今年初めに夢だった世界ランキング1位に上り詰め、最新のWTA女子テニスランキングでも「女王」の地位を依然維持している大坂なおみ選手。
後半に入る今シーズンでの一層の飛躍が期待されますが、そんな大坂選手をここまで育てた一人が父、レオナルドさんです。父レオナルドさんとはどんな方で、過去何の仕事をしていたのか?どのように「世界一のプレーヤー・大坂なおみ」を育てたのでしょうか。
大坂なおみの父は過去何の仕事してた?
大坂なおみ選手の父・レオナルド・フランソワさんはどんな生い立ちで、過去どんな仕事をしていたのでしょうか。
ご自身のフェイスブックプロフィールなどによると、レオナルドさんは中米ハイチの出身。米国に移住し、1986年にシカゴの高校を卒業後、ニューヨーク市立大学シティカレッジに進学したとのことですので、恐らく現在の年齢は50代前半ではないかと思われます。
レオナルドさんは90年代後半に日本に移り住み、大阪市で英会話学校の講師の仕事をしていたそうです。その頃大坂選手の母・環さんと知り合い、結婚。大阪市で暮らしながら長女まり選手、次女なおみ選手をもうけます。
大坂なおみ選手は身長180cmと大柄ですが、父レオナルドさんは190cmとさらに背が高く、学生時代はアメフトやバスケットボールのの選手だったというスポーツマン。ただテニスの経験はないようです。
Played escape room with the family ❤️ pic.twitter.com/q3jc87lwWW
— NaomiOsaka大坂なおみ (@Naomi_Osaka_) February 4, 2018
大坂なおみの強さの秘密は父にあるか?
過去、大坂なおみ選手が大阪市で生まれた当時には、英会話学校講師の仕事をしていたという父・レオナルドさん。
姉のまり選手や妹なおみ選手が生まれたばかりの90年代末、ちょうど4大大会で活躍し始めたのがビーナス、セリーナのウィリアムズ姉妹でした。
「娘たちにどんなスポーツをやらせようか」と思案していた父は、ウィリアムズ姉妹を指導したのが父リチャードさんだと知り、膝を打ったようです。
自分がやっていたバスケなどより個人競技の方が女子には向いているとも考えたレオナルドさん。テニスは未経験なものの、リチャードさんも同じだったことを知るとビデオや雑誌でリチャードさんの指導法を勉強。自宅の部屋や近所の公営コートで娘達を練習させたそうです。
そして06年には本格的にテニスに打ち込むため、ウィリアムズ姉妹にならって練習環境に恵まれた米フロリダに移住。なおみ選手には、大人の球に慣れさせるためジュニアの大会には出場させない徹底ぶりだったそうです。
大坂なおみ選手は15歳でプロに転向しますが、日本のラケットメーカーなど以外にはスポンサーが付かず、つい数年前まで父子で遠征に出掛ける日々。賞金の低いツアー下部大会では赤字になることも多かったそうです。
当時父は「International Outreach Association」という非営利団体で仕事しながら、娘たちのテニスの腕前を自ら鍛える〝熱血パパ〟ぶり。大坂選手も「父や姉がいなかったら今の自分はない」と話すように、強さの秘密は少女時代の父の指導にもあったといえそうです。
https://twitter.com/Naomi_Osaka_/status/1103037664809250817
大坂なおみ最新のネットの反応
出典:twitter
まとめ
大坂選手は現在、テニス4大大会に次ぐ格付けのマドリード・オープンに出場中。大坂選手が苦手といわれるクレイコートでの戦いですが、まもなく始まる全仏OPの前哨戦にも位置づけられる重要な大会でもあります。
常にコートサイドで見守る「恩師」の父や新コーチらスタッフの支援を受けながら、マドリードでの優勝や、全仏での3回連続のグランドスラム制覇に向け突き進んでほしいものです。
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