野球の国別対抗戦「世界野球プレミア12」の開幕が迫りました。世界の強豪国・地域の代表12チームが戦い「野球No1」を決めるこの大会。オールプロで臨む我らが侍ジャパンの活躍に注目です。
今回はプレミア12のグループ分けや組み合わせとともに、「これは見逃せない」という試合をご紹介しましょう。
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プレミア12(2019)のグループ分け・組み合わせ表
プレミア12は2015年に第一回が始まった新しい大会。世界一を争う〝野球のW杯〟WBCの中間年に行われます。15年の大会では韓国が記念すべき最初の優勝国となり、準決勝で惜しくも韓国に敗れた日本は3位でした。
第二回のプレミア12・2019は11月2日から開幕。最新の世界ランキング12位までのチームがA、B、Cの3組に分かれ、総当たりの1次リーグを実施します。
そして各組上位2チームがスーパーラウンドに進み、別の2組から勝ち上がった計4チームと対戦。それらの結果を総合して全体の1、2位同士が決勝戦を、3、4位同士が3位決定戦を行います。
プレミア12・2019のグループ分けと組み合わせは以下の通りです。
グループA | メキシコ(6) | アメリカ(2) | オランダ(8) | ドミニカ共和国(12) |
---|---|---|---|---|
メキシコ(6) | ――― | 11月4日(月)10:00 | 11月6日(水)10:00 | 11月3日(日)10:00 |
アメリカ(2) | 11月4日(月)10:00 | ――― | 11月3日(日)3:00 | 11月5日(火)10:00 |
オランダ(8) | 11月6日(水)10:00 | 11月3日(日)3:00 | ――― | 11月4日(月)3:00 |
ドミニカ共和国(12) | 11月3日(日)10:00 | 11月5日(火)10:00 | 11月4日(月)3:00 | ――― |
グループB | 台湾(4) | 日本(1) | ベネズエラ(9) | プエルトリコ(11) |
台湾(4) | ――― | 11月7日(木)19:30 | 11月6日(水)19:30 | 11月5日(火)19:30 |
日本(1) | 11月7日(木)19:30 | ――― | 11月5日(火)19:00 | 11月6日(水)19:00 |
ベネズエラ(9) | 11月6日(水)19:30 | 11月5日(火)19:00 | ――― | 11月7日(木)13:00 |
プエルトリコ(11) | 11月5日(火)19:30 | 11月6日(水)19:00 | 11月7日(木)13:00 | ――― |
グループC | 韓国(3) | キューバ(5) | オーストラリア(7) | カナダ(10) |
韓国(3) | ――― | 11月8日(金)19:00 | 11月6日(水)19:00 | 11月7日(木)19:00 |
キューバ(5) | 11月8日(金)19:00 | ――― | 11月7日(木)12:00 | 11月6日(水)12:00 |
オーストラリア(7) | 11月6日(水)19:00 | 11月7日(木)12:00 | ――― | 11月8日(金)12:00 |
カナダ(10) | 11月7日(木)19:00 | 11月6日(水)12:00 | 11月8日(金)12:00 | ――― |
https://twitter.com/19Yasuaki/status/1187617358849835008
見逃し厳禁の試合はこれ
グループ分けと組み合わせをご紹介したプレミア12・2019。このうち「見逃し厳禁」な試合はどれなのか、ご紹介しましょう。
日本vs台湾
1次リーグで見逃せないのは、やはり侍ジャパンの最大のヤマ場・台湾戦(世界ランク4位)です。地元台湾での日本にとってアウェイの試合だけに、厳しい展開も予想されます。
台湾チームは国内プロ選手主体ですが、そのうちNPBでプレーする陳冠宇、宋家豪ら4選手が軸となりそう。侍の各選手も手の内をよく知る相手とはいえ、国際大会ならではのジャッジや試合球の違い、球場の雰囲気もあります。
日本は強みの投手力を生かし、早い回から先制してミスのない試合運びでそつなく勝ちを収めたいところです。
日本vs米国
対米国戦はスーパーラウンドでの試合であり、あくまで日米の「1次リーグ突破」が前提。しかし、恐らく世界ランクトップ3の日本、米国、韓国は順当にスーパーラウンドへ進むと思われます。
スーパーラウンドでは、日本は別組の4チームと戦います。ここに間違いなく入るであろう米国。今回の代表には、大谷選手同僚のアデル外野手(エンゼルス)、ボーン内野手(ホワイトソックス)ら、MLBの若手有望株選手が多く参加しており、ハイレベルです。
投手では侍戦士も熟知するディクソン投手(オリックス)もメンバー。「ディクソンvs吉田正尚」といった〝同僚対決〟も見られるかもしれません。
日本vs韓国
さらにスーパーラウンドでは、まず間違いなく「宿敵」韓国との対戦も避けられないでしょう。今回韓国は、東京五輪代表権をかけて絶対に負けられない背水の陣。
朴炳鎬、金賢洙選手ら元メジャー、NPBや国内プロの錚々たる陣容をそろえており、いつも通り今回もまた「ヒリヒリする」日韓戦が展開されそうです。日本としては、屈辱の逆転負けを喫した前回大会のリベンジを果たしたいものです。
8 days to go. IS YOUR COUNTRY READY? #Premier12 | #プレミア12 | #프리미어12 | #世界12強 pic.twitter.com/FcUJ3ckA4f
— WBSC ⚾ #Premier12🏆 (@Premier12) 2019年10月25日
プレミア12日本代表に関するネットの最新反応
出典:twitter
まとめ
今回のプレミア12の全12代表を見渡すとNPB選手が大変多いことに気付きます。日本はもちろん28人全員がNPBを代表するプレーヤー。そして他国も計16人が現役NPB選手です。
例えばソフトバンクからはデスパイネ、グラシアル選手らキューバ代表に4人。巨人はビヤヌエバ選手がメキシコ、マシソン投手がカナダ代表です。
侍ジャパン選出ゼロの阪神からもナバーロ選手(メキシコ代表)、ロッテからは陳投手(台湾代表)が選ばれており、全12球団からプレミア12に最低1人は出場する形に。各国の試合ではこれら「NPB選手同士の対決」も見どころの一つになりそうです。
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