インターネットTV局「AbemaTV」が5月1日、開局3周年記念の特別番組「那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円」を放送します。
軽量級キックボクシング界で現在最強とも言われる那須川選手に、ボクシングの特別ルールで挑む企画。このほど一般公募などによる挑戦者8人が決定しましたが、その中に、かねて挑戦を表明してきたフリーボクサー・中村優也選手の名前はありませんでした。
中村選手が落選した理由は何だったのでしょうか。
中村優也が那須川天心に勝ったら1000万に落選した理由
番組「那須川天心に勝ったら1000万円」では、今年3月から挑戦者募集を開始。ボクシング経験の有無は問わず、プロでも応募可能としたことから、これまで3500人もの応募があったそうです。
書類審査や面接・スパーリングなどを経て、挑戦者は最終的に8人に絞られました。その顔ぶれは以下の通りです。
<挑戦者>
①元WBCライトフライ級世界ランカー
最凶戎岡兄弟の弟
戎岡淳一
②娘よ、俺の背中を見ていろ!
元日本ランク1位ボクサー
村井勇希
③亀田大毅を倒した重すぎる拳
元WBAスーパーフライ級世界王者
テーパリット・ジョージム
④同志社大卒ボクシングジム経営
浪速のインテリボクサー
藤崎美樹
⑤GACKTの強さは俺が証明する
GACKTイズム正統後継者
田中涼
⑥はじめしゃちょーの部下最強
けんすけ
⑦中卒母子家庭
拳の親孝行!
山崎尚英
⑧一体何しに来たんだ!?
総合格闘技世界王者
青木真也:AbemaTV公式サイトより
この8人が「ボクシング経験者トーナメント」と「異種格闘技トーナメント」の2組に分かれて戦い、優勝者各1人、合計2人が那須川選手への挑戦権を得るとのことです。
中村優也選手は3月から自身のツイッターなどで応募を表明。審査状況なども随時発信していましたが、最終選考では落選。その理由については、「審査で10kg以上も体重が重い、元世界王者のボクサー・テーパリット氏とスパーリングさせられ、劣勢に終わった」ことを挙げていました。
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締切:5/1(水)よる6時30分#AbemaTV3周年 記念企画#天心1000万— AbemaTV(アベマTV)@今日の番組表から (@AbemaTV) 2019年4月28日
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中村優也の戦績と強さとは?
テレビ企画「那須川天心に勝ったら1000万円」の挑戦者に選ばれなかった中村優也選手とは、どんなボクサーなのでしょうか。
中村優也選手は1990年大阪市生まれ。小中学校時代は極真空手を習い、高校からボクシングを開始。アマチュア時代にはインターハイや国体に出場したほか、プロ入り後はWBCアジアバンタム級王座などを獲得したほどの実力だそうです。
プロ戦績は22戦16勝(12KO)4敗2分。今年2月には、あの井上尚弥選手も対戦経験があるWBA世界バンタム級暫定王者ガバリョ選手とフィリピンでノンタイトル戦を行い、TKO負けした実績もあります。
中村選手は、JBCのボクシングライセンスを持たず、フィリピンを拠点に試合をこなすフリーランス。このため日本国内ではボクシングの試合はできませんが、JBCが禁止する他格闘技戦への出場は可能なため、今回の「那須川企画」では有力な挑戦者候補と話題になっていました。
ただ今回の企画に落選した理由について、中村選手は「実力不足」としつつも、わずか2日前に試合をしたばかりだった上、階級制のボクシングではあり得ない、10kg以上もの体重差がある元王者と危険なスパーリングを強いられ「(意図的に)潰された」と、番組側への不信感も吐露していました。
中村優也に関するネットの反応
出典:twitter
まとめ
中村選手が指摘するように、確かに昨年末の那須川vsメイウェザー戦を見る限り、やはり10kg以上も重い元王者のメイウェザー選手と那須川選手とではあまりにも実力差があり過ぎ、素人目にも那須川選手の体が心配されるほど「危険」な試合に見えました。
あくまでテレビのバラエティ企画ですから、トラブルや事故防止には十分配慮されるとは思いますが、那須川選手はもちろん挑戦者側にも現役選手がいるようですし、怪我だけはないように進めてほしいものです。
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