2019年11月23日に、WBC世界ヘビー級タイトルマッチ ワイルダーvsオルティス戦が行われました。
この日に同時に開催されたのが、WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチとWBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチです。
メインのヘビー級タイトルマッチのワイルダーvsオルティス戦の前哨戦として、2つの世界タイトルマッチが組まれています。
それだけ、アメリカではヘビー級タイトルマッチが注目されているという表れなのでしょう。
ボクシングは、階級が重くて、タイトルを防衛している数が多いほど、ファイトマネーが高くなる傾向がありますから、ワイルダーとオルティスのファイトマネーの額を知りたくなりますよね。
ワイルダーvsオルティス戦のファイトマネー
When it comes to the heavyweight division,
I stand alone. 👑 #WilderOrtiz2 #WeighIns #PBConFOX #BombZquad #TilThisDay pic.twitter.com/LwHThARuR8— Deontay Wilder (@BronzeBomber) November 23, 2019
ヘビー級のパンチはド迫力で、見た目にも派手で興奮しますよね。
また、ヘビー級チャンピオンは真の世界一という意識も、ヘビー級への注目を増してしまいます。
世界一を決めるワイルダーvsオルティス戦のファイトマネーはどのくらいなのでしょう。
チャンピオンのワイルダーのファイトマネーは、:約2000万ドル(約21億7280万円)
オルティス:約700万ドル(約7億6050万円)
10億単位のファイトマネーになっています。
負けても億単位の保証がされていますから恵まれていますね。
なぜファイトマネーが巨額になるのか?
\🤜 #WBC ヘビー級ビッグマッチが実現🤛/
WBC世界ヘビー級王者 #ワイルダー と #オルティス が拳を合わせる
共に無敗を誇るハードパンチャー同士の対戦
雌雄を決する注目の一戦は https://t.co/u4BaoHbwDg でLIVE中継📺#時代を変えろ#スポーツの新しい本拠地📅3/4(日)
⏰11:00~@WBCBoxing pic.twitter.com/7rOo1Rvc9M— DAZN ダゾーン (@DAZN_JPN) March 3, 2018
ワイルダーvsオルティスのようなビックカードのファイトマネーが驚くような金額になるのは、それに見合う巨額の儲けがあるからに他なりません。
もちろん放送権料も巨額になりますが、儲けの大きな部分を占めるものの一つが、『ペイパービュー(PPV)』です。
PPVは、テレビ番組を番組毎に購入する仕組みで、ボクシングの超人気カードだと、それだけの番組が1万円でも売れるというのですから、日本ではちょっと考えられないですね。
もともと1万円も払ってでも自宅でボクシングを観るような人たちはアメリカの富裕層で、大きな家、それに見合うホームシアターで観戦する訳です。
彼らのとっては、わざわざ会場に脚を運んで豆粒のようなボクサーを見るより、自宅でゆっくり迫力ある映像を見る方が得だ、と考えているのでしょう。
日本のように、家もビデオもミニサイズでは、アメリカほどPPVが広がる土壌は無いのかもしれません。
儲けのもう一つの大きな部分が、『クローズドサーキット』。 日本でいうパブリックビューイングのようなものです。 日本ではサッカーやラグビーのビックイベントを同時中継し、無料開放するイメージがありますが、『クローズドサーキット』はそれの有料版ですね。
PPV程では無いものの、ボクシングのビックカードになると数億円の収入を得ることもあるとのこと。
元々ボクシングに人気があるところに、PPV、クローズドサーキットでの販売というマーケティングの上手さがあり、莫大な収入と選手のファイトマネーが実現しているのですね。
これもそれも、人気があるということが前提です。 人を引きつける魅力の無い選手が儲からないのは厳しい現実です。
例えば、ワイルダーvsオルティス戦の前哨戦でスーパーフェザー級とスーパーバンタム級のタイトルマッチが行われています。
スーパーフェザー級チャンピオン レオ・サンタクルス選手:75万ドル(約8150万円)
挑戦者ミゲル・フローレス選手;10万ドル(約1090万円)
スーパーバンタム級チャンピオン ブランドン・フィゲロア選手:20万ドル(約2180万円)
挑戦者フリオ・セハ選手:5万ドル(約540万円)
階級が軽くなると、チャンピオンでありながらもファイトマネーはヘビー級の何十分の1という差がつき、チャレンジャーになると、スーパーバンタム級では1000万円にも満たない金額になるのです。
ワイルダーvsオルティス戦のファイトマネーに関するネットの反応
ONE CHAMPION.
ONE FACE.
ONE NAME. #AndStill #BombZquad #WilderOrtiz2 #PBConFOX pic.twitter.com/Kg3oDh6YaJ— Deontay Wilder (@BronzeBomber) November 24, 2019
参考:twitter
まとめ
ワイルダーvsオルティスのファイトマネーについて紹介してきました。
アメリカはヘビー級の人気が異常に高いのがわかりますよね。
集客力のあるボクサー、カードであれば莫大な売り上げを出せる米国のマーケティングのスゴさも感じます。