MGCで4強を抑えて、優勝し東京オリンピック代表に内定した中村匠吾(富士通)のシューズはナイキ製なのでしょうか?
値段とスポンサーがついているかを調べてみました。
中村匠吾のシューズはナイキか?値段は?
中村匠吾のシューズはナイキ製か?値段はいくらかを確認しましょう。
今朝の新聞でも、MGCを観戦していたら、次々と来るランナーの大部分が目立ったピンク色のシューズを履いていた!と驚きの声がありました。
このシューズはナイキ製の厚底モデル「ヴァイパーフライ ネクスト%」の新色ピンクプラストで、MGCでは、実に男子出場30人中、半分を超える16人が履いていました。
もちろん中村匠吾のシューズも同じです。
「ヴァイパーフライ ネクスト%」のピンクプラストの新色モデルは、MGCに合わせて、ナイキが9月15日9:00発売開始し、大々的なキャンペーンを行っていました。
ナイキのモバイル版公式ページに「厚さより速いものはない」をキャッチフレーズに、このモデルを履いたMGC出場選手が写真とともに出ています。
MGC男子で完走した27名の順位リストから、写真の選手をリストアップすると、中村匠吾、服部勇馬、大迫傑、設楽悠太をはじめ、12名が該当します。
順位 | 選手名 | 所属 | 時間 | ナイキピンクプラスト |
---|---|---|---|---|
1 | 中村匠吾 | 富士通 | 2:11:28 | 〇 |
2 | 服部勇馬 | トヨタ自動車 | 2:11:36 | 〇 |
3 | 大迫傑 | Nike | 2:11:41 | 〇 |
4 | 大塚祥平 | 九電工 | 2:11:58 | |
5 | 橋本崚 | GMOアスリーツ | 2:12:07 | 〇 |
6 | 竹ノ内佳樹 | NTT西日本 | 2:12:31 | |
7 | 鈴木健吾 | 富士通 | 2:12:44 | |
8 | 中本健太郎 | 安川電機 | 2:12:46 | |
9 | 藤本拓 | トヨタ自動車 | 2:13:58 | 〇 |
10 | 岡本直己 | 中国電力 | 2:14:55 | 〇 |
11 | 上門大祐 | 大塚製薬 | 2:15:08 | |
12 | 山本浩之 | コニカミノルタ | 2:15:52 | |
13 | 河合代二 | トーエネック | 2:15:56 | |
14 | 設楽悠太 | Honda | 2:16:09 | 〇 |
15 | 堀尾謙介 | トヨタ自動車 | 2:16:21 | 〇 |
16 | 山本憲二 | マツダ | 2:16:44 | 〇 |
17 | 神野大地 | セルソース | 2:17:40 | |
18 | 木滑良 | MHPS | 2:18:51 | |
19 | 谷川智浩 | コニカミノルタ | 2:18:56 | |
20 | 岩田勇治 | MHPS | 2:19:45 | 〇 |
21 | 村沢明伸 | 日清食品グループ | 2:19:52 | |
22 | 福田穣 | 西鉄 | 2:19:55 | 〇 |
23 | 佐藤悠基 | 日清食品グループ | 2:20:13 | |
24 | 藤川拓也 | 中国電力 | 2:20:35 | 〇 |
25 | 今井正人 | トヨタ自動車九州 | 2:21:15 | |
26 | 園田隼 | 黒崎播磨 | 2:21:51 | |
27 | 井上大仁 | MHPS | 2:22:10 |
以下の新たな技術を導入して、圧底で疲れず、反発力に優れた極めて高いエネルギー効率の良いシューズに革新したものとなっています。
・反発力に優れたNikeZoomXフォーム
・軽量カーボンファイバー製プレート
・VaporWeave素材(頑丈で、軽量)
価格は29700円(税込み)です。
これまでのトップマラソンランナーのナイキの厚底シューズ(前のモデル『ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%』を含む)の使用実績は、
2019年だけでも、東京、ボストン、ロンドンマラソンの男女上位3名の18名中16名がこのシューズを履いており、世界中で、マラソン選手を虜にしているようです。
中村匠吾にスポンサーはついている?
アメリカに渡り、ナイキ・オレゴン・プロジェクト所属のプロランナーとなった大迫傑(Nike)は、初マラソンのボストンマラソンおよび2回目の福岡国際マラソンでBreaking2(2時間を切る)ために開発された『ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%』を履きました。
ランニング効率を平均4%向上させるという厚底のシューズで、クッション性、反発がマラソンランナーにフィットするように設計されています。
大迫傑は2018年10月、日本新記録を出したシカゴマラソンでもこのシューズを履き、そのときシカゴマラソンに出場した上位選手はほとんどがこのナイキの厚底シューズを履いていたそうです。
大迫傑はナイキ所属として、このシューズの開発や改良にも意見を言ったと思われます。
では、大迫傑のように、中村匠吾にナイキなどスポンサーはついているのでしょうか?
従来は、一流ランナーにシューズメーカーのスポンサーがついて、その選手に合ったシューズを開発するなり、微調整するということが行われてきました。
でもこの厚底シューズにはその必要がないようです。
「厚さより速いものはない」サイトに、大迫傑の足のサイズは、26cmで、広い足幅左E、右3Eに対し、設楽悠太の足サイズも26cmだが、狭い足幅左A右Aと二人の足幅が極端に違うことが示されています。
それでもナイキの厚底市販モデルがそのまま使え、ナイキは足幅を選ばないとうたっています。
中村匠吾の足のサイズ27.5cmとありますが、サイトには服部勇馬(28.5cm、左C右D)にもある足幅のサイズの記載もありません。
彼は、ナイキにもそれほど注目されていなかったとも言えます。
他の11名と同様に、広告には協力したとしても、中村匠吾(富士通)が、ナイキをスポンサー契約をはっきり結んでいるという情報はありません。
プロのマラソンランナーの大迫傑は、ナイキの以外にも、マニュライフ生命、デルタ航空、明治、ソニーなど幅広くスポンサー契約を結んでいます。
ただ、大迫傑らプロとは違い、中村匠吾は富士通実業団に所属して活動いますので、スポンサーとしてどういう形があるのか考える必要があります。
Hondaの設楽悠太はシューズについてナイキとスポンサー契約を結んでいるという話もありますので、同様な形かもしれません。
「中村匠吾より速いものはない」というキャッチコピーがナイキのサイトで出たと言う話もありますので、これを機会にスポンサー契約など変化があるかもしれません。
次に、「MGCで“伏兵”中村匠吾が勝てたのか?」との記事に対する反応を見てみましょう。
中村匠吾優勝にネットの反応は?
今までの怪しい選考に比べたら非の打ち所がない選考レースでした。
出典:ヤフコメ
レース前、5,6番手と言われていた中村匠吾を“伏兵”と呼ぶことに、批判が出ています。
同時に、夏のオリンピック本番に強い選手を平等に競争させて選んだという意味で、今回の東京オリンピック選考に、MGCをやって良かったとの声が多数でした。
まとめ
中村匠吾のシューズは29700円のナイキ製で出場した多くの選手もこれを履いていたことが分かりました。
現時点では中村匠吾のシューズなど身に着けているもののスポンサーは分かりません。
すっきり代表選考できたのではという意見の多い今回のMGCを制した中村匠吾選手が、期待通り来年の夏のオリンピックで、アフリカ勢と競いあって、実力を発揮してもらいたいと思います。
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