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井上拓真はなぜ判定が多いのか?兄弟タイトルマッチはあり得る? 

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井上尚弥選手のボクシングWBA・IBFバンタム級王座統一、井上拓真選手のWBC同級王座統一の「ダブル兄弟世界戦」がいよいよ来週に近づいてきました。

プロで無敗を続ける井上兄弟。二人揃っての勝利を期待したいですが、超絶KOの連続で世界を驚愕させる兄の〝モンスター〟尚弥選手に比べると、弟の拓真選手は戦績ではKOが少ない印象も。

井上拓真選手はなぜ判定勝利が多いのか拓真選手が王者になった場合、バンタム級王座を統一する「兄弟タイトルマッチ」はあり得るのかも探ってみました。

試合はフジテレビ系列地上波で7日19:57~生中継だよ!

井上拓真はなぜ判定が多いのか?

井上拓真選手は兄の3歳下の23歳。元アマボクサーだった父の影響もあり幼稚園からボクシングを始め、高校生のときプロ入り。

順調に勝利を重ね、昨年12月、ペッチ・CPフレッシュマート選手を判定で下しWBC暫定王者となりました。戦績は13戦13勝無敗です。

ただ勝利のうちKO勝ちはわずか3試合。軽量級とはいえかなり低いKO率です。この理由について、ネットの詳しいファンの見方(「Yahoo!知恵袋」より)では、

「フィニッシュに繋げるパンチ力と技量不足」「世界レベルで相手を圧倒できるほどの力はない」「ここまで努力できたタイプ。本人の実力以上に手強い相手と試合してきたのも一因」

といった声の一方で、こうした意見もあります。

「左ジャブの手数が極端に少なく活用できてない。伏線なしにいきなり強引に右ストレートを打ちに行くが読まれて防御されてしまっている

「兄は確かに豪腕だが、左の使い方、フェイント、コンビネーションなどそれをヒットさせるまでの仕掛けがしっかりしている。これがKOの秘密。ボクシングは対人競技なので、相手の意図を読んだり長所を殺すインサイドワークも大切

「パンチ力は天性のものだが頭を磨くことは無限。戦術力で王者となったボクサーは世界にもいる

何度もコーナーに詰められ苦戦したペッチ戦の教訓を生かして、次戦では「キャリア最強」ともいわれるウーバーリ選手からの井上拓真選手の見事な勝利を祈りたいところです。

では仮に兄弟が共に勝って王者になると、バンタム級の団体を統一する「兄弟タイトルマッチ」が行われる可能性はあるのでしょうか。

井上兄弟タイトルマッチというのはあり得るか?

戦績では判定勝ちが多いものの、無敗を続ける井上拓真選手。悲願の正規王者となった場合、将来「兄弟タイトルマッチ」でバンタム級No1を決める可能性はあるのでしょうか。

日本では、過去に世界的にも希有なボクシング史に残る「兄弟タイトルマッチ」が実施されたことがありました。1993年6月、空位の日本ストロー級王座を同じジム所属の江口九州男、勝昭選手兄弟で争った1戦です。この試合を弟の勝昭さんが振り返っています。

 試合開始早々、兄の強烈なボディーブローでボクがダウンした。マジで殴りやがったなと思ったら、無性に腹が立って2ラウンド、今度はボクが左フックで兄貴をダウンさせた。それからは猛烈な殴り合いになって。観戦する側としたら手に汗握る面白い試合のはずなのに、不思議なことに満員の客席はシ~ンと静まり返ってる。痛々しくて、みなさんいたたまれなかったんでしょう。
レフェリーも胸中複雑だったらしく、次にどっちかが倒れたら試合をストップするぞって。で6ラウンド、兄貴の左アッパーでボクがダウンしたところで、試合を止められました。次の瞬間、兄貴はひざまずいて泣き出した。あれはチャンピオンになった喜びより、兄弟対決を終えた安堵の涙だったと思います。

日刊ゲンダイDigitalより

「やらない方がいい。いろんな傷を残し過ぎます」と勝昭さんが語る通り、あまりの悲惨さに〝タブー視〟され、この後日本での兄弟対決は皆無になっています。

またボクシングでは、同じジム内の同門対決も「無気力・八百長」など公正さを欠く恐れもあることから避けるのが常識。本来、ジムは王者を育てるのが大きな目的の一つであり、興行収入などビジネス面でも同門の王者同士で「潰し合う」のは理にそぐわないといえます。

同門の上、父に師事する井上兄弟はなおのこと「兄弟タイトルマッチはあり得ない」のが現実といえそうです。

JBCルールには「兄弟禁止」の項目はないというけど、そもそも承認されない可能性もあるかも……

井上拓真に関する最新のネットの評価

井上拓真に待ち受ける試練とビクトリーロード!
ウーバーリの映像見たけど弱点が無さそうでかなり強い印象。サウスポーというのも少し厄介。でも拓真なら良い形で尚弥にバトンを繋いでくれると思う
最近になってずいぶん顔付きが凛々しくなった!纏ってる雰囲気が変わったよね。デビューしてからこの時をずっと待ってた!もう化けてるぞ彼は
拓真選手が勝つ、それもKOで。公開練習では今まで見られなかったスピーディーな動きにパンチ力がついているように見えました
確かに一発で終わらせるパンチはないが、彼はオーソドックスタイプにはお手本レベル。深い踏み込みからの右で退路を塞いでからの左ボディがポイント

出典:twitter

まとめ

ウーバーリ選手は五輪出場経験もある強敵。拓真選手はほぼ1年ぶりの試合というブランクも気がかりですが「空いた期間に対策がしっかりでき、サウスポーには慣れた」と自信ありげ。

尚弥選手からも細かいアドバイスをもらい、父の真吾トレーナーも「当初は厳しい相手だなと思っていたが、五分以上の状態にできた」と成長に太鼓判。当日は、2万人以上の大観衆の前でベルトを巻く「これ以上ない気持ちよさ」(拓真選手)を感じてほしいですね。

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