国際バレーボール連盟(FIVB)主催・ワールドカップ2019がまもなく日本で始まります。
東京五輪の約1年前に男女同時に開かれる大規模な国際大会で、各国の「仕上がり具合」が注目されます。
14日から、男子に先行して始まる女子の戦いの中で、今回は長年の「日本のライバル」でもある韓国女子代表をクローズアップしてみました。
韓国女子メンバー一覧やエース選手の横顔などをご紹介しましょう。
バレー女子韓国代表メンバー一覧
バレーワールドカップは五輪、世界選手権と並ぶ世界3大大会のひとつで、4年に1度開催されます。昨年の世界選手権優勝国を含む、現時点の世界のトップチーム男女各12代表が、総当たり戦で順位を競います。
まずは女子の戦いが14日からスタート。日本は14日のドミニカ共和国戦を皮切りに、15日ロシア、16日韓国と連日試合が続きます。
序盤戦で注目を集めそうなのが、やはり〝宿敵〟韓国戦。W杯は日本と同じ13大会連続13回目の出場で、現世界ランクは9位(日本は6位)です。
今回のワールドカップに臨む韓国女子代表のメンバー一覧は以下の通りとなっています。
背番号 | 選手名 | ポジション | 年齢 | 身長/体重 |
---|---|---|---|---|
10 | YEON KOUNG KIM | WS | 31歳 | 192/73 |
1 | SOYOUNG LEE | WS | 24歳 | 176/68 |
2 | JUAH LEE | MB | 19歳 | 185/69 |
3 | HYE SEON YEUM | セッター | 29歳 | 177/65 |
4 | HEEJIN KIM | OS | 29歳 | 185/75 |
5 | HAE RAN KIM | リベロ | 35歳 | 168/60 |
6 | NAYEON LEE | セッター | 27歳 | 173/62 |
7 | HYEJIN HA | OS | 23歳 | 181/60 |
8 | EUNJIN PARK | MB | 19歳 | 187/74 |
9 | JIYOUNG OH | リベロ | 31歳 | 170/63 |
11 | SU JI KIM | MB | 32歳 | 187/68 |
12 | SOOJI HAN | MB | 30歳 | 182/72 |
13 | JEONGAH PARK | WS | 26歳 | 187/75 |
14 | HYO JIN YANG | MB | 29歳 | 190/72 |
15 | SOHWI KANG | WS | 22歳 | 180/65 |
16 | YEONGYEON KIM | リベロ | 25歳 | 163/54 |
17 | JAEYEONG LEE | WS | 22歳 | 178/65 |
18 | SEUNGJU PYO | WS | 27歳 | 182/76 |
19 | DAYEONG LEE | セッター | 22歳 | 180/63 |
20 | WONJEONG LEE | セッター | 19歳 | 176/68 |
21 | YERIM GO | WS | 25歳 | 177/61 |
22 | SONGYI HAN | WS | 35歳 | 186/65 |
23 | EUN-JI CHOI | WS | 27歳 | 183/72 |
24 | JUNG-WON MOON | WS | 27歳 | 174/61 |
25 | HOYOUNG JUNG | OS | 18歳 | 190/70 |
では韓国代表のエースを担う選手はだれなのか、チェックしましょう。
バレー女子韓国のエースは誰?
バレーのワールドカップ女子で序盤の注目試合となる「日本vs韓国」戦。バレーの強豪国の一つである韓国ですが、女子はまだ東京五輪の出場権を獲得できていません。
W杯を含めたこれからの戦いが非常に重要になる韓国女子代表。W杯のロースターには25人のメンバーが登録されています。その中でエース選手は誰なのでしょうか。
韓国女子代表の「押しも押されもせぬスーパーエース」はズバリ、キム・ヨンギョン(KIM Yeon-Koung)選手(31)です。W杯での背番号は「10」を付け、代表チーム主将も務めます。
キム選手は17歳で韓国代表に初選出。身長192cmという欧米選手並みの体格を生かしたパワーとスピード溢れるウイングスパイカーで、世界有数のストライカーでもあります。
韓国では「100年に1人の逸材」と呼ばれ、代表キャップ数は248とチーム断トツの多さです。
キム選手は09年から2シーズン、日本のVリーグ・JTでプレーし、韓国プロバレーボール史上初となる国外移籍選手に。JTでは名セッター・竹下佳江選手とのコンビで大車輪の活躍を見せ、得点王やMVPなどにも輝いています。
・キム・ヨンギョン選手インスタグラム
https://www.instagram.com/p/B130sY6BAf5/
・キム・ヨンギョン選手公式ツイッター
@kimyk10
女子日本代表としては、まずはエースで韓国最大の得点源、キム・ヨンギョン選手を自由にさせないことが重要となりそうです。
ただヨンギョン選手にマークが集中しすぎ、両サイドからの攻撃がフリーになっても危険。レフトのWSイ・ジェヨン(LEE Jaeyeong)選手(背番号17)、ライトのOPキム・ヒジン(KIM Heejin)選手(背番号4)らも、要注意メンバーといえるでしょう。
In just 2 matches, 2012 Olympics MVP Kim Yeon Koung already scored a total of 52 pts. Against Canada, she scored 37 - the most pts scored in all 6 pools of the Olympic Qualification Tourney.
Watch #FIVBOQT Matches: 📺: https://t.co/kRDpgvH12m#Tokyo2020 #RoadToTokyo #Volleyball pic.twitter.com/VNuZbhjicd
— Volleyball World (@FIVBVolleyball) 2019年8月4日
バレー女子韓国代表に関するネットの反応
出典:twitter
まとめ
東京五輪のほぼ1年前の大きな国際大会・バレーW杯。来夏の五輪の結果にも直結する重要な大会でもあります。
というのも、リオ五輪前年に開催された前回のW杯では、女子上位3チーム(中国・セルビア・アメリカ)が五輪でも同順位で金・銀・銅のメダル獲得しています。
男子も、W杯で優勝したアメリカ、2位イタリアがやはりリオ五輪でメダルを獲得しました。
母国開催五輪でメダルを手にするためにも、日本は男女代表とも、W杯でもしっかり相手を研究し攻略しておきたいところです。