ボクシングWBO世界フライ級王者・田中恒成選手が24日、名古屋市で同級1位のジョナサン・ゴンサレス選手と2度目の防衛戦を行います。
実は田中恒成選手、2歳上の兄・亮明選手もアマチュアボクサーとして活躍中です。東京五輪出場が目標というバリバリの現役ボクサー、兄・亮明選手の戦績や強さは?その経歴などを調べてみました。
田中恒成の兄の戦績や強さ
3階級制覇を成し遂げながら、まだ24歳という若さの田中恒成選手。その兄も現役のアマボクサーで、東京五輪代表を目指すほどの実力者というのは、意外と知られていないかもしれません。
恒成選手の兄・亮明選手は93年、恒成選手と同じ岐阜県多治見市生まれの25歳。5歳の時から空手を習い始め、12歳からはボクシングの道へ。
中京高校(現在は中京学院大中京高校)に進み、3年生の時にはボクシング部主将を務め、国体にも出場しフライ級で優勝するなどの強さを発揮します。
高卒後は駒沢大に進み、同大では1年生から3年生まで国体で優勝を飾り、高校時代から国体4連覇という偉業を達成。15、16年とボクシング全日本選手権フライ級2連覇も成し遂げるなど、アマとして素晴らしい戦績を挙げています。
現在は母校である中京学院大中京高校で、社会科の先生として教鞭をとるかたわら、同校ボクシング部監督も務め、自身もいまだ現役ボクサーとして活躍する日々です。
↓大学時代の田中亮明選手
記者の皆さんも汗だくでした…
バチバチにやり合いました。
8月24日‼︎‼︎#田中亮明#田中恒成 #ジョナサンゴンザレス
インタビューからスパーまで↓動画https://t.co/XQimTIOPkJ pic.twitter.com/1Xvupc56le
— 田中恒成/KOsei Tanaka (@KOsei530) 2019年8月5日
田中亮明は東京五輪出場?
アマボクサーとして日本を代表するほどの戦績と強さの実力者、田中亮明選手。プロの世界で世界3階級を制覇し、将来は4階級、5階級目も視野にあるという弟・田中恒成選手とともに、東京五輪で金メダルを取って「兄弟世界王者」になることを目標に掲げています。
亮明選手は前回のリオデジャネイロ五輪には出場できませんでしたが、来年の東京五輪に出場してリベンジすべくトレーニング中。
既に、東京五輪の代表選考につながる全日本選手権(11月・鹿児島)の東海ブロック予選にフライ級でエントリーしています。全日本選手権で優勝すれば、晴れて東京五輪代表の座を獲得することができます。
日本ボクシング連盟の最新ランキングでもフライ級1位に位置する亮明選手。「まずは日本で1番強いことを証明してから五輪へ」と、自国開催五輪代表へ自信を見せているようです。
アリガトゴザマシタ。#スパーリング pic.twitter.com/G2mS2j1pwa
— 田中恒成/KOsei Tanaka (@KOsei530) August 13, 2019
田中亮明のネットの評価
出典:twitter
まとめ
防衛戦を前に、このほど報道陣とネット公開で兄弟スパーリングを行った田中亮明・恒成両選手。
2Rのスパーリングでしたが、弟が鋭い踏み込みから右ストレートで兄の顎を跳ね上げると、兄の左ストレートも弟のこめかみにヒットする場面があるなど、両者の良い部分がクローズアップされて終了しました。
恒成選手は兄について「1番練習になる相手。アドバイスももらっているので生かせると思う」と頼もしい様子。兄・亮明選手も「弟は本当に強くなっていると思う。次の防衛戦も勝てる」とスパーリングの内容に手応えを感じたようでした。