「平成最後」の高校野球甲子園大会となる第91回選抜高校野球大会(センバツ2019)が23日、甲子園球場で開幕します。
順延がなければ4月3日までの12日間、全国32の代表校が、やはり平成最後の甲子園王座を目指して戦いを繰り広げます。
そのセンバツ2019の優勝候補と上位校予想を「メタ分析」風にランキング化してご紹介します。
センバツ2019の優勝候補一覧
センバツ2019の23日の開幕を前に、このほど大阪市で組み合わせ抽選会が行われました。1回戦は星稜(石川)vs履正社(大阪)、札幌大谷(北海道)vs米子東(鳥取)、智弁和歌山(和歌山)vs熊本西(熊本)など、注目の好カードが目白押しとなりました。開幕戦は呉(広島)vs市和歌山(和歌山)です。
センバツ2019の32校の中で、優勝候補と目される高校を予想してみましょう。今大会では、前回まで2年連続で優勝した「絶対王者」大阪桐蔭がまさかの選考漏れで不在。こうなると、最高球速150km超で大会No1といわれる奥川投手を擁する星稜(石川)が優勝候補筆頭に挙がりそうです。
星稜の奥川投手は球威とともに多彩な変化球も制球力も抜群。投打ともに大きな穴がないチームです。ただ問題は初戦相手がいきなり強豪の履正社なこと。履正社は昨秋に11本塁打した長打力が持ち味。小深田、井上選手らの中軸が奥川投手をどう攻略できるかが鍵となりそうです。
春夏通じて初出場の札幌大谷も、昨秋の明治神宮大会王者だけに優勝候補でしょう。本格派の西原、横手投げの太田両投手の二枚看板が特徴。打線もつながりがよく、打率4割超で19打点を挙げた石鳥選手のバットにも期待がかかります。
古豪の広陵(広島)も優勝をうかがう存在。河野、石原投手ら球速140kmを超える投手力が持ち味です。ただ広陵も2回戦で強豪の東邦(愛知)と当たる可能性があり、正念場となりそうです。
東邦は30年前の「平成最初」の甲子園大会王者。チーム打率.386は出場校中トップで、7本塁打、27打点の二刀流エース石川投手が引っ張ります。
このほか150km豪腕及川投手を擁する横浜(神奈川)や、プロ野球阪神などでプレーした中谷監督が甲子園で初めて指揮を執る前回大会準優勝の智弁和歌山なども、優勝候補として注目されます。
\ #センバツ組み合わせが決定‼️ /
✔️初日に星稜と履正社が激突
✔️開幕戦は呉vs市和歌山
✔️選手宣誓は広陵の秋山主将詳しくはこちら↓https://t.co/RxYBy0pgEp pic.twitter.com/FarYKv7Qcj
— センバツLIVE! 毎日新聞×MBS (@SenbatsuLIVE) March 15, 2019
センバツ2019の優勝予想をメタランキング
1回戦から屈指の好カードが続出している、見逃せないセンバツ甲子園2019。開幕を控え、スポーツメディアや熱心なファンサイトで予想されている優勝候補校を、1位6ポイント、2位5ポイント……と順位ごとにポイント化し、「メタ分析」風なランキングにしてみました。結果は以下の通りです。
1位 36ポイント 星稜
2位 25ポイント 札幌大谷
3位 13ポイント 智弁和歌山
4位 9ポイント 広陵
4位 9ポイント 履正社
6位 5ポイント 東邦
6位 5ポイント 横浜
ほぼ全ての予想が優勝候補に星稜を挙げています。戦力が他校に比べ圧倒的に整っていることが要因ですが、初戦がライバルの優勝候補でもあるランク4位履正社。意外と1回戦が「ヤマ場」になるのかもしれません。
選抜初出場の札幌大谷、初実戦は「動けなかった」 https://t.co/1M3FlZH9sg
— バーチャル高校野球 (@asahi_koshien) March 12, 2019
石川)課題克服に励む星稜打撃陣 昨秋糧に打ち勝つ力を https://t.co/5nJJ74DPEc
— バーチャル高校野球 (@asahi_koshien) March 14, 2019
センバツ2019の優勝予想に関するネットの反応
出典:twitter
まとめ
センバツ甲子園は出場校が「少数精鋭」なのが特徴。21世紀枠など〝伏兵〟の高校が活躍するかも見どころです。
例えば、試合で監督が一切サインを出さない「ノーサイン野球」の富岡西(徳島)は「甲子園でも変わりません」と選手自身が作戦立案。初戦の東邦にどこまで通じるでしょうか。
ベンチ入りわずか16人の県内屈指の進学校・米子東、熊本地震ボランティアが評価された熊本西など、話題校も注目を集めそうです。
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