今年の東京マラソン2019の号砲がいよいよ3日午前、鳴らされます。来年に迫る東京五輪代表を争う招待選手にとっては、本番を意識した重要な大会です。
日本勢で最も優勝や記録が期待されるのが、現日本記録保持者の大迫傑選手。その強さの秘密とは?レースでいつも付けているネックレスも気になりますが、どこのブランドなのでしょうか。
大迫傑のネックレスの値段とブランド
東京マラソン2019は、今年9月に行われる東京五輪マラソン代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」とコースが大変似ています。
日本陸連は自国開催の東京五輪メダル獲得のため、本番のほぼ1年前に代表選考会を設定。コースも五輪本番に近いものにして、選手に経験や準備の余裕を持たせようという狙いです。
特に日本橋や浅草、銀座を回る東京マラソンはMGCや五輪本番と重なる部分も多く、実戦を控えた試金石にもなります。東京マラソンは平たんでタイムが出やすい高速コースといわれ、大迫傑選手には昨年10月に出した2時間5分50秒の日本記録更新にも期待がかかります。
そんな大迫傑選手、大事なレースでは必ず胸元にチェーンのスポーツネックレスが光っています。先端にリングが付いたような独特なデザイン。そのブランドはどこで、価格はいくらなのでしょうか。
残念ながら詳細はご自身も公表しておらず分かりませんが(判明次第追記します)、ネットのファンの間では、外見が似ていることから「ファイテンのチタンチェーンネックレス」(価格は1万~3万円程度)、や「クリオのマグナネックレスやステラネックレス」(2万~3万円程度)ではないかという声もあります。
また大変子煩悩で知られる大迫選手だけに、お子さんの健やかな成長を願う「ベビーリング」を取り付けたオリジナル製品ではないか、といった見方もあるようです。
大迫傑の強さの秘密は?
ネックレスが魅力的な大迫傑選手は、1991年東京生まれの27歳。中学時代に本格的に陸上を始め、長野県の佐久長聖高から早大に進学。箱根駅伝では区間賞をとるなど早大の18年ぶりの総合優勝に貢献。大迫選手らの活躍で早大は2011年に駅伝三冠を果たしました。
卒業後は、学生時代から訪れていた米国の陸上強化専門チーム「ナイキ・オレゴン・プロジェクト」に所属。実業団を離れ、プロランナーとして米国に拠点を移しました。
大迫選手は2017年4月、初マラソン挑戦となったボストンマラソンでいきなり2時間10分28秒の3位。6月には日本選手権の10000mで連覇。冬の福岡国際マラソンでは2時間7分で全体3位(日本人1位)となり、MGC出場権を獲得するなど、次々と実力を発揮します。
そして18年10月、シカゴマラソンで日本新記録を樹立、日本記録を出した選手への報奨金1億円を手にしました。この大迫傑選手の強さは、やはり米国での専門トレーニングに秘密がありそうです。
メディアによれば、オレゴンプロジェクトでは月間650〜800kmを走破。タイム設定もスピード重視で日本より速いといいます。同時にフィジカル(体幹)トレーニングも徹底。長距離選手には珍しい高強度低回数の質の高い筋トレを課し、大迫選手も体つきが変わり、以前よりダイナミックになったそうです。
ロードはほとんど走らず、水中ランニングを週に40km。スピードを付けることに徹底しているのが特徴だといいます。世界のトップ選手が練習相手というのもメリットで、大迫傑選手も「レベルが高く練習につくのが精一杯なこともあるが、自分のマックスを上げられるのは大きな利点」と指摘。こうした海外でのハイレベルな環境がメンタル面へもよい効果を与えているようです。
大迫傑に関するネットの評価
出典:twitter
まとめ
大会前の記者会見で目標タイムを聞かれた大迫選手はボードに「?」を6つ書き込み、記録より勝負という考えを強調しました。東京マラソンはメディアも多くファンの注目度も高いため「五輪と似たような雰囲気だと思うので、いい経験になる」ともいいます。
東京マラソン主催者は大迫選手を意識してペースメイクを行うと明言しており、「日本長距離のエース」の新たな好結果に期待が高まります。
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