陸上競技世界最高峰の大会、世界陸上選手権(世界陸上2019)が、27日から中東のドーハで始まります。
最大の注目は、我が国史上初めて、9秒台のスプリンター3人が揃って出場する男子100mです。
日本が誇るサニブラウン、桐生、小池3選手が世界の強豪相手にどこまで食い込めるか。日本陸上界にとって歴史的な「100m」は何日何時に行われるのでしょうか。競技日程などをまとめました。
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世界陸上2019の100m日程・時間
世界陸上は奇数年のこの時期開かれる世界最高峰の陸上競技大会。来年の東京五輪と並んで、世界のトップアスリートが目指す〝頂点〟といえます。
世界陸上2019で、まず必見なのはサニブラウン・桐生・小池3選手が出場する「男子100m」です。「日本人には雲の上」と思われた100m決勝の場に、この3人は果たして初進出できるのか。
見逃せない男子100mの競技日程はいつで、開始時間は何時なのでしょうか。ドーハと日本の時差は6時間。このため競技はおおむね日本時間深夜から翌朝にかけて行われることになります。
100mの競技開始予定(日本時間)は以下の通りです。
【男子100m予選】28日午前0時5分開始
【男子100m準決勝】29日午前0時45分開始
【男子100m決勝】29日午前4時15分開始
ちなみにサニブラウン選手らの出場が見込まれる「男子400mリレー決勝」は、10月6日午前4時15分スタートとなっています。
9月27日から始まる世界陸上ドーハ大会の日本代表メンバーが壮行会に出席。今年7月に9秒98をマークした小池祐貴。出産を経て6年ぶりに陸上に復帰し日本記録をマークした女子100mHの寺田明日香らが出席。女子100mH代表の木村文子と日本記録保持者の走高跳び・戸邊直人がキャプテンを務めます! pic.twitter.com/HwZ92xhlcV
— 27日(金)開幕 世界陸上ドーハ TBSテレビ陸上 (@athleteboo) 2019年9月17日
サニブラン・桐生・小池の記録と予想
「男子100mの予選や決勝は何時スタートか?」の日程チェックが欠かせない世界陸上2019。では日本代表のサニブラウン、桐生、小池3選手の記録などを振り返っておきましょう。
1、サニブラウン・ハキーム
福岡県生まれの20歳。100mでは日本歴代1位、200mでは歴代2位の記録保持者。今年6月、米国で行われたNCAA選手権100m決勝で日本新記録の9秒97を達成。身長190cmのフィジカルはまさに海外トップレベルです。
世界陸上2019では200mは回避し100mに専念。コーチ陣は「やるべきことをやれば9秒8くらいは出る」と予想します。課題のスタートをクリアして、3度目の世陸の大舞台で歴史を塗り替えられるか、注目されます。
2、桐生祥秀
滋賀県生まれの23歳。17年の日本学生陸上選手権100mで、日本人史上初の9秒98を記録、「日本人9秒スプリンター第一号」となりました。
欧州遠征で調整を続け「(100m)準決勝の想定ができた。しっかりそのイメージで走りたい」と意気込みも新た。400mリレーも出場予定で、二つのレースでの好結果が期待されます。
3、小池祐貴
北海道出身の24歳。ジャカルタアジア大会200mで、20秒23の自己ベストを記録し、日本勢12年ぶりとなる金メダルを獲得。今年7月のIAAFダイヤモンドリーグ100mで、日本勢3人目の9秒台「9秒98」を記録しました。
大会に向けた壮行会で「自分の走りができれば、決勝は難しいことではない」と自信を示すなど、上り調子だけに期待が高まります。
【#世界陸上 クイズ 】答
Q.サニブラウンが今年の日本選手権で優勝したレース中の最大スピードは時速約何km?
A.(4)正確には時速41.652km(秒速11.57m)世界陸上ドーハ9/27(金)#TBS 系列生中継https://t.co/vDyxIX4uMq
写真提供:フォート・キシモト pic.twitter.com/yEKa4q85Y0— 27日(金)開幕 世界陸上ドーハ TBSテレビ陸上 (@athleteboo) 2019年9月19日
世界陸上2019の100mに関するネットの反応
出典:twitter
まとめ
国際陸連がこのほど発表した世界陸上の暫定エントリーリストには、男子100mに、今季世界最高の9秒81を出したコールマン選手(米国)ら72人が名を連ねました。
この中で今季9秒台で走った選手は15人。サニブラウン選手の記録は11番目、小池選手は14番目に当たっています。自己ベストを出せれば、決して決勝の舞台は夢ではないでしょう。
次に期待の男子400mリレーでは、日本は英国に次ぐ2位のベストタイム。歴史的快挙をぜひ成し遂げてほしいものです。