日本陸上選手権100mで大会新で優勝したサニブラウンが、日本記録そして19秒台突入を期待される200mに挑みます。
調べてみると世界には19秒台が信じられない数います。
でもそのなかでアジア人はたったこれだけ!
サニブラウン200m日本記録なら16年ぶり
サニブラウンが陸上男子200mで日本記録を達成すれば、実に16年ぶりとなります。
これまでの陸上男子200mの日本記録は、末續慎吾(ミズノ)が2003年6月7日に、23歳のときに出した20秒03です。
サニブラウンが、6月7日アメリカオースティンの全米大学体育協会屋外陸上競技選手権で出した20秒08はこれに次ぐ第2位に相当するものです。
当日は、100mで、9秒97の日本新記録を打ち立てており、それに続けた200m決勝での記録です。
今回の日本陸上選手権では、100m決勝から1日置いて200m決勝となる日程のため、余裕があり、日本記録はもちろん、20秒台を切るのではとの期待が高まっています。
200m19秒台は世界に何人?
200mの世界記録は、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が、2009/8/20に出した19.19が良く知られています。
では、19秒台というのは世界に何人いるのでしょうか?
まずトップテンを見てみましょう。
ランク | 記録(秒) | 選手名 | 国籍 | 達成日 |
---|---|---|---|---|
1 | 19.19 | ウサイン・ボルト | ジャマイカ | 2009/8/20 |
2 | 19.26 | ヨハン・ブレーク | ジャマイカ | 2011/9/16 |
3 | 19.32 | マイケル・ジョンソン | 米国 | 1996/8/1 |
4 | 19.53 | ウォルター・ディックス | 米国 | 2011/9/16 |
5 | 19.57 | ジャスティン・ガトリン | 米国 | 2015/6/28 |
6 | 19.58 | タイソン・ゲイ | 米国 | 2009/5/30 |
7 | 19.63 | ゼイビアー・カーター | 米国 | 2006/7/11 |
8 | 19.65 | ウォーレス・スピアモン | 米国 | 2006/9/28 |
8 | 19.65 | ノア・ライルズ | 米国 | 2018/7/20 |
9 | 19.68 | フランク・フレデリクス | ナミビア | 1996/8/1 |
マイケル・ジョンソン、ジャスティン・ガトリンなど良く知られた米国人の名前が出てきます。
しかし10位のフランク・フレデリクス(ナミビア)でも19.68です。
11位以降は次のようになります。
19.99まで、実に67名の選手がいます。結局トータルで19秒台は、77名もいることになります(IAAF資料参照)。
この中には日本人はもとよりおらず、アジア人でさえ、63位にフェミ・オグノデ(カタール)が19.97で顔を出しているだけです。
オセアニア系は0となっています。
結局米国が77名中34名をついで、ジャマイカが11名を占めています。
アジア人、日本人がこの種目で、20秒の壁を切ることがいかに至難のことであるかが分かります。
サニブラウン200mに関するネットの反応
19秒台が出るかもしれん。
今のところ今大会は、サニの大会になってるな
出典:ヤフコメ
サニブラウンは別格だということ、向かい風、雨で流しても、準決勝2位の記録をゆうゆう出せるのだから、日本新記録、19秒台は可能性高いのではとの期待が大きそうです。
まとめ
サニブラウンの200m日本記録への期待と、世界の19秒台の記録をまとめました。
100mでの調子の良さを維持しつつ、200m準決勝でも悪条件の中余裕の走りのようです。
明日は、きっと多くの期待に応えて、16年ぶりの日本新記録、19秒台への突入の姿を見せてくれるものと信じています。
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