4年に1度の野球の国別対抗戦「プレミア12」が11月初旬から開幕します。東京五輪をにらみ、我らが「侍ジャパン」はじめ、野球強豪国のプライドをかけた戦いが楽しみですね。
さてこのプレミア12で、東京五輪出場権獲得がかかる強豪国の一つが台湾です。日本のライバルでもある台湾代表メンバー一覧(背番号付き)と、その注目選手をご紹介しましょう。
プレミア12台湾代表メンバー一覧
世界の〝野球強国〟12カ国・地域が戦うことで「プレミア12」と名付けられたこの大会。今回がまだ2回目の新しい試みですが、第1回大会で悔しい3位に終わった日本は、東京五輪開催国の意地をかけて優勝を目指します。
まずヤマとなるのが1次リーグ突破。日本が属するグループBには長年のライバル・台湾がいます。11月7日にアウェイの台湾で日本が戦う台湾代表メンバー一覧(背番号付き)は、以下の通りです。
背番号 | 選手名 | ポジション | 打/投 | 身長 | 体重 | 生年月日 (日/月/年) |
---|---|---|---|---|---|---|
6 | WANG Wei-Chen | IF | r/r | 185 | 77 | 03/07/1991 |
9 | WANG Po-Jung | OF | l/r | 181 | 87 | 09/09/1993 |
10 | LIN Kai-Wei | P | r/r | 180 | 75 | 19/03/1996 |
11 | LIN Hung-Yu | C | r/r | 181 | 110 | 21/03/1986 |
13 | CHEN Hung-Wen | P | r/r | 180 | 91 | 03/02/1986 |
14 | WANG Sheng-Wei | IF | r/r | 180 | 83 | 01/04/1984 |
15 | HU Chin-Lung | OF | r/r | 180 | 92 | 02/02/1984 |
17 | CHEN Kuan-Yu | P | l/l | 180 | 80 | 29/10/1990 |
18 | WU Sheng-Feng | P | r/r | 184 | 82 | 28/07/1987 |
19 | CHANG Yi | P | r/r | 182 | 87 | 26/02/1994 |
21 | KUO Yen-Wen | IF | l/r | 179 | 85 | 25/10/1988 |
22 | WANG Yao-Lin | P | r/r | 184 | 94 | 05/02/1991 |
24 | LIN Che-Hsuan | OF | r/r | 180 | 90 | 21/09/1988 |
29 | CHEN Chun-Hsiu | IF | r/r | 183 | 103 | 01/11/1988 |
30 | SU Chih-Chieh | OF | l/r | 180 | 88 | 28/07/1994 |
31 | LIN Yu-Le | C | r/r | 176 | 90 | 23/06/1992 |
32 | CHEN Yu-Hsun | P | r/r | 181 | 86 | 20/05/1989 |
34 | LEE Chen-Chang | P | r/r | 180 | 88 | 21/10/1986 |
39 | CHAN Tzu-Hsien | OF | r/r | 182 | 97 | 24/02/1994 |
41 | LIAO Yi-Chung | P | r/r | 186 | 110 | 02/11/1995 |
43 | SUNG Chia-Hao | P | r/r | 186 | 105 | 06/09/1992 |
58 | HU Chih-Wei | P | r/r | 185 | 104 | 04/11/1993 |
65 | KAO Yu-Chieh | C | r/r | 184 | 90 | 17/07/1997 |
69 | HUANG Tzu-Peng | P | r/r | 183 | 80 | 19/03/1994 |
71 | CHIANG Shao-Ching | P | r/r | 185 | 90 | 10/11/1993 |
83 | LIN Li | IF | r/r | 181 | 82 | 01/01/1996 |
85 | CHU Yu-Hsien | IF | r/r | 188 | 100 | 26/11/1991 |
98 | YUEH Tung-Hua | IF | r/r | 180 | 83 | 19/10/1995 |
台湾野球代表の注目選手は?
メンバーの一覧を背番号付きでご紹介したプレミア12の台湾代表。最も注目されるのは、侍ジャパンメンバーも日頃チームメイトや対戦相手としてよく知る、NPBで活躍中の以下の4選手でしょう。
王柏融
王柏融(ワン・ボーロン)選手は、「大王」の愛称で日本でも有名な台湾随一のスラッガー。台湾プロ野球で2度も打率4割を記録した若きスターです。
今季から自身も憧れだったというNPBの日本ハムに移籍。ただ1年目の今季は故障に苦しみ、出場88試合、打率.255、3本塁打、35打点と不本意な成績にとどまりました。プレミアでもケガの回復具合が懸念されます。
陳冠宇
陳冠宇(チェン・グァンユウ)投手は、ロッテの中継ぎとして活躍する左腕。DeNA→ロッテと移籍しNPB6年目、日本のファンにもすっかりお馴染みの選手です。
今季ロッテでは44試合登板し防御率3.63。今回侍ジャパンにはロッテ選手の選出が「ゼロ」の中、チーム代表としてもプレミア12での活躍が期待されそうです。
張奕
オリックスの張奕(チャン・イー)投手はちょっと珍しい経歴の持ち主です。従兄の陽岱鋼選手に憧れ同じ福岡第一高に留学。日本経済大ではリーグ本塁打王になる活躍で、16年にオリックスと育成契約。
18年に投手に転向すると2軍で好成績を挙げ、今季晴れて支配下登録へ昇格。8月の日ハム戦でプロ初勝利を挙げ、「育成野手」が初先発・初勝利を挙げた日本プロ野球初の快挙となりました。将来が楽しみな若手右腕です。
宋家豪
宋家豪(ソン・チャーホウ)投手は今季、楽天のCS進出に大きく貢献しました。育成入団から3年目ですが、中継ぎとして昨季は40試合登板し5勝3敗、防御率1.73を記録。今年も48試合で投げて24ホールドを挙げるなど、楽天ブルペンの欠かせない一員となりました。
185cm、92kgの恵まれた体から繰り出す最速155km/hの重い直球が持ち味。どっしりしたフォームは「メジャーリーガー」っぽいイメージさえ漂わせます。
台湾野球代表に関するネットの評価
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191001-00000125
まとめ
あと10か月ほどに迫った東京五輪。まだ野球の「出場切符」を手にしていない台湾は、プレミア12が大きなチャンスとなります。
規定では、「開催国の日本を除いたアジア・オセアニア最上位国」となれば出場決定です。このため日本はともかく、韓国やオーストラリアより最終順位で上になることが必須。直接対決があるスーパーラウンドが鍵となります。
1次リーグはホームの台湾開催。地元の熱い声援を追い風に、NPB組の4選手がどれだけチームを牽引できるかが注目されそうです。
■関連記事