「桜のジャージー」日本代表の破竹の3連勝で列島を熱狂させているラグビーワールドカップ2019。今週末のスコットランド戦を制し〝堂々のA組1位〟で悲願のベスト8入りを決めてほしいですね。
さてW杯でもう一つファンを熱狂させているのが、「世界最強軍団」ニュージーランド代表(オールブラックス)。こちらも毎試合実力通りの圧勝を続け、ピッチ内外での紳士ぶり、フレンドリーな〝格好良さ〟でもすっかり日本人を魅了しています。
そのオールブラックスといえば「バレット兄弟」も大きな話題です。中心メンバーのバレット兄弟とは?その凄さや見分け方は何でしょうか。
=目次=
ニュージーランドラグビーのバレット兄弟がすごい!
W杯プールBのニュージーランド代表。大会2連覇中の「ラグビー界最強チーム」で、8日までの3試合も危なげなく勝ち進んでいます。
第2戦のカナダ戦では、同時に代表に招集されているバレット兄弟3人がついに同じピッチで先発出場。何とW杯史上初めて3人ともトライを記録する「歴史的快挙」を成し遂げました。
このバレット兄弟の凄さはどこにあるのでしょうか。それぞれの横顔をご紹介しましょう。
世界最高のラガーマン、ボーデン・バレット
3人では長兄のボーデン選手(28)は「世界最高の選手」と呼ばれるスーパースター。世界No1スタンドオフとしても有名です。
正確なキックとパス、超絶なスピード、ゲーム理解度は他の追随を許さず、16、17年と2年連続のワールドラグビー最優秀選手に。
12年に初キャップを得て以来、オールブラックス出場80試合、639得点、34トライ、149コンバージョンキックを挙げているチーム不動の司令塔です。
走れる大型LO、スコット・バレット
スコット選手(25)は高い運動能力と走力もあわせ持つ大型ロック。U20代表でプレーするなど早くから頭角を現し、16年に代表入り。
今W杯の南ア戦、カナダ戦でも鮮やかなトライを決めるなど、オールブラックスでは34試合出場、5トライ、25得点を記録しています。
期待の若手司令塔、ジョーディー・バレット
3人では末弟のジョーディー選手(22)は将来を嘱望される司令塔候補。196cm、101kgというFW並み体格ながらスピードもあり、超大型FBやセンターとしても活躍しています。
17年、代表に選ばれオールブラックス初の3兄弟代表に。まだキャップは13試合しかありませんが、W杯3戦目のナミビア戦ではSO(司令塔)を務め、8本のコンバージョンキックを決め大勝に導き、大器の片鱗を見せました。
🚨 TEAM ALL BLACKS EXCLUSIVE | Join Beauden, Jordie and Scott Barrett as they reveal what it was like to play at #RWC2019 together.
FULL VIDEO 👉🏽 https://t.co/fX9zYgbfP7 pic.twitter.com/ztyb4Hj38i
— All Blacks (@AllBlacks) 2019年10月3日
バレット兄弟の見分け方
ラグビーニュージーランド代表をファミリーで牽引するバレット兄弟。W杯の3試合でもそれぞれに素晴らしい働きを見せ、輝きを放っています。
これまで日本国内でも、時折3人で肩を組んだり並んで記者会見するなど、兄弟一緒のスリーショットもしばしば見られる仲の良いバレット兄弟ですが、3人の「見分け方」はあるのでしょうか。
画像や動画などから見て、あえて挙げるとすると以下のようなイメージでしょうか。
・背はジョーディーが一番高く、ボーデンが一番低い
・体重はスコットが一番重く、他の2人と比べると「四角顔」でガッチリ体型
・ボーデンとジョーディーは顔が似ているが、髪の色はボーデンの方がやや濃い目
https://twitter.com/AllBlacks/status/1179591904742313984
https://twitter.com/AllBlacks/status/1179356653734510593
バレット兄弟に関するネットの反応
出典:twitter
まとめ
オールブラックスはラグビー界では世界最高峰のチームであり、メンバーはニュージーランド国民憧れの的の「超スター軍団」です。
それでも日本ではどこに行っても皆飾らない気さくな雰囲気。ボーデン選手らが新橋駅前でおいしそうにラーメンをすする様子など、ある意味「ギャップ萌え」でもあります。
ナミビア戦では司令塔として「独り立ち」した弟ジョーディー選手のそばに常に寄り添い、サポートするボーデン選手の姿が。兄弟の結束は、まさに「家族のよう」なオールブラックスの強さを象徴しているようです。