ボクシングというと、多くの方はWBAやWBCを想像するでしょう。
ここ最近では、このほかにIBFやWBO・WBSSなど聞きなれないボクシング協会が乱立しています。
当然、協会数が増えれば、それだけ世界チャンピオンが存在することになるのです。
WBA・WBCのバンタム級チャンピオンのウーバーリ選手と暫定ながらWBC暫定チャンピオンの井上拓真選手が、11月7日にWBCの頂上決戦をします。
この両者どちらが真のWBCバンタム級のチャンピオンになれるのでしょうか!?
対戦相手であるウーバーリ選手の戦績・実力をみていきましょう!
ウーバーリの戦績
まずはウーバーリ選手の戦績一覧表です。
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2014年3月20日 | 〇 | 4R | 判定3-0 | セルゲイ・タシモフ | エストニア | プロデビュー戦 |
2 | 2014年10月24日 | ◎ | 1R | TKO | ノレディー・ダホウ | フランス | |
3 | 2014年11月15日 | 〇 | 6R | 判定3-0 | ファイセル・メッサオウディー | フランス | |
4 | 2015年1月23日 | ◎ | 5R | TKO | ヌグザル・チャブチャヴァゼ | ジョージア | |
5 | 2015年5月2日 | 〇 | 6R | 判定3-0 | ハッサン・アザオウアグフ | フランス | フランスバンタム級王座決定戦 |
6 | 2015年6月13日 | ◎ | 1R | TKO | アルツール・モブセシアン | ジョージア | |
7 | 2015年10月30日 | ◎ | 1R | TKO | ミハーリ・テレクフィ | ハンガリー | |
8 | 2015年12月5日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | ガギ・エディシェラシヴィリ | ジョージア | |
9 | 2016年2月19日 | 〇 | 6R | 判定3-0 | レイナルド・カジナ | ニカラグア | |
10 | 2016年5月27日 | ◎ | 7R | TKO | イラン・ディアス | メキシコ | |
11 | 2016年12月17日 | ◎ | 12R 2:46 | TKO | フリオ・セサール・ミランダ | メキシコ | WBAインターコンチネンタルバンタム級王座決定戦 |
12 | 2017年6月2日 | ◎ | 10R 0:33 | TKO | アレハンドロ・エルナンデス | メキシコ | WBC世界バンタム級シルバー王座決定戦 |
13 | 2017年12月16日 | ◎ | 7R 1:15 | KO | マーク・アンソニー・ヘラルド | フィリピン | WBCシルバー防衛1 |
14 | 2018年4月7日 | ◎ | 2R | KO | ルイス・メレンデス | コロンビア | |
15 | 2019年1月19日 | 〇 | 12R | 判定3-0 | ルーシー・ウォーレン | アメリカ合衆国 | WBC世界バンタム級王座決定戦 |
16 | 2019年7月6日 | ◎ | 6R終了 | TKO | アーサー・ビラヌエバ | フィリピン | WBC防衛1 |
17 | 2019年11月7日 | – | – | – | 井上拓真 | 日本 | WBC世界バンタム級王座統一戦 試合前 |
ウーバーリ選手は、アマチュアボクシングからプロに上がってきており、日本の村田諒太選手と同じで、若干遠回りのように感じます。
ただし、プロに転向してから、16戦16勝12KOですから、かなりの戦績です。
ウーバーリの実力は?井上拓真戦の予想
ウーバーリ選手の実力は、先ほど紹介した通り、プロになってから圧倒的な勝ち方が多いのが、わかります。
それに、上半身の筋肉の付き方からもわかる通り、ハードパンチャーでありながら、アマチュア経験の豊富さも加わり、的確なパンチに、ポイントを取らせないような防御は天下一品ともいえます。
また、打たれ強さも確実にあることから、井上拓真選手がKOというのは予想しがたい事実でしょう。
ポイント勝負にもつれても勝てるかどうかではないでしょうか。
井上拓真選手は仕上がりが、順調のようですから、できればウーバーリ選手をKOしてもらいたいです。
ウーバーリ選手の首周りの筋肉を見る限り、頭を揺らすほどのパンチを井上拓真選手が連続で打てるかで、勝敗が決まるでしょうね。
お互い実力・戦績とも申し分ないだけに、拮抗した試合展開を期待したいところです。
ウーバーリvs井上拓真のネットの反応・予想
ボクシングほど、試合をやってみないとわからないスポーツはありませんから、下馬評が不利な井上拓真選手ですが、ここで、兄に認めてもらうには、勝つしかないでしょうね。
参考:https://bit.ly/2pidais
まとめ
ウーバーリ選手と井上拓真選手の実力や試合予想などを紹介してきました。
兄・尚弥選手とのダブルタイトルマッチ戦ですから、井上拓真選手はかなり、気合入っているのではないでしょうか。
ただ、ウーバーリ選手の実力やリーチ差が7cmもあることから、苦戦は必至の井上拓真選手でしょう。
ボクシングは、ワンパンチで流れがガラッと変わりますから当然、井上拓真選手にも勝機は確実にあります。
ウーバーリ選手の打たれ強さの上を行く、パンチを浴びせ続けられることを井上拓真選手に期待しましょう!