ボクシングWBAミドル級タイトルマッチ「王者ブラントvs村田諒太」の1戦がいよいよ今夜ゴングとなります。
村田諒太選手の王者返り咲きに期待が高まりますが、村田選手といえば「日本ボクシング史上最も稼いだ男」との呼び声があります。
今回の試合のファイトマネーはいくらなのでしょうか。日本人世界王者の収入とはどのくらいなのか、予想などをまとめました。
村田諒太のファイトマネーはいくらかが注目の理由
五輪金メダリストであり、プロとしても前世界王者の村田諒太選手は、まさに日本ボクシング界を牽引する現役選手のリーダー格。
試合に勝って日本のボクシングを盛り上げることはもちろん、ボクサーの地位向上や裾野拡大のため、さまざまな活動やメッセージ発信も積極的に行っています。
その一つ、「ボクサーの待遇改善」もかねてからの村田選手の持論。大半の日本のプロボクサーはファイトマネーが非常に安く、それだけでは生活できないためアルバイトと兼業する選手が多いそうです。
夢を持てないそうした環境もあり、ボクシングを諦める人が後を絶たず「才能がどんどん消えていっている」と、村田選手は危機感を訴えています。
そんな中、身をもって「他のプロスポーツに劣らない魅力」をアピールする意味もあるのか、村田諒太選手は多くのスポンサーと契約。世界的なプロモーターとも関係を持ち、日本人選手としてはファイトマネーが桁違いに多いといわれます。
欧米でも人気が高いミドル級で戦っていることもあり、一説には村田選手のファイトマネーや収入は「日本人最高額」との見方も。このためファンの間では、試合のたびに「村田のファイトマネー予想」が注目を集めるようです。
村田vsブラント2のファイトマネー予想
昨年王座を奪われたブラント選手に村田選手がリベンジを挑む、今夜の「村田諒太vsブラント2」。ではこの試合のファイトマネーはいくらなのでしょうか。
当然ながら陣営などから公表されないため、金額は予想するしかありませんが、「Wikipedia」には前回の「村田諒太vsブラント1」のファイトマネーが次のように書かれています。
指名試合の入札で村田を擁するトップランク社は参加せず、ブラントを擁するグレッグ・コーヘン・プロモーションズが最低入札額(200,000ドル)を僅かに上回る202,114ドルで落札、ファイトマネーの分配率は共に50%(101,057ドル)となった。
:Wikipediaより
つまり前回はほぼ最低入札額と同じ、両者とも約1100万円ほどだったとのこと。さすがに今回は日本開催で地上波放映権などもあることから、前回よりはるかに多いと予想されます。
ちなみにこれも推測ですが、村田選手がエンダム選手と戦った世界戦2試合は1回5000万円だったとも。なお、村田選手と双璧をなす人気・実力の井上尚弥選手の場合、ジムの大橋会長が昨年「1試合4000万円超」と明かしています。
村田選手のファイトマネーの具体額については、報道や発表があれば今後追記していきます。
3日、村田諒太選手の公開練習が行われました。
7月12(金)よる8時からフジテレビ系列全国ネットON AIR!
『マイナビスペシャル 村田諒太ミドル級世界王座奪還へ!~WBA世界ミドル級タイトルマッチ/ロブ・ブラント×村田諒太~』 pic.twitter.com/ebNK10Ywz5— FUJI BOXING (フジボクシング) (@fujitv_boxing) July 4, 2019
村田のファイトマネーに関するネットの反応
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190709-00066328-theanswer-fight
まとめ
村田選手はその実績や人柄などから人気が高く、有名企業が数多くスポンサーになっています。このためファイトマネーに加えこうした契約料収入もあることから、毎年の年収は数億円規模に達するのではないかともいわれます。
世界的評価がうなぎ登りの井上選手も現在は似たような収入との説もありますが、関係者によると「村田・井上レベル」はごくまれ。世界王者でも1試合300万円程度しかもらえない人もいるほど、ボクサーの収入は厳しいそうです。
こうした状況に一石を投じようと、村田選手は今回、ファンがネット上で贔屓の選手に直接課金できる「Esporta」という応援プログラムを実施。「従来ない新しい活動が広がれば、選手支援や才能のつなぎとめになるかも」(村田選手)と期待します。
テレビの視聴率が下がり大興行も難しくなる中、プロ選手自身が新たな〝ビジネスの形〟を模索する時代になったのでしょうか。