沢尻エリカ被告が500万円の保釈金で保釈されました。
保釈金とは何でしょう？
なぜ金額に多寡があるのでしょう。 誰が決定しているのでしょうか。
保釈金とは何か
沢尻エリカ被告 保釈金５００万円を納付 https://t.co/C2P2H9D5lL #日テレNEWS24 #ntv
— 日テレNEWS24 (@news24ntv) December 6, 2019
罪を犯した疑いを持たれ、逮捕された人は裁判が始まるまで拘置所に勾留されます。 逃亡や、証拠隠滅を防ぐための処置です。
しかし、容疑者に身元引受人が居て、逃亡や証拠隠滅のおそれが無いと裁判所が判断すると、保釈保証金（保釈金）を提出することを条件として、保釈（身柄を解放）することができます。
その名の通り、裁判所に納める保釈に対する保証金で、条件を守れば裁判終了後、全額返金されることになっています。
保釈金の提出を条件とするのは、万一逃亡したりしたら、そのお金を没収しますよ。 という抑止力なんですね。
だから、その金額は、もし没収されたら痛すぎる！！と、容疑者が思うだけの金額である必要があります。
容疑者が金持ちであれば、保釈金の金額は上がります。
また、問われた罪の重さも金額の多寡に影響します。
保釈金ランキング
今回沢尻エリカ被告に科せられた保釈金は500万円でした。
沢尻エリカは罪を認め、つぐなうことを公言しているので、逃亡のおそれは無いと判断されたわけです。 身元引受人もいたのでしょう。
では、500万円という金額は多いのでしょうか？
以下、日本の有名人（芸能人）の保釈金の金額を拾ってみました。
村上世彰（日本放送株インサイダー取引事件） 5億円
堀江貴文（ライブドア事件） 3億円
田中角栄（ロッキード事件） 2億円
小室哲哉（著作権譲渡詐欺事件）3000万円
清原和博（違法薬物所持・使用）500万円
酒井法子（違法薬物所持・使用）500万円
裁判で争う気満々の経済事犯になると、保釈金は億の単位に跳ね上がります。
今回の沢尻エリカのように、違法薬物関連で完全に罪を認めている初犯の場合、500万円が相場になっているようですね。
しかし違法薬物は保釈中の再犯がこの10年で3倍にも増えており、特に覚醒剤については10倍にも激増しているとのこと。
保釈中に薬物に手を出すのではないかと疑われ、保釈が認められないことも十分にあり得ます。
事実、覚醒剤の所持で7回目の逮捕をされた田代まさしの例が示すように、覚醒剤の再犯率は極めて高く、覚醒剤をはじめとする違法薬物がいかに恐ろしいかを示しています。
沢尻エリカの保釈金に関するネットの反応
キッパリ薬を絶ち、立ち直り頑張ってほしいな！
金蔵建てた蔵建てた
クラブで薬買つて来た
実刑くらわないしな。
逮捕する意味ないんじゃね?
もうやりたい奴にはやらせとけば
いいのにな。
保釈金の相場は150～300万円。
高額年収が多い芸能人の相場はほぼ500万円です。
参照：twitter
まとめ
日本の芸能人・有名人の保釈金ランキングをシェアしました。
沢尻エリカの保釈金500万円は、まったく相場通りで特別なものではありませんでした。
身から出たサビとはいえ、断ち切るのが極めて難しい薬物依存、沢尻エリカは完全に復帰できるのでしょうか？