香港で12日、警察による暴力行為を非難する数千人の民主派デモ隊が香港空港に集結し、香港空港は全面閉鎖に追い込まれました。
海外の反応を見るとともに、なぜデモ隊が、ここまで過激になった理由を調べました。
香港デモで空港閉鎖への海外の反応は?
中国本土に容疑者の移送を可能にする「逃亡犯条例」改正案への抗議デモが10週間にわたり続く香港で、デモ隊が香港空港に集結し、香港空港は全面閉鎖に追い込まれる事態となりました。
HKGの悪い評判は長年にわたって残り、HkGは市場シェアを失います。
出典:onemileatatime.comの香港空港閉鎖記事へのコメント
一般旅行客への悪影響により、香港のデモ隊への支持が失われるとの意見もありましたが、心情を理解できるとのコメントも数多くありました。
大デモ隊が香港空港になぜ集結し、さらに過激化したか?
6月~7月初め ヴィクトリア公園、銅鑼湾、行政府のビルがある中環(セントラル)といった香港島側でのデモが主だった。
6月9日には200万人デモ(主催者発表)が行われた。
7月中以降 海を挟んだ九龍地区の尖沙咀や、中国本土に近い新界地区の元朗にもデモが広がっていきました。
同時にデモ隊、警察、そして地元暴力団と見られる集団の暴力的な衝突がたびたび発生するようになりました。
警察が過激な取り締まりを行うようになってきた。
8月9日から11日までの3日間 香港空港で、「いま香港で何が起こっているのか」「警察がどれくらい暴力的なのか」「政府がどれだけ酷いのか」を英語や日本語などで空港に来た外国人に説明するために集結した。
8月11日夜 香港の九龍地区の尖沙咀警察署前で行われたデモに対し、警察側がデモ隊をビーンバッグ弾等を使用して排除し、この衝突により45人が負傷し、うち2人が重傷を負う事件が発生した。
負傷者の中にはゴム弾で顔を撃たれたとされる女性が含まれており、女性は右目にけがを負い、これにより失明したと言われています。
女性が頭部から流血する映像などが報道され、反発が広がり、空港での抗議デモがSNSなどを通じて呼びかけられていました。
報道された映像は以下と思われます(1‘29“~1’40” /2’45”)
もともと外国に現状を知らせるための空港集結が、香港警察の凶暴化と中国政府の脅しによってデモ隊が、危機感を抱いたためと多くの人々も巻き込んで大きな集結になっり結果として空港閉鎖に追い込まれたと思われます。
香港デモで空港閉鎖への日本の反応
経済的には悪影響だと思いますが、自由と民主主義を是非勝ち取ってほしいと思います。
出典:ヤフコメ
日本のネットは、香港のデモ隊に同情的ですが、中国政府による第二の天安門になることを心配しています。
まとめ
香港デモで空港閉鎖への海外の反応を見てきました。
また。空港が全面閉鎖となるほど過激化した理由をまとめました。
世界の眼や台湾問題も抱える中国政府が、まさか力で、デモ隊を制圧するという第2の天安門が起こるとは思えませんが、今後の推移を十分注視してゆく必要があります。
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