 | 高芝照己 | 3年生 | 投手 | 世田谷区立八幡中 | 182/ | |
12 | 榊原浩人 | 3年生 | 捕手 | 世田谷西リトルシニア | 右/右 | |
13 | 須田旭 | 3年生 | 内野手 | 板橋区立赤塚第三中 | 右/右 | |
14 | 松岡慶輔 | 3年生 | 不明 | 東京府中ボーイズ | 右/左 | |
15 | 馬躰翔ノ介 | 3年生 | 投手 | 世田谷西リトルシニア | ||
16 | 齋藤栄紀 | 3年生 | 外野手 | 国立中央リトルシニア | ||
17 | 中澤直之 | 3年生 | 不明 | 世田谷西リトルシニア | 右/右 | |
18 | 内山凜 | 1年生 | 外野手 | 京葉ボーイズ |
では次に国学院久我山の監督はどんな方なのか見てみましょう。
国学院久我山野球部の監督情報
出身中学付きでメンバー2019をご紹介した、国学院久我山野球部を率いるのは尾崎直輝監督です。
尾崎監督はまだ29歳の若さ。国学院久我山が母校で、高校時代は野球部に所属していましたが、肩や腰のケガのため2年生の途中で「主務兼学生コーチ」のような役割を担い、裏方としてチームを支えました。
その後進学した国学院大では、現日本ハムの谷内亮太選手と同期になりましたが、野球部には入らず、学生のまま高校野球部のコーチを継続。教員として採用された23歳のとき、監督に就任し部を率いることになりました。
年齢も近く裏方の苦労を知るだけに、部の事情も選手たちのことも「全て」知り尽くす青年監督・尾崎さん。
就任以来、国学院久我山の校風でもある「勉強も部活も真剣に打ち込める良さ」を生かしてきたそうです。
他の強豪校より少ない練習時間や限られた環境下でも効果的なトレーニングを工夫。グラウンドを4分割し打撃、バント、盗塁、守備練習を同時並行で行うなど、待ち時間の無駄を減らす取り組みなども試行しました。
「選手とともに考え行動する」が尾崎監督のモットー。西東京大会では早実、東海大菅生など強豪との連戦でしたが、ピンチでもリードされても冷静さを失わず、点を着実に重ねて逆転するなど「秀才軍団」の利点を十分生かし、ついに念願の甲子園にたどりつきました。
第101回全国高校野球選手権の西東京大会決勝が行われ、#国学院久我山 が #創価 を破り、28年ぶり3回目の夏の甲子園出場を決めました。
写真特集で→https://t.co/Yjq57kVnJ9#kokoyakyu #高校野球 pic.twitter.com/P6W4z0ekrp
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) July 28, 2019
国学院久我山野球部の注目ポイント3つ
出身中学一覧付きメンバー2019と監督の横顔をご紹介した国学院久我山高校。いわゆる「スポーツに強い私学」かと思いきや、ちょっと違う特色があるようです。注目点を挙げてみましょう。
1、「私生活を重視」しての全員野球
国学院久我山野球部は抜きん出たスターがいなくとも、皆が考え抜いて粘る全員野球で西東京の頂点に立ちました。
中沢主将の信条「私生活が野球に繋がる」は全部員に浸透。西東京大会決勝の9回に決勝打を放った岡田選手は今大会の「ラッキーボーイ」ですが、試合中グラウンドなどのゴミを丁寧に拾うのが日課とか。
「当たり前のことを大事な時にできれば、平常心につながる」と、そんな私生活のルーティンも活躍の一因にもなったといいます。
2、悲願の甲子園初勝利
夏は実に28年ぶりとなる国学院久我山の甲子園出場。過去夏は2回、春のセンバツは3回の出場経験がありますが、いまだ甲子園では1勝もできていません。
28年前のメンバーの一人が、ダイエーやMLBで活躍した井口資仁・現ロッテ監督。TVでずっと決勝を観戦したといい、OBとして喜びもひとしおの様子です。
「我々もずっと思ってきた甲子園1勝を目標に、それ以上を目指して頑張ってください」と後輩たちにエールを送っていました。
3、偏差値70超の文武両道校
国学院久我山といえば、野球のほか、ラグビー部は過去何回も花園を制覇したり、サッカー部も全国準優勝を遂げるなど「スポーツの強豪私立」のイメージです。
しかし半面、大学受験でも偏差値70以上という都内有数の進学校。勉強時間確保のため部活の練習は1日2~3時間以内と制限されています。
どの部活も多くの選手が国立・早慶といった難関大を目指す「文武両道」が伝統で、野球部も六大学野球でプレーする卒業生が多いそうです。
【西東京】国学院久我山が28年ぶり夏切符に王手 エース右腕・高下が東海大菅生に1失点完投 https://t.co/Tu2mytgNSM
— スポーツナビ 野球編集部 (@sn_baseball_jp) July 26, 2019
国学院久我山野球部のネットの評価は?
出典:twitter
まとめ
東京都杉並区の、京王井の頭線沿いにある国学院久我山高校。中学校と併設された中高一貫校でもあり、杉並区最大の規模を誇る学校だそうです。
同校の伝統は文武の両立。グラウンドも複数の部活で共有するなど設備もさほど恵まれない中、野球部・尾崎監督と同じくどの部も創意工夫し、短時間で集中力を高めるトレーニングで全国的な成績を残しています。
今注目の「ホワイト部活」の典型例といえるのかもしれませんね。
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