20年に1度お札の肖像画は変更になり、今回もまた変わります。
では、2000円札も発行から20年たつと肖像画は変わるのでしょうか。
今では、ほぼ見ることができない2000円札の肖像画「守礼門」についてみてみましょう!
守礼門の意味
守礼門の意味とは何でしょうか?
守礼(しゅれい)とは、「礼節を守る」という意味です。
門に掲げられている扁額(へんがく)には「守礼之邦(しゅれいのくに)」と書かれています。「琉球は礼節を重んずる国である」という意味です。
首里城は石垣と城門の多い城であるが、中でもデザイン上バランスがとれ、エレガントな雰囲気のある代表的な門がこの「守礼門」です。
守礼門は古くは「首里門(しゅりもん)」ともいわれましたが、庶民は愛称として「上の綾門(いいのあやじょう)と呼んでいました。「上の方にある美しい門」という意味です。
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— @あつしです。 (@t_fawkik) March 7, 2019
守礼門は、1527~55年(第二尚氏4代目尚清王(しょうせいおう)代)にはじめて建立されました。守礼門は首里城第二の坊門でした。16世紀の創建で、その後扁額が掲げられるようになったと伝えられています。中国の牌楼(やぐらのある門)の流れをくむ装飾建築で、三間入母重層の琉球赤瓦の本瓦葺です。
1933年に国宝に指定されたが沖縄線で破壊されました。現在の門は1958年に復元されたものです。その後今日まで沖縄を象徴する観光施設として利用されています。
現在は、首里城公園にあります。
出典:http://oki-park.jp/shurijo/
守礼門が2000円札に描かれている2つの理由
守礼門が2000円札に描かれた理由は何でしょうか?
1、2000年に沖縄サミットが開催されたこと
2千円券が発行された2000年には、九州・沖縄サミットが開催されることとなっていたことから、その図柄には沖縄のものがふさわしいと考え、沖縄の建造物の中から、戦前には国宝に指定されていた文化財である守礼門を採用したものです。
:財務省HPより
財務省のHPには、2000円札の肖像画に守礼門を選んだ理由をこのように書いてありました。
これが公式の理由ですね。
2、沖縄は日本の領土である表明
沖縄のシンボルである、守礼門を「日本銀行券」に印刷されていることは、沖縄は日本の領土であるという主張する意味もあったようです。
中国が沖縄が中国の領土だと主張していたこともあり、その意味をこめたのではないでしょうか。そして、中国はサミットにはきていませんでした。日本の主張は認めないということでしょうか。
ところで、#2000円札 は どうなるの? pic.twitter.com/Dp1x8QpQUc
— 森酒店 (@morisake_kochi) April 9, 2019
守礼門の評判まとめ
まとめ
守礼門が2000円札になぜ選ばれたのか意味を調べてみました。琉球王国は、開放的な南国の国という印象がありましたが、礼節を重んじるというのは、日本と同じですね。その言葉が書いてある守礼門を日本のお札に選ぶのは、調べてみるといい選択だと思いました。その守礼門がデザインされている2000円札ぜひ流通させてほしいですね。
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