ラグビー日本代表のキャプテンであるリーチマイケルの出身校と6つの帰化理由を見て行きましょう。
数々のエピソードから分かる日本愛にも心打たれます。
リーチマイケルの出身校や経歴
リーチマイケルMichael Leitch(30歳)
https://www.instagram.com/p/B2ozGRngF3n/
ラグビー日本代表のキャプテン、日本代表キャップは64（W杯前）。
ポジションはナンバーエイト(No8)、フランカー(FL) 身長 190cm、体重 105kgですが、他国の選手と比べると小柄です。
1988年10月7日 ニュージーランド出身でスコットランド系白人の父と、フィジー出身の母のもと、ニュージーランドのクライストチャーチに生まれる。
1993年 （５歳）ラグビーを始める。
2002年 クライストチャーチにあるセント・ビーヅ・カレッジ（カトリック系の男子校）に入学。
2004年 （15歳）姉妹校の札幌山の手高校に留学し、お寿司屋さんにホームステイ。日本語とラグビーに習熟。
2006年 高校日本代表に選出される。
この間、日本選手のラグビーの上手さや、できるまでひたすらに練習する懸命さ、適当にやらない日本人の勤勉さに驚いたそうで、その後も、日本で生活を送りながら、謙虚さや相手を敬う日本人の姿勢を学んだといいます。
2007年 東海大学体育学部へ進学し東海大学体育会ラグビーフットボール部に所属。
2008年 ジャパン７s、U20に選ばれ、11月16日に名古屋でのアメリカ戦にジャパン代表でデビュー。
2011年 東芝ブレイブルーパスに加入、ニュージーランド開催のワールドカップの代表に選出され、予選プール全4試合、フランカーとして出場し、活躍しました。
2012年 東海大学時代の同級生知美（さとみ）さんと結婚。
2013年 スーパーラグビーの強豪チーフススコッドに期限付き移籍すると発表したが、腕を骨折し、契約を解除された。
2013年11月に娘「真依ちゃん」が生まれる。
2014年 エディー・ジョーンズヘッドコーチから日本代表のキャプテンに指名される。
2015年 チーフススコッドに再加入し、スーパーラグビーにデビューし、新人賞ルーキーオブザイヤーをとる。ワールドカップの代表に選出され、劇的な番狂わせの南ア戦でジャパンのキャプテンを務め、2015W杯ベストフィフティ—ンの８番。
7月1日に、ニュージーランドスタイルのカフェ「Cafe＋64」（プラス シックスティフォー）を東京都府中市にオープン。
2016年 リーチマイケルはチーフスで活躍し、チーフスは準決勝まで勝ち進む。
2017年 チーフスで引き続き活躍。チーフスはまた準決勝まで勝ち進んだ。
彼は日本に戻り、日本代表チーム、ブレーブブロッサムズでルーマニアとアイルランドと戦い、素晴らしいプレーとリーダーシップを発揮した。
日本代表チームはツアーの最終戦ではフランスに23-23の同点とするなど善戦した。日本代表コーチ、ジェイミー・ジョセフはこの試合の後に「マイケルは2019年のラグビーワールドカップまでキャプテンになるだろう」と話した。
2018年 ス－パ－ラグビーの「サンウルブス」の一員として素晴らしい活躍を見せた。また、日本チ－ムのキャプテンとして、６月にイタリア、ジョ-ジア戦で勝利し、１１月には「オ－ルブラックス」に善戦、「イングランド」、「ロシア」とも素晴らしい試合を行った。
2019年8月 ラグビーワールドカップ2019の日本代表に選出されました。
リーチマイケルの帰化理由とエピソード
帰化した理由6つとは？
ラグビー日本代表選手になるための条件としては、他の国での代表出場歴がなく、
・日本で生まれた
・両親、祖父母の6人のうち誰かが日本で生まれた
・日本に継続して3年以上住んでいる
の3条件のいずれかを満たせば良い訳で、リーチマイケルも2013年に帰化する前は、この外国人枠で、2008年以降日本代表として出場していました。
では、なぜリーチマイケルは帰化申請したのでしょう。いくつかの理由が考えられます。
1．お世話になった日本に恩返しがしたい
2004年に来日してから、札幌の寿司屋の二階に下宿して、日本の高校に通い、ついに代表になるまで、長い間日本に住んで、たくさんのプレーヤーと兄弟のようなつきあいをしてきた。国籍を変えて、お世話になった日本に恩返しがしたい
例えば、トンガ出身のラグビー選手は「両国の架け橋になりたい」との思いも強く、「日本が育ててくれたから今の自分がある。日本に来たことに後悔は一切ない」と話しています。
2．外国人枠
外国人枠には、「他国代表枠」「特別枠」「アジア枠」などそれぞれで、例えば、1試合に出場できる人数などの制限があります。
日本国籍を取得した選手は、外国人出場枠の適用外となり出場の制限がなくなります。
3．ビザ更新の煩雑さ
ある額以上の報酬を得る仕事をしている場合はビザが必要となります。
在留期間の満了する日以前に、住居地を管轄する地方出入国在留管理官署に出向いて、手数料を添えて申請書を提出する必要があります。
処理に２週間～１か月かかります。
なお、技能(スポーツ)の場合、ビザの期間として、5年，3年，1年又は3月があるようです。
4. 競技引退後を見据えると、帰化していないと、帰国せざるを得なくなる。
ラグビーの場合、コーチ、指導者などとして継続してかかわって行くために必要。
5．母国への帰国の可能性が小さい
日本人の妻子がおり、将来とも日本で生活する可能性が高いため、ニュージーランドへの帰国の可能性が小さい。
6．ニュージーランドでのラグビー活動の可能性小さい
日本代表出場歴があるため、帰国しても、ニュージーランドで代表となれない、また、強豪ニュージーランドでのラグビー選手間の競争は日本の比ではない。
東京都府中市のコーヒーショップ「Cafe +64」のオーナーとなるなど日本で事業を行っている。
心情的には、1が1番の理由でしょうが、あえて実利的な面も挙げてみました。
エピソードの数々
・日本の文化、伝統、歴史を学んでいる。
宮崎合宿では、君が代に出てくる「さざれ石」をチームで見学した。
個人的にも、日本の長い歴史を勉強しており、今後、チームで俳句を勉強したり、相撲を見たいと計画している。
「日本の文化を知ることが、チームの見えない力になる。」と考えるため。
・札幌山の手高校の留学生のために基金を設立するなど、慈善活動にも力を注いでいる。
今の自分を作り上げてくれた日本への感謝の気持から、少しでも周りに恩返ししたいと思っているのだ。
・東海大学で同級生の妻知美さんと付き合い始めたころ、知美さんが気を遣って”全てひらがな”でメールをしたら、漢字込みでメールが返ってきたそうです。忙しい練習の合間に、しっかり漢字を勉強していたようです。
・2018年9月２３日午前２時２０分ごろ、泥酔して路上で寝込み、車の下敷きになっていた同僚の浅原選手をリーチマイケルら数人で車を持ち上げて救出した。浅原選手は軽傷。
以上のエピソードからもリーチマイケルの日本愛が感じられると思います。
リーチマイケルに関するネットの評価
出典：ヤフコメ
日本人以上に日本的なリーチマイケル選手の評判が非常にいいですね。
まとめ
リーチマイケルの出身校と帰化理由をまとめ、数々のエピソードから分かる日本愛に彼の思いを知りました。
開幕のロシア戦で、好スタートを切った日本代表がリーチマイケルキャプテンのもとどのような戦いを見せるか？8強の目標はクリアできるか？
これから目が離せません。
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