ボクシングWBCスーパーバンタム級暫定王者・亀田和毅選手と、同級正規王者レイ・バルガス選手(メキシコ)の王座統一戦が、現地時間の13日、米カーソンで行われます。
WBOバンタム級王者を3度防衛し、いよいよ1階級上で王座統一に臨む亀田和毅選手。世界戦の実績は十分なはずですが、なぜかファンの間ではいまだに「本当に強いのか」といった声が聞かれます。
亀田和毅選手はどれくらい強いのか。階級が近い「怪物」井上尚弥選手と対戦を熱望する和毅選手の発言の意図なども探りました。
亀田和毅はどれくらい強いのか?
ボクシング界で有名な「亀田三兄弟」の三男で現在27歳の亀田和毅選手は、中学時代からメキシコで武者修行し、プロ戦績は38戦36勝(20KO)2敗と実績十分。
13年にWBOバンタム級王者となって3度防衛した後王座を返上。WBA王者マクドネル選手に2度挑戦しますが、2度とも判定負けを喫します。
その後階級をスーパーバンタムに上げ、昨年メディナ選手とのWBC同級暫定王座決定戦に判定勝ちし「2階級制覇」。今回バルガス選手との王座統一に挑みます。
では和毅選手は〝本当はどのくらい強いのか〟。詳しいファンの間では「3兄弟では最強」「結構強いよ」といった評価が多いようです。
持ち味はハンドスピードやフットワークの速さに加え、距離と角度の調整のうまさ。素早い左リードで間合いをとり、踏み込みのタイミングを探ります。
ボディを中心にした左パンチも多彩で、サイドに回り込みながらヒット。このため試合序盤では、しばしばパンチがしっかり当たり相手がひるむ場面も見られます。
難点は右パンチの破壊力がやや不足していることと、スタミナ不足。相手がスピードに慣れる中盤以降は試合が膠着し、逆にパンチを浴びるシーンも増えるようです。
15年にリーチが長く高身長のマクドネル選手に挑んだ際も、序盤は押し込みながら中盤以降距離を見切られ、終盤には息切れし、王者の一発にダウンする場面も見られました。
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「井上尚弥に勝てる自信」発言の意図は?
次戦の王座統一戦で「本当に強いのか」が試される亀田和毅選手。これまで、メディアのインタビューなどでは、現在1階級下の井上尚弥選手との対戦を希望する発言をしています。
その意図は、和毅選手いわく「井上選手が日本最強ボクサーだから」。かねて「強い選手と戦って歴史に名を残したい」が口癖の和毅選手だけに「(井上選手も俺も)強い選手とやりたいことは一致している。だから階級が合えば実現できると思う」と話します。
そして、井上選手が非常に強いことは認めた上で「でも戦うことになれば全然自信があるし、問題ないと思います」と言い切りました。
所属する協栄ジムの金平会長も「井上君が今度どうするのかや、その時の和毅の立場など、条件やタイミングもある」と慎重な口ぶりながら、以前次のように語っています。
「(和毅は)“井上にはかなわない”と思っている人が多いと思うけど、正直、やってみないと分からない」
「井上君が強いのは分かっているが、相手が変われば分からない。仮に決まれば対策もするし、それなりのトレーニングもする」:スポニチアネックスより
果たして近い将来、井上尚弥vs亀田和毅戦は実現するのでしょうか…。
WBC世界Sバンタム級暫定王者・亀田和毅が正規王者バルガスと統一戦で12年前の雪辱を果たせるか?#亀田和毅 #レイ・バルガスhttps://t.co/Xt15odqcbw
— スポーティングニュース・ジャパン (@sportingnewsjp) June 28, 2019
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亀田和毅のネットの評価まとめ
出典:twitter
まとめ
和毅選手が将来の対戦を熱望する井上尚弥選手も、このほど今後の展望をメディアに少し語っています。
既に五種類のベルトを手にし「ドネアやテテに勝てばさらに2つ増える」と、暗に階級王座統一への熱意を見せる一方で、4、5階級制覇については「タイミングですね。日本人初などの記録を目指しているわけではない。自分の実力が発揮できる階級でやり続けて、一個上が適正だと思ったら上がる」と、状況に応じて判断する考えを示しました。
今、世界的実力者がひしめき、かつてないほど隆盛を誇る日本の軽量級。WBSS終了後、尚弥選手を中心にどんな風景が広がっているのか、楽しみです。