9月19日(木)に開催されるFIVBワールドカップで日本が対戦する世界ランキング2位のバレー女子中国代表メンバーを一覧し、エースを含めたその強さを日本と対比して見て行きましょう。
=目次=
バレー女子中国代表メンバー一覧
バレー女子中国代表メンバー一覧は以下です。
背番号 | 選手名 | ポジション | 年齢 | 身長/体重 |
---|---|---|---|---|
2 | TING ZHU | WS | 24歳 | 198/78 |
1 | XINYUE YUAN | MB | 22歳 | 201/78 |
3 | LINYU DIAO | S | 25歳 | 182/69 |
4 | HANYU YANG | MB | 19歳 | 192/72 |
5 | MINGYUAN HU | MB | 23歳 | 187/69 |
6 | XIANGYU GONG | OP | 22歳 | 186/72 |
7 | YUANYUAN WANG | MB | 22歳 | 195/75 |
8 | CHUNLEI ZENG | OP | 29歳 | 187/67 |
9 | CHANGNING ZHANG | WS | 23歳 | 193/80 |
10 | XIAOTONG LIU | WS | 29歳 | 188/80 |
11 | DI YAO | S | 27歳 | 182/65 |
12 | YINGYING LI | WS | 19歳 | 192/71 |
14 | YIXIN ZHENG | MB | 24歳 | 187/71 |
15 | LI LIN | L | 27歳 | 171/65 |
16 | XIA DING | S | 29歳 | 180/67 |
17 | NI YAN | MB | 32歳 | 192/74 |
18 | MENGJIE WANG | L | 23歳 | 172/65 |
19 | YANHAN LIU | WS | 26歳 | 188/75 |
20 | FANG DUAN | WS | 24歳 | 186/73 |
21 | FEIFAN NI | L | 18歳 | 175/67 |
22 | HAN WU | WS | 21歳 | 183/64 |
23 | QINGQING DU | OP | 23歳 | 189/72 |
24 | HAIPING SUN | S | 23歳 | 180/65 |
26 | YIZHU WANG | WS | 18歳 | 189/75 |
27 | YI GAO | MB | 21歳 | 193/66 |
いまやその実力はかっての「東洋の魔女」日本を大きく引き離し、2015年ワールドカップ優勝、2016年リオオリンピックでの金メダル、2017年グランチャンバレー2017優勝など常にセルビアとランキング1位、2位を争っています。
この数年の日本との対戦では、
2019年6月4日(火)·ネーションズリーグ女子
中国vs日本:3-0
2018年8月31日(金)
アジア競技大会女子バレーボール 準決勝
中国vs日本:3-0
2017年7月21日(金)·FIVBワールドグランプリ
中国vs日本:3-1
と圧倒されており、全く歯が立っていません。
バレー女子中国のエースは誰?
ではこの強力な中国女子バレーのエースは誰なのでしょうか?
朱婷TING ZHU(背番号2)
抜群の技術を持つのが、身長195cmで、24歳の朱婷TING ZHUです。
https://www.instagram.com/p/BTfG3bBDdPJ/
スパイク最高到達点327cm、ブロック最高到達点300cmを誇ります。
中国が金メダルを取った2016年リオオリンピック以降、常に活躍しています。
怪我やスランプも少なく、常に中心選手として攻撃の先頭にいます。
张常宁CHANGNING ZHANG(背番号9)
次に、眼をひくのは、リオオリンピックで、朱婷とともに優勝に寄与した张常宁CHANGNING ZHANG、23歳で、身長193cmです。
朱婷に次ぐ、スパイク最高到達点315cm、ブロック最高到達点303cmを誇ります。
リオ以降、注目を浴び過ぎたプレッシャーから長いスランプに陥っていましたが、休養と地道なトレーニングで、今回のワールドカップと東京オリンピックで自らのベストを発揮でそうなところまで回復してきています。
袁心玥XINYUE YUAN(背番号1)
WBのポジションで、チーム最高の身長201cmの袁心玥XINYUE YUANは、スパイク最高到達点317cm、ブロック最高到達点311cmと鉄壁のブロックを見せます。
中国チームの特長はどこにあるのでしょう。
日本と同じアジアチームでありながら、バレーで、有利とされる身長が高いことです。
中国選手の平均身長は187cmで、リブロやサーバーなど背の高さを必要としない選手を除くと平均190cmで、日本のそれぞれ、176.5cm、179cmと10cm以上の差があります。
この高さは高いことで有名なドミニカ選手のそれぞれ、184cm、189cmを上回ります。
日本に学んだスピードと技術のオリエンタルバレーに、身長というバレーでは大きな要素をきっちり付け加えて、世界のトップレベルに到達したのだといえます。
背が高く、運動能力も抜群の選手が豊富にいることで中国チームの時代がこれからも続きそうです。
中国チームに対する日本のネットの反応はまだ少ないので、中国人の反応を微博(中国版ツイッター)で見て行きましょう。
バレー女子中国代表に関するネットの反応
出典:微博
熱狂して中国チームを応援しているという様子はあまりありません。
ただ日本チームへの辛口コメントがあり、これに関連して、中国メディアで、2018年に「日本はなぜ弱くなった」との質問へのやり取りの記事がありましたので、紹介します。
日本の女子バレーボールチームはかつて東アジアの魔女として知られていましたが、それ以来レベルが上がっていません。
日本の女子バレーボールチームが衰退した理由と、中国の女子バレーボールチームが成長した理由を知りたいです。中田久美が監督に就任以来、日本チームは日本チームの特徴を失った。たぶん彼女は良いアスリートですが、私は個人的には良いコーチではないと思います。
もともと、日本の特徴は防御的で粘り強くボールを繋ぐ点でしたが、これらの利点がゲームの中で徐々に消えていきました。
日本の女子バレーボールチームの平均身長はもともと低かったが、今やバレーボール選手の身長が高まる傾向に向かっているとき、180cm以下の選手が主な攻撃をすることは意思決定の誤りと思えます(「知乎」微梦花季 2018-09-16 )
なかなか日本には耳の痛い意見ですが、真実をついている部分もあります。
まとめ
バレー女子中国代表メンバーの一覧とともに、エースを含めた中国の強さを見てきました。
かってのバレー王国日本は中国に完全にとって代わられています。
同様の状況だった卓球は、最近少しづつ、中国に追いつき、追い越せという機運が出てきています。
バレーは、まだまだそこにも至っていないようです。
今回もし、日本チームが東京オリンピックへのある程度の目途が立たなければ、将来を考えて根本的に体制を見直す必要があるのかもしれません。
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