陸上競技

サニブラウンの生い立ち・育て方に工夫はあったの?9秒台20歳の秘密とは

更新日:

陸上男子のサニブラウン・ハキーム選手が、米大学南東地区選手権の100m決勝で9秒99をマークして優勝しました。桐生祥秀選手に次いで日本人2人目の9秒台選手の登場です。

日本陸上界の大器と期待されるサニブラウン選手がついに〝ブレイク〟。来夏の東京五輪にもいいステップとなりそうです。今後も注目のサニブラウン選手の生い立ちなどをまとめました。

サニブラウン選手、サッカーやって「僕にチームプレーは向いてない」と思ったんだって!

サニブラウンの生い立ち

日本短距離界期待の若き星、サニブラウン選手の生い立ちを振り返ってみましょう。

サニブラウン選手は1999年生まれのまだ20歳。ガーナ人の父、日本人の母のもとで東京で育ちました。父は元サッカー選手、母は100mとハードルで全国高校総体にも出場経歴がある元陸上選手というアスリート一家でもあります。

サニブラウン選手は子供の頃は、父の影響からかサッカーに熱心でしたが、小学3年の時に母からの薦めで陸上を始めたそうです。

東京の城西中・高に進学。高校2年生で出場した世界ユース選手権の200mで、あのウサイン・ボルト選手が持っていた大会記録を更新し、100mとの2冠を達成して一気に頭角を現します。

そして同じ年に早くも世界選手権に初出場。2年後にも再び世界選手権代表に選ばれ、200m決勝に大会史上最年少で進出するなど、大器の片りんを見せます。

その年17年秋に、陸上が盛んな米国の強豪校フロリダ大に進み、現在は東京五輪を目指して「武者修行中」です。

サニブラウンの育て方に秘密はある?

アスリート一家で育ち、父母譲りの恵まれた体を持つ生い立ちのサニブラウン選手。高校で一気に才能を開花させた背景には、母・明子さんの並々ならぬサポートがあったようです。

自身も、元々高校時代に優れたスプリンターだった明子さん。息子に短距離を勧めたのも、彼の中に「何かの芽」を感じ取ってのことだったのでしょうか。

中学・高校で元五輪選手・山村貴彦氏の指導を受けた幸運もあり、着実に実力を伸ばしたサニブラウン選手ですが、生活や食事は明子さんが全面的にケア。偏食がちだった息子のために、栄養バランスを考えた食事を1日5食も作って食べさせ、中学の3年間で30cmも身長が伸びたそうです。

五輪選手を多数輩出するフロリダ大学への進学も、「国内以上の練習環境でやらせたい」という明子さんの強い希望もあって実現。山村氏も「あのお母さんなくして今のハキームはありません」と、その献身的育て方に感心しきりのようです。

サニブラウンのネットの評価

彼にとっては9秒8台への序奏にすぎないのであろう…
マラソン大迫も海外組。指導者が精神論で支配する古典的な手法は令和では通用しない
サニブラウン選手は10秒切りの年齢がボルトより若い!
桐生君とサニブラウン君が100m、俺が20mでのバトルならギリギリ勝てるかもしれない
大谷翔平とか大坂なおみとかサニブラウンをスーパージャパニーズと呼ぶことにした。半端ないを通り越してる

出典:twitter

まとめ

米フロリダ大で2シーズン目を迎え、3月に20歳になったばかりのサニブラウン選手。23日に開幕する全米学生選手権東地区予選から、昨季はケガで挑むことのできなかった全米学生王者への戦いが始まります。

サニブラウン選手も「大きな目標としては全米学生選手権で100m、200mの2冠ができれば」と抱負。米という陸上大国でタイトルをつかむことが、五輪で輝くための現実的な「第一歩」となりそうです。

米では仲間と一軒家の共同生活。「自炊もたまに。唐揚げは皆から評判が良かった」そうw

■関連記事

サニブラウンと桐生祥秀とボルトを比較してみた!将来性をシェア

-陸上競技

Copyright© スポッピ! , 2022 All Rights Reserved.