プロ野球(NPB)の今年のドラフト会議が終了しました。3年連続日本一を目指し、きょうから巨人との日本シリーズに臨む福岡ソフトバンクホークスは、佐藤直樹外野手(JR西日本)を1位指名しました。
現在の「プロ野球最強チーム」とあって、アマチュア選手の間でも人気が高いといわれるソフトバンク。そのドラ1新人の年俸は幾ら位だと予想されるのでしょうか。歴代新人の年俸も振り返ってみました。

佐藤直樹の年俸予想!どうなる?
佐藤直樹選手は98年兵庫県西宮市生まれ、右投げ右打ちの外野手。報徳学園高では甲子園出場はかなわず、卒業後地元のJR西日本に入社し、社会人野球で活躍中の生粋の〝関西人〟です。
工藤ソフトバンク監督が「走攻守三拍子そろっている選手は、そういない。右打者の即戦力と考えて取った」と1年目からの活躍を期待するマルチプレーヤー。強肩も光り、早くからプロスカウトの注目を集めていました。
では、仮に契約合意すれば、佐藤直樹選手の1年目の年俸はどのくらいになると予想されるのでしょうか。
佐藤選手は現在社会人3年目の21歳。プロ野球新人の年俸は、近年は各球団とも高卒、大卒など入団時の年齢によっておおむね決まっているようです。
ソフトバンクの最近の新人契約事例からすると、佐藤直樹選手の年俸は最大で「契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円」になる可能性が高いとみられます。

ソフトバンク1位佐藤は現役駅員 昨年日本S「警戒中」腕章はめ駅で遭遇の奇縁 #ドラフト会議 #sbhawks #npb #佐藤直樹 https://t.co/P8VarJtaZv
— スポーツナビ 野球編集部 (@sn_baseball_jp) October 18, 2019
ソフトバンクの歴代新人の年俸を振り返る
来季から即1軍での活躍が期待される、ホークスドラ1指名の佐藤直樹外野手。気になる予想年俸ですが、プロ野球の新人年俸や契約金は、過当競争による高騰を防ぐといった目的から、近年は12球団で標準額が申し合わせられています。
申し合わせでは、新人選手の契約金の最高標準額は「契約金1億円プラス出来高5千万円」。年俸についても高卒、大卒などの段階に応じて概ね各球団一定額に収まっているようです。
ソフトバンクホークスの場合も同じで、近年の主なドラ1指名選手の年俸を振り返ると以下の通りになっています(金額は推定)。
12年 東浜巨投手 年俸1500万円(契約金1億円+出来高5000万円)
15年 高橋純平投手 年俸1500万円(契約金1億円+出来高5000万円)
16年 田中正義投手 年俸1500万円(契約金1億円+出来高5000万円)
17年 吉住晴斗投手 年俸800万円(契約金8000万円)
このように大卒新人の年俸は概ね1500万円、高卒は800万円というのが一般的な模様。ちなみにドラフト2位指名だった柳田悠岐選手や高橋礼投手(どちらも大卒)は、新人時の年俸は1200万円でした。
ドラ1位佐藤直樹に関するネットの反応





出典:twitter
まとめ
ホークスの今季ドラフトは「右のスラッガー獲得」がテーマでした。王会長によると、事前にメディアにはわざと「佐々木朗希投手で行く」と匂わせ、実際には高校屈指の右打者・石川選手(東邦高)を指名。
「一本釣り」を狙ったものの他球団も思惑は同じだったようで、結局クジが外れ、二回目で佐藤選手の単独指名に成功しました。
選手層が厚いホークスとはいえ、内川、松田選手ら右打ち主力野手の高齢化が進む中、後に続く若手野手の育成は急務。ベテランを脅かす才能が、佐藤選手はじめ新人たちから早く登場することをファンは期待しています。