ラグビーワールドカップ2019日本大会もいよいよ1次リーグが大詰めに来ました。台風の影響が心配ですが、ベスト8をかけた各プール上位の〝決戦〟が注目されます。
さて「死の組」プールCを辛くも勝ち抜けたのが、欧州の名門で「ティア1(ラグビー強豪国)」に属し、6カ国対抗戦のメンバーでもあるフランス代表。
フランス代表といえば、観客席のサポーターからいつも同じ応援の掛け声が響きます。フランス語らしいのですが、一体何と言っているのでしょうか。フランス代表メンバー一覧とともにご紹介します。
フランス代表ラグビーWC2019メンバー一覧
最新のワールドラグビー世界ランキング7位、W杯では過去3度も準優勝経験のある欧州の強豪、フランス代表。今大会の代表メンバー一覧は以下の通りとなっています。
選手名 | ポジション | 年齢 | 身長/体重 |
---|---|---|---|
デンバ・バンバ | プロップ | 21 | 185/122 |
エメリック・セティアノ | プロップ | 23 | 183/113 |
ラバ・スリマニ | プロップ | 29 | 178/119 |
ジェフェルソン・ポワロ | プロップ | 26 | 182/115 |
シリル・バイユ | プロップ | 26 | 182/116 |
カミーユ・シャ | フッカー | 23 | 178/104 |
ギエム・ギラド | フッカー | 33 | 183/106 |
ペアト・モウヴァカ | フッカー | 22 | 184/113 |
ポール・ガブリヤーグ | ロック | 26 | 200/114 |
セバスチアン・ヴァアマイナ | ロック | 27 | 203/122 |
アルチュール・イチュリア | ロック/フライハーフ | 25 | 198/110 |
グレゴリー・アルドリットゥ | フライハーフ/No.8 | 22 | 190/113 |
ヤクバ・カマラ | フライハーフ/No.8 | 25 | 195/111 |
ヴァンセスラス・ロレ | フライハーフ/No.8 | 30 | 188/104 |
ベルナール・ルルー | フライハーフ/No.8 | 30 | 196/110 |
ルイ・ピカモール | フライハーフ/No.8 | 33 | 192/116 |
シャルル・オリヴォン | フライハーフ/No.8 | 26 | 199/114 |
アントワーヌ・デュポン | スクラムハーフ | 23 | 175/86 |
マクシム・マシュノー | スクラムハーフ | 30 | 174/83 |
バティスト・スラン | スクラムハーフ | 25 | 179/83 |
カミーユ・ロペス | スタンドオフ | 30 | 175/86 |
ロマン・ヌタマック | スタンドオフ/センタースリークォーターバック | 20 | 186/87 |
トマ・ラモス | スタンドオフ/フルバック | 24 | 178/87 |
ガエル・フィクー | センタースリークォーターバック/ウィングスリークォーターバック | 25 | 190/97 |
ウェスレイ・フォファナ | センタースリークォーターバック/ウィングスリークォーターバック | 31 | 178/92 |
ソフィアン・ギトゥーヌ | センタースリークォーターバック/ウィングスリークォーターバック | 30 | 186/969 |
ダミアン・プノー | センタースリークォーターバック/ウィングスリークォーターバック | 23 | 188/95 |
アリヴェレティ・ラカ | ウィングスリークォーターバック | 24 | 189/105 |
ヴィリミ・ヴァカタワ | センタースリークォーターバック | 27 | 185/103 |
ヨアン・ユジェ | ウィングスリークォーターバック/フルバック | 32 | 187/95 |
マクシム・メダール | ウィングスリークォーターバック/フルバック | 32 | 182/88 |
さてこのフランス代表の試合で、気になるのが観客席から決まって聞こえる応援掛け声です。一体何と言っていて、どういう意味なのでしょうか。
フランス代表の応援掛け声は何て言ってる?
一覧でメンバーをご紹介したラグビーフランス代表。どの試合も観客席は大勢のフランスサポーターで賑わっていますが、いつも聞こえるのが代表チームへの応援掛け声。何と言っているのでしょうか。
これはフランス語で、「Allez les bleus!」(アレ、レ・ブルー!)と繰り返されているようです。「レ・ブルー」とは「青」という意味でフランス代表のジャージーの色を示し、代表チームの愛称でもあります。
このため「アレ、レ・ブルー!」は日本語に訳せば「行け、フランス代表!」といった意味になります。「ニッポン、チャチャチャ」「USA!USA!」のように、代表チームを応援するお決まりフレーズのようです。
フランス代表の結果は?
ラグビーW杯の4組に分かれた各プールの中でも、力が拮抗した強豪揃いで「死の組」とも呼ばれるプールC。フランス代表は「応援掛け声」も力に、これまでの3試合を3連勝で勝ち点15を獲得、8強一番乗りだったイングランドに次いでベスト8進出を決めました。
3試合の結果は以下の通りです。
・フランス 23-21 アルゼンチン
・フランス 33-9 アメリカ
・フランス 23-21 トンガ
ただ無傷の3連勝とはいえ、内容はかなり厳しいものでもありました。アルゼンチン戦では相手FWの圧力を受けて一時はビハインドの展開に。最後に逆転DGで2点差で逃げ切りました。
アメリカ戦でも結果的には5トライで圧勝したものの、後半には3点差まで詰め寄られるなど苦戦。格下のトンガ戦でもメンバーにハンドリングミスが目立つなど、あわや「金星」を献上する寸前の辛勝でした。
準々決勝では、強豪のウェールズかオーストラリアが対戦相手。伝統ある「レ・ブルー」の真価が問われそうです。
ラグビーフランス代表に関するネットの反応
出典:twitter
まとめ
目の覚めるような深い青のジャージーが印象的なフランス代表チーム。「シャンパンラグビー」というニックネーム通り、流麗な展開ラグビーが持ち味ですが、今大会ではあまりその場面を見ることができていません。
台風19号接近の影響で、残念ながら、今週末にファン待望だったプール最終戦の名門対決「イングランドvsフランス」は中止に。フランスの次戦は準々決勝となります。
W杯では99年、07年両大会の決勝トーナメントであの〝最強オールブラックス〟NZ代表を破るなど、予測不能の爆発力があるのが「レ・ブルー」の強み。
フランスは次回2023年のW杯開催国でもあります。プライドを賭けた決勝Tでの活躍を期待し、是非日本で「英仏対決」やオールブラックスとの顔合わせを見たいものです。