陸上競技

サニブラウンのゼッケンが太ももに直貼りではがれない理由!

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ゼッケンを太ももに直貼りしているサニブラウンへはがれないか心配の声が出ています。
そんなことをする訳と、はがれない理由を見て行きます。
「はがれて失格にならないか心配」との声も!

サニブラウンがゼッケンを太ももに貼る理由

サニブラウンがゼッケンを太ももに貼る理由をまず見てみましょう。

実際ユニホームに貼ったゼッケンがはがれたレースの画像があります。

日本が銅メダル(その後ジャマイカのドーピング違反で銀メダルに繰り上げ)を獲得した奇跡の2008年北京オリンピックの4×100mリレーのことです。

”https://www.youtube.com/watch?v=QvIgs1ymnCg”

4‘44“-4‘50”あたりの予選のアンカーにバトンが渡る場面を見てください。日本は6位で、決勝進出は絶望と思われていました。その時に、先頭を切っていたアメリカを初め、4チームがバトン受け渡しに失敗し、日本は2位で決勝に進出、その後の夢のメダル獲得につながりました

ここで、1位アメリカのアンカー タイソンゲイに注目してください。
左側の腰ナンバーは、ひらひらはがれかけており、右側はすでになくなっています。
バトンを受ける前ですから、アップなど練習中にはがれてしまったのかもしれません。

朝原選手初め他の選手は問題なさそうに見えますが、写真判定が重要になる国際大会でもこんなことがあるのですね。

サニブラウンはこの場面を見たのかもしれません。また、実体験があったのかもしれません。

筆者は、まずゼッケン(ナンバーカード)を太ももに貼ると聞いて、日本陸連の規定に反しないかと心配になったのですが、サニブラウンが太ももに貼っているのは、「競技者は、競技中、胸と背にはっきり見えるように2枚のナンバーカード(ビブス)をつけなければならない」としている胸のゼッケンではなく、レーンの番号を記すゼッケンいわゆる腰ナンバーのことです。

規定では「写真判定装置を使用する競技会において、主催者は競技者のショーツまたは下半身の横に粘着性の腰ナンバー標識をつけさせる。」とあります。
これは、写真判定用のコースナンバーで、「下半身の横に」と書いてありますので、直貼りしても問題なさそうです。

このような大規模な大会では、写真判定用のカメラはトラックの両側に設置されており、それらに写るように腰ナンバーカード(ゼッケン)は腰の右側と左側につけることが決められてます。

競技の前の招集(点呼・コール)の際、腰ナンバーカードがきちんとついているか確認され、上着で隠れそうな位置の場合は、競技役員からつける位置を直すように言われることもあるそうです。

腰ナンバーカードは腰の真横より少し後ろにつけたほうがフィニッシュの時写真にきれいに写るそうです。
前寄りに貼ると腰ナンバーカードがしわになり見にくくなるようです。

まさかサニブラウンが間違えられることはないでしょう!

昨日の男子200m 予選3組で、サニブラウンが3組トップで決勝進出した画像で確認してみましょう。

胸ナンバーカードは前後とも1ですが、腰ナンバーカードは6となっており、コースナンバーと一致します。
他の選手も同様ですね。

腰ナンバーカードは裏面粘着シール式'(使い捨てタイプ)で、サニブラウンもゴール後、くしゃくしゃにしていましたね。

ネットに出品すれば売れるのに!笑

サニブラウンは太ももに直貼りする理由を「汗をかきすぎて、ユニホームに貼ると取れちゃうんですよ」と言っています。

ユニフォームの質によって、表面がツルツルしていたり、毛羽立ちなどしているとはがれやすいのかもしれません。

直貼りするほうが、汗ではがれてしまうような気もしますが、どうなんでしょう。
次に見て行きましょう。

肌に直貼り出来るの?はがれない理由

陸連の規定では「写真判定装置を使用する競技会において、主催者は競技者のショーツまたは下半身の横に粘着性の腰ナンバー標識をつけさせる。」とあり、直貼りが想定されているようです。

外国選手には、多数いるようですし、女子スプリンターの、ユニフォームでセパレートタイプのショーツが小さめのため、直貼りせざるを得ない場合もあるようです。

実際、今回の女子100m決勝で優勝した高校生御家瀬緑の場合は、腰ナンバーがショーツからはみ出して、肌に貼っているようです。
かえって走りにくそうですね。

以上の状況を考えますと、陸連も肌に貼ってもかぶれず、はがれない裏面粘着性のシールを性能を確認したうえで、提供していると思われ、はがれにくくなっていると思えます

Amazonには、以下の腰ナンバーが1枚 71円で出ていました。

「裏面粘着シール式'(使い捨てタイプ) 陸上用の腰ナンバーです。
寸法:18cm×12cm 再生PET素材使用
白地のゼッケンに任意の数字をプリントします。
(財)日本中学校体育連盟推薦商品」

2009年8月15日にベルリンで行われた第12回世界陸上競技選手権大会では、男子100メートル&200メートルでの、ウサイン・ボルト選手がダブル世界新を達成し話題となりました。

この時、男子100メートルで、ゴールまでに腰ナンバーがはがれ落ちた選手は8人中5人、男子200メートルでは8人中4人もいたそうです。

これでは、写真判定で、困るのではとの疑問に、日本陸連の担当者は、レーンを見れば場所でなんとか判別できるので、絶対なくてはならないものではないと述べています。

レーンで区切られていない中長距離ですと判別が難しくなりますが、そもそも、写真判定になることが少ないということです。

確かに先に見たような中距離のリレーの場合が写真判定に腰ナンバーが必要になるケースかもしれません。

いずれにしても、スタート時には、着けていることを厳しくチェックされますが、途中ではがれてもおとがめはないようですので、安心しました。

サニブラウンのゼッケンに関するネットの反応

身体に直に貼った方が汗でもっと剥がれやすい気がするんだけど。
空気が介在しない分、
反ってぴったりフィットするんだろうね・・・。
しかし、走行中の激しい運動の中、
なかなか剥がれないものなのね・・・。
太ももの方が汗をかくと思うんですが。理由になってないのでは?
特に珍しいことでもないと思うけど。
女子選手のユニフォームでセパレートタイプのショーツの横にランニングパンツは結構小さめだから太ももによく貼ってますよね。
ユニホームに貼ったら生地が伸びなくなって走りづらいとか
そういう理由かと思ったのに
海外の選手だとたまにいる。走ったら途中によく剥がれてるけど
どう見たってゼッケン太股に貼ったら走りにくそうだけどなぁ。
もしかして、あえて軽めのハンデを背負うことで自分を追い込んでたりして。
ゼッケンが太股に貼ってない時こそがサニブラウンの本気で真の走りの時なのかも知れない。
はがれて失格にならないか心配
と素人の意見
出典:ヤフコメ
ゼッケンを直接太ももに貼ってはがれない理由に納得のゆかない意見が多いようでした。

まとめ

サニブラウンのゼッケンが太ももに直貼りしてもはがれない理由を調べてみました。

陸連の規定で、肌への直貼りを想定していますので、その性能に見合ったゼッケン(腰ナンバー)を提供していると思えます。

ユニフォームが規定内であれば、様々な素材が使われていますので、ショーツに貼った方がはがれやすいこともあるようです。

また、スタート時には、必要ですが、途中でたとえはがれたとしても、写真判定に大きな支障はないようですので、問題になることはなさそうです。

サニブラウンのゼッケン(腰ナンバー)の太ももへの直貼りがはがれて失格になることはなさそうです。
腰ナンバーなど気にせず思い切り実力を出して、決勝で結果を出してください!

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