根本厚労相は「ku too運動」に否定的な発言をしています。しかし、副大臣の高皆恵美子厚労副大臣は肯定的な発言をしています。意見が食い違う「ku too運動」とはどんな意味がある運動なのでしょうか?
ku too運動とは意味は?
ku too運動とはどんな意味なのでしょうか?
ku tooの始まりは、「ハイヒールやパンプスを履くことを、職場などで強制される現状を変えたい」こうした意見に賛同する署名がインターネット上で1万9000通近く集まったとして、活動を展開している女性たちが厚生労働省に署名を提出しました。
これが、セクハラ被害などの撲滅を訴える「#MeToo」に、「靴」と「苦痛」をかけあわせた
「#KuToo」というハッシュタグが生まれ、さらに広がりました。
多くの女性が職場や就活でヒールやパンプスを履かされているという現状があります。
この構造やマナーがおかしいのではないかということが、
今回の署名で可視化されたと思うのでそれを改善していきたいということです。
パンプス云々の話だけど、職業上しなければならない服装というのはあるにはあるんだけど、それは食品工場のキャップであったり、物流倉庫の安全靴の話であって、パンプスを職業上強制できるような合理的な理由っていまのところどう考えてもないんだよな
— 田村廃魚@7/7ムB20 (@tmrnit) June 5, 2019
パンプス強制の実態とは?
ku too運動を始めた石川優実さんが体験したパンプス強制の実態とはどんなものだったのでしょうか?石川さんは、東京都内など複数の葬儀場に派遣されましたが、派遣会社の規定では、ヒールの高さやストラップなしなど細かく指定され、パンプスをはくことを強制されました。
アルバイトの内容は、立ち仕事が続き、走り回ることもあってそうです。これが、長時間続きました。アルバイトを続けた結果、両足の小指やその付近がひどく痛むようになり、右足の小指からは血がでたということで、立ち仕事が長時間続いた結果、足に負荷がかかり、痛みや出血につながったそうです。
「ハイヒール・パンプス"職場で強制やめて"」。6月3日の #KuToo 署名提出が夕方のNHK「首都圏ネットワーク」で報道。中山香奈アナも「私も就活中に痛かった記憶がある。足が痛いと逆に仕事の効率も落ちる。強制でなく、自分がはきたいものを選べるようになるといい」とコメント。 pic.twitter.com/hOxnGrZbmZ
— 杉原こうじ(NAJAT・緑の党) (@kojiskojis) June 3, 2019
根本匠厚生労働相発言に関するネットの反応
まとめ
ku too運動とはどんな意味があるのか調べてみました。根本厚労相は、「社会通念に照らして業務上必要かつ相当な範囲」と抽象的な言葉で否定しました。パンプスという靴を履き続けるのは苦痛という意味があるku too運動ですが、苦痛どころか足が変形してくる場合さえあります。仕事によっては、足の酷使にもつながります。多くの女性が抱えている悩みでもあります。男性にも分かってほしいですね。