サニブラウンを押さえて陸上全米大学選手権男子100メートルで優勝したディバインオドゥドゥルとはどんな逸材なのでしょう?
wiki風に記録や凄さを詳細に紹介しましょう。
ディバインオドゥドゥルのwiki風に紹介!記録とその凄さ
ディバインオドゥドゥルの記録や生い立ちをwiki風に紹介します。
ハキムサニブラウンの日本新記録9.97秒(3位)を抑えて優勝したディバインオドゥドゥル選手。記録は今季世界最高タイの9.86秒でした。
ディバインオドゥドゥルは、1996年10月7日生まれ、ナイジェリアのアグヘリ出身の22歳の選手です。
ナイジェリア南部の田舎の村で10兄弟の末っ子として、とんでもない貧困の中で育ちました。
毎日農作物を栽培するために小さな畑で父親(故人)の手伝いをしなければならなかったそうです。
「生活は本当に大変でした。皆、生きてゆくのが苦労でした。私たちは学校へ徒歩で往復し、何日か食べなかったこともありました。飢えていました。農場に帰ったときだけ、ガリ(小麦粉)のようなものが食べられたのです。」と語っています。
彼はよりよい人生を送ろうと決心して、ある若い日、貧困の罠から抜け出すことを誓いました。「私は自分自身のための舞台を作りたいと思っていたので、他の人と同じようには終わらないことを決心しました」とオドゥドゥルは付け加えています。
16歳から本格的に陸上を始めると、5回のアフリカジュニアチャンピオンになるなど才能が開花しました。
故郷を離れてテキサス工科大に進み、これまで、着実に実績を残してきました。
個人ベスト記録を次に示します。
100mでは今シーズンの世界最速タイ
200mでも今シーズンの世界3位となっています。
驚きは、いずれのベスト記録も今年2月以降ということです。
ディバインオドゥドゥルはサニブラウン以上の逸材?
この7年間のふたりのシーズンベスト記録を比較してみます(ピンク:上回った記録)。
2013,2014年は、オドゥドゥルが100m、200mともサニブラウンを上回っていましたが、2015~2017年には、逆にサニブラウンの方がオドゥドゥルをほぼ上回っています。
但し、2018年サニブラウンは前年より記録を落としましたが、オドゥドゥルは着実に自己ベスト記録を更新しています。
そして今年に入り、サニブラウンが調子を取り戻し、ベストを更新しましたが、それ以上にオドゥドゥルがレベルを上げたという状況です。
オドゥドゥルは毎年確実に進歩しており、現時点では、今後も優位な位置にいるのではと思われます。
但し、2歳年上という点が今後どのように影響してくるかが注目されます。
また、オドゥドゥルの切なる思い「僕の大きな願いは母や家族を貧困から救い出すこと」は彼に大きな推進力を与えているものと思われます。
ディバインオドゥドゥルへのネットの反応
出典:ヤフコメ
サニブラウンを超える凄さに驚きを隠せないようです。
まとめ
ディバインオドゥドゥルの記録やその育ちを紹介し、サニブラウンと比較しました。
今は、一歩、オドゥドゥルが先行していますが、今後、若い二人が切磋琢磨して、記録をどこまで、伸ばしてゆくか?非常に興味深いところです。
■関連記事