甲子園常連校24年ぶり準々決勝進出の星稜と2年ぶりの仙台育英の対戦となります。
勝敗の行方はどっちに、対戦成績を含め、勝負のポイントを挙げました。
=目次=
星稜vs仙台育英の予想!どっちが勝つか
両者は、対照的なチームカラーで、大会屈指の奥川投手を擁する守りの星稜と1回戦で、24安打20得点をたたき出した打の仙台育英の対戦です。
順調に1、2、3回戦を勝ち進んで来ている星稜と仙台育英のこれまでの戦いを見ておきましょう。
仙台育英(宮城)は、1回戦飯山(長野)戦を24安打20得点を上げ、20-1で大勝すると、2回戦でも鳴門(徳島)を8 -5で、3回戦で敦賀気比を4 – 3で逆転で下すなど、評判通りの強力打線ぶりを発揮しています。
一方の、星稜(石川)は1回戦の旭川大(北北海道)との投手戦を1―0で制しました。
星稜の奥川投手は9回を3安打完封と前評判通りの力投を見せました。
ただ、打線は、旭川大の能登投手が好投したためもあり、2回の先制1点にとどまりました。
やはり奥川投手頼りなのかと思わせました。
2回戦の立命館宇治(京都)では、奥川を先発させず、奥川を含む4投手の継投により6―3で逃げ切りました。
特に先発した今大会初登板の荻原が5回無失点と好投し、打線は2回に先制、6回に追加点、大量失点の恐れが出てきた場面では奥川投手投入で後続を断ち切るなど理想的な継投策で、立命館宇治の追撃を振り切りました。
そして奥川が23奪三振で完投する圧倒的なパーフォーマンスを見せて、タイブレークで14回サヨナラ勝ちした昨日の3回戦智弁和歌山戦です。
14イニング、165球を投げ、散発3安打、23奪三振、自責点0と強打の智弁和歌山を完璧に封じ込めました。
強豪校の強力打線なら、奥川と言えども簡単には抑えられないのでは、という懸念を吹き飛ばす好投でした。
従って、仙台育英の強力打線といえども、奥川投手が昨日の調子であれば、簡単に打ち崩すことは難しいと思われます。
やはり、星稜が、連投の奥川投手をどう使うかで、試合の展開が全く違ったものになってきそうです。
奥川が先発する場合
昨日は7日の一回戦で完投し。13日の二回戦で、継投で出場したものの、台風順延の影響もあり、十分の休養をとった10日ぶりの先発出場でした。
奥川の調子は昨日の14回を投げ切った疲労がどの程度残っているかにかかります。
但し、14回でもギアがはいれば、最後の打者を152キロの速球で空振り三振に切って取れることも証明しました。
奥川が継投する場合
星稜打線が、仙台育英の投手陣をある程度打てると判断するなら、2回戦で5回無失点と好投した荻原を先発させ、ポイントとなる場面で奥川を投入することが考えられます。
疲労があっても、少ない回なら、今の奥川なら、完全に抑え込むことができると思われますので、確実な策に思えます。
奥川の調子と、星稜打線がどの程度仙台育英の投手陣を打ち込めるか次第ですが、現状の勢いも考えると星稜にわずかに分があるように思えます。
また、奥川投手が全く出場しない場合は、仙台育英に圧倒的な分があると思えます。
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星稜vs仙台育英の対戦成績と見どころ
春夏を通しての甲子園の全成績は、星稜が、63試合で31勝32敗、仙台育英が87試合48勝 39敗)の出場を誇りますが、今回が甲子園初対戦となります。
準優勝3回の仙台育英と1回の星稜で、両校とも全国制覇はありませんので、何としても、今回優勝旗を持って帰りたいところです。
特に仙台育英が優勝すれば、春の甲子園で金足農が達成できなかった東北地区初めての全国制覇ということになります。
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星稜の奥川投手vs仙台育英の強力打線
奥川投手は、恵まれた体格から150km/hの剛速球と絶妙な制球の変化球を投げ分け、奪三振の山を築くプロのスカウトも注目する今大会随一の本格派です。
初対決の、智辯和歌山の強力打線が、奥川投手の自責点0、24奪三振で終わったように、仙台育英の打線も手も足もでず、ほとんど完封されることもありえます。
前日14回を投げぬいた奥川投手の本来の調子がどこまで回復しているかにかかっています。
仙台育英投手陣vs星稜打線
仙台育英投手陣は、星稜戦の13回まで、甲子園で、3点しか許さなかった智辯和歌山投手陣ほど強力ではないと思われます。
1回戦は、1点に抑えましたが、2回戦で、5点、3回戦で3点を相手チームに与え、強力打線で、打ち勝って勝ち上がってきました。
一方の星稜の打線は、2回戦こそ6点を取りましたが、1回戦1点、3回戦も14回タイブレークで、3点を奪ってサヨナラ勝ちしましたが、13回までは、1点を取ったにとどまります。
好投手相手でも、1点はとれるが、それ以上はなかなかむつかしいというところでしょうか。
奥川投手が先発するにしても、継投に回るにしても、星稜がどれだけ点を取って引き離すかが、ポイントです。
もしこの試合に勝ったとしても、今後の準決勝、決勝を見据えた場合に星稜打線ができるだけ点を取って、奥川投手をいかに休ませるかが今後勝ち進めるかに大きな影響を与えます。
星稜vs仙台育英のネットの予想まとめ
あの監督なら投げさせるかな。
奥川抜きの星稜なら仙台育英にもチャンスがある
俺たちの時代なら迷わず投げたけど。
見たいけど、監督とチームの決断を尊重しなければならない。
奥川くんを連投するよりは控えの3投手を信頼して投げさせるべきだと思います。それぞれ素晴らしい投手陣ですよ。
出典:ヤフコメ
やはり、前日14回投げた奥川投手が登板するかどうかに関心が集まっています。
見方は様々ですが、昔のように連投させて無理はさせたくないという意見が多そうです。
まとめ
星稜vs仙台育英の予想を対戦成績と奥川投手の起用の仕方を含めまとめました。
恐らく奥川投手は何らかの形で出場すると予想されます。
先発か継投か、星稜打線が、仙台育英投手陣からどれだけ点を取れるかに試合の行方がかかっていると思えます。
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