今年も高校野球・夏の甲子園大会の地方予選が全国で始まりました。西東京大会で早速注目を浴びたのが、「和製ベーブルース」清宮幸太郎選手(日本ハム)の弟、早稲田実業高の清宮福太郎選手です。
清宮福太郎選手の実力は兄と比べてどうなのか?これまでの成績などもまとめました。
清宮福太郎の成績は?
まずは早実1年生・清宮福太郎選手のこれまでのプロフィールを振り返ってみましょう。
福太郎選手は2003年7月、東京生まれの16歳。兄幸太郎選手とは4歳違いです。早大ラグビー部出身でトップリーグ監督などとして活躍、現在は日本ラグビー協会副会長でもある「大物」清宮克幸氏を父に持ちます。
野球の歩みは兄の幸太郎選手と大変よく似ています。兄と同じく早実初等部1年時に野球を始め、5年生からは、これも兄と同じ「東京北砂リトル」でプレー。
中等部時代は、やはり兄と同じ「調布シニア」で活躍し、その後早実高に進み野球部へ入りました。内野や左翼を守るポジションも同じ。唯一違う点が、幸太郎選手が「右投げ左打ち」なのに対し、弟清宮福太郎選手は「右投げ右打ち」ということです。
これまでの弟の成績も立派なもの。世界リトルワールドシリーズに出場し、決勝ではアメリカに勝って見事世界一を達成しています。福太郎選手は大会の準々決勝のメキシコ戦では本塁打を、決勝のアメリカ戦でもヒットを打つなどし、世界一に大いに貢献しました。
では野球の実力は兄と比べてどうなのでしょうか。
清宮弟 早実・福太郎が兄と同じ背番で先発/西東京
#高校野球 #kokoyakyu #西東京大会 #早実 #清宮福太郎https://t.co/kQPwIZJ4qK— 日刊スポーツ (@nikkansports) July 16, 2019
清宮福太郎の実力は兄以上か?
今年春に早実に入学したばかりの清宮福太郎選手。いよいよ甲子園の地方予選、西東京大会で公式戦デビューを果たしました。
早実はシードのため、17日の3回戦・小平西戦から登場。福太郎選手は「6番左翼手」でスタメン出場し、決勝打を含む2安打2打点1盗塁の活躍を見せました。
そして18日の4回戦田無工戦でも「6番左翼」で2試合連続スタメン出場。この日は3打数無安打の成績に終わったものの、チームは7回コールド勝ちで5回戦に進みました。
上々の成績の福太郎選手だけに、ファンとしてはどうしても兄弟の実力を比較したくなります。
兄幸太郎選手はリトルリーグで通算132本も本塁打を放ち、高校では1年春からレギュラーとして主軸の3番を任され、3年間で練習・公式試合を合わせた通算111本という〝高校本塁打日本記録〟を打ち立てる圧巻の成績と実力。
弟福太郎選手は、兄ほどの「本塁打量産スラッガー」ではないようですが、野球センスは決して劣らないものがあるようです。野球指導者らにも「遠くに飛ばす力は兄と同じように持っている」「身体を柔軟に使う力は兄以上で、ケガもしにくい」といった実力への評価があるといいます。
ファンや関係者の間では、早くもプロでの「兄弟対決」を期待する声も出ているようです。
西東京大会で、早稲田実の清宮福太郎が先発で出場した。清宮幸太郎選手の弟。入学後初の公式戦で、先制の2点適時打を含む2安打を放った。「打つべきところでしっかり打てた」。試合前に兄から「暴れてこい」と連絡をもらい、「オーケー」と返したという。#高校野球 #早実 https://t.co/fWcYsBY5cr pic.twitter.com/zitY4MmA6n
— バーチャル高校野球 (@asahi_koshien) July 17, 2019
清宮福太郎に関するネットの評価
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190717-07170612-nksports-base
まとめ
高校初公式戦の前には、兄から「暴れてこい」とメッセージをもらい「オーケー」と返信したという福太郎選手。いよいよ甲子園の頂点を目指して、3年間の「高校野球ステージ」が始まります。
「勝負強い打者になりたい」と理想を話す福太郎選手ですが、その言葉通り緒戦はしっかり活躍できて上々のスタート。
折しも兄幸太郎選手は、プロで自己ワーストを更新する28打席連続無安打と「2年目の壁」に当たっている時期。弟の躍動が少しでも刺激となって、スランプ脱出につながるよう期待したいものです。