阪急電鉄は、阪急電車で2019年6月1日から6月30日まで『はたらく言葉たち』という書籍のキャンペーンを開催しました。阪急電鉄は、ハタコトレインとして広告を吊下げていますが、この内容が炎上してしまいました。はたらく言葉がなぜ炎上してしまうのでしょうか?
阪急電鉄の広告ハタコトレインが炎上
阪急電鉄の広告ハタコトレインが炎上しています。
高度経済成長期やバブルを経験した世代や経営者といった成功者や上がりを決め込んだ人たちからの有難い「はたらく言葉たち」を掲載した阪急電鉄の車両に批判が相次ぎました。
こんなの通勤電車で読まされたらたまらないな…朝からゲンナリ。生きる希望もなくしそう。
私たちが30万にも満たない給料から支払っているお金で年金が賄われていることを忘れないでほしい。#阪急電鉄 #ハタコトレイン https://t.co/RjPJGzEXl1— かぜふか (@kaze_fuka) June 10, 2019
「不快な言葉」、「みると吐き気がするなど」との批判もありました。
阪急の #ハタコトレイン 想像以上にやべえなww pic.twitter.com/6p9XhFA74X
— FX たけお (@FXsptrade) June 10, 2019
これを受け阪急電鉄は「ハタコトレイン」が中止にすることがきまりました。
ハタコトレインが炎上している理由
「はたらく言葉たち」の内容は、働くことを通して得た哲学的な言葉、自己啓発的な言葉を集めたものです。そこから、選んでハタコトレインにしてますが、なぜそれを選んだのかという、批判があいつぎます。
#ハタコトレイン 、内容が昭和平成のブラック体質まるだしの危険な広告なんで、体調の悪い人や今仕事で悩んでる人が目にしたら降車した駅でそのまま線路に飛び込みかねない
— まきはら (@makihara) June 10, 2019
阪急電鉄は、「日々の仕事とむきあい自らの仕事に誇りと志を見出した皆さんと同じ、働く人々の言葉です・・・自らの志とであうきっかけとなることを願ってます」と紹介しています。
しかし、紹介している言葉は、働く人の言葉というよりは、何か忖度しているような経営者の言葉をのせています。また、名前伏せて載せていても、誰の言葉か分かり過去に問題があった会社など経営者の言葉をのせているというのも炎上につながっていると思われます。
ハタコトレインに関するネットの反応
まとめ
阪急電鉄はハタコトレインの「はたらく言葉たち」の広告のキャンペーンをしたところ、ネットでは炎上してしまい、中止になってしまいました。「働く人の言葉」と言いつつも、紹介されているのは、経営者の言葉もあります。名前を伏せて公表していますが、志を抱くというより、がっかりする言葉が目立ってしまいました。まるで忖度しているようで、もう少しキャンペーンに沿った言葉を選ぶべきではなかったでしょうか?