宮崎、沖縄県を中心に行われているプロ野球の春季キャンプ2019。連日熱心なファンが足を運んでいますが、最初の日曜日となった3日、巨人キャンプには12球団最高の2万人が訪れ、相変わらずの人気ぶりを示しました。
今季ドラフト1位ルーキーの高橋優貴投手もこのほどシート打撃で登板。主軸相手に見事な投球をみせファンの話題になりました。1年目から活躍が期待される高橋優貴投手の球種や球速は?ピッチングの評価などもまとめました。
高橋優貴の球種と球速は?
昨秋のドラフト会議で、巨人はまず根尾昂選手を1位指名しましたがクジで落選。次に指名した辰己涼介選手も当たらず。「外れ外れ1位」で指名したのが、サウスポーの高橋優貴投手でした。
並み居る他球団のスター新人たちに比べると、やや注目度が低かった高橋投手ですが、5日のシート打撃ではファンを唸らせる投球を披露し、存在感をアピールしました。
いきなり巨人が誇る主軸打線を相手に実戦形式で対決。強打者7人に対し、被安打1、3奪三振としっかり抑え切りました。各打席の結果は次の通りでした。
岡本和真選手→四球
ゲレーロ選手→一ゴロ
陽岱鋼選手→空振り三振
阿部慎之助選手→空振り三振
丸佳浩選手→一ゴロ
坂本勇人選手→センター前ヒット
岡本和真選手→見逃し三振
高橋優貴投手はストレート、スライダー、スクリュー、チェンジアップなど多彩な球種が持ち味。ストレートの最高球速は152km/hと、威力も十分です。
この日もコースへ丹念に力のあるスクリュー、スライダーを散りばめ、丸、岡本、ゲレーロ選手らプロを代表するスラッガーたちを次々〝料理〟。詰めかけた大勢のファンはそのたびに拍手喝采で、評価も上々でした。
高橋優貴の評価・期待は?
高橋優貴投手は茨城県出身の22歳。東海大菅生高校から八戸学院大学に進学。甲子園、神宮など大きな全国大会への出場経験はありませんが、多彩な球種や球速あるストレートを武器に、北東北大学リーグで通算20勝を挙げました。
奪三振が多いのも高橋優貴投手の特徴で、北東北大学リーグではそれまで現西武のエース・多和田投手が持っていた299個の記録を塗り替える、通算301奪三振の最多記録を樹立しました。
5日の投球には巨人の各打者や首脳陣からも高い評価の声が。特に効果的だったのが、大学時代からの武器の球種スクリュー。同じ左腕の名投手・山本昌さんも得意としていた“魔球”です。
この球種で陽選手は空振り三振。巨人の「新4番」岡本選手も見逃し三振。スライダーで打ち取られた丸選手は「勢いがあって、若いピッチャーらしい生きのいい球だった」とたたえました。
原監督やバッテリーを組んだ炭谷捕手も「非常に実戦的だね」。宮本投手総合コーチは「チェンジアップ系のスクリューがいい。スクーチェ?フルーチェみたいだな。先発ローテーションの〝先発ロー〟までは来た」と「宮本節」で褒めていました。
#春季キャンプ 第1クール最終日の5日は、実戦形式の打撃練習「一か所バッティング」が行われ、ルーキー #高橋優貴 投手が登板しました。主力選手7人を相手に堂々のピッチングを見せ、上々の結果を残しました。
詳細は公式サイトで⇒https://t.co/44Qrh2mvh1#巨人 #ジャイアンツ #giants #宮崎 #和と動 pic.twitter.com/xiJU1xQeAo— 読売ジャイアンツ(Giants) (@TokyoGiants) February 5, 2019
https://twitter.com/TokyoGiants/status/1091100005014790144
高橋優貴のネットの評価まとめ
出典:https://www.youtube.com/watch?v=8uuD2PjhJiA
まとめ
「カウント1ボールから」という投手不利な変則ルールにも関わらず、高橋投手は四球1つだけ。大勢のファンや報道陣が見守る中「テレビで見たすごい選手に投げるので、楽しんでやろうと思った」とその「強心臓」も大したものでした。まだまだキャンプ序盤ですが、高橋投手には今季「クジを外したのが幸運だった」と皆に思わせるような活躍を期待したいですね。
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