『蛟にきくスプレー??』など、蚊と間違われやすい漢字である「蛟」読むことができますか?勘違いして間違えて使うこともありそうですが、本来はどのような意味があるのでしょうか?違いについても調べてみました。

蛟と蚊の違い・読み方
蛟と蚊の読み方は、どちらも「か」と読んでしまいそうですが、
「蛟」はみずちと読みます。「蚊」はかと読みます。

そもそも蚊(数センチの昆虫)と蛟(幻を見せたり毒を吐いたりする水の蛇神もしくは龍)がほぼ同じ漢字なのがおかしいんだよな……という気はします
— 峰守ひろかず (@Minemori_H) May 30, 2019
では、蛟と蚊の違いはなんでしょうか?
蛟とは本来は龍の一種を表す漢字です。
虫へんに交わると書いて蛟であり、血を吸う蚊ではありません。
蚊とは、ハエ目カ科の昆虫が一般的に「蚊」と呼ばれる昆虫なのです。


蛟とは中国と日本の意味の違い
蛟の中国と日本の意味の違いはなんでしょうか?
日本では・・・
蛟とは、水神、龍神、龍蛇神などの意味があります。
日本における「みずち」については、岡山県の高梁川にひそんでいたという有毒の「大虬」が県守(あがたもり)という男に退治された記録が仁徳天皇紀にあり、万葉歌の一種などの乏しい古例があります。

中国では・・・
龍の一種、あるいは、その成長の一過程のようなものとされています。
「述異記」には「水にすむ虺(き)は五百年で蛟となり、蛟は千年で龍となり、龍は五百年で角龍、千年で応龍となる」と記されています。
蛟
龍とはちょっと違うんだよな pic.twitter.com/2Tke3rGoPk— ひろすけ (@hrskksrh) May 31, 2019

蛟と蚊、ネットの反応





まとめ
蛟と蚊の違いについて調べてみました。蚊を蛟と間違えやすそうな漢字ですが、意味では、蛟は竜神などの意味があり違いがありますね。蛟は万葉集にも使われていたようですが、古代の人のほうが漢字を知っていた気がします。蛟をみずちと読むなんて、知りませんでした。蚊と蛟は似ている漢字ですが、調べてみるとおもしろいですね。

蛟よけスプレー pic.twitter.com/cW8n1nbwAR
— 氷厘亭氷泉 (@hyousen) May 30, 2019
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