右肘のトミー・ジョン手術からのリハビリを進めているMLB・エンゼルスの大谷翔平選手。MLBも開幕から1か月近くが過ぎ、「そろそろ大谷選手の復帰も近いのでは?」とファンも気をもんでいます。
そんな中「大谷が5月初めに復帰する」との一部報道が流れ、ファンのざわめきは一段高に。果たして大谷翔平選手の復帰試合はいつになるのか。リハビリの進展具合や現在の調子とともにまとめました。
大谷翔平の復帰はいつ?日程と試合時間
昨年10月、シーズン終了直後に右肘手術を受けた大谷翔平選手。MLBや日本のNPBではこれまでトミー・ジョン手術を受け復帰した選手は非常にたくさんいますが、投手・打者の「二刀流」としては大谷翔平選手が初めてのケースです。
それだけに、エンゼルス球団は医療チームと協議を重ねながら極めて慎重に、投手・打者の両面でのリハビリステップをこれまで進めてきました。
大谷選手は本拠地アナハイムに滞在し、チームの遠征には帯同せずリハビリに専念。本拠地での試合の際は、ベンチから応援する元気そうな姿を時折ファンに見せています。
当初、4月中とも5月中ともいわれた大谷選手の復帰。果たして復帰試合はいつなのかとファンがやきもきする中、このほど復帰日程をズバリ特定する報道が流れました。
それによると、大谷翔平選手は、デトロイト・タイガースの本拠地で行われる3連戦の初戦、5月7日(日本時間8日午前8時10分試合開始)のエンゼルスvsタイガース戦でメジャー復帰する方向、とのことです。
ただこの報道に対し、エンゼルスのオースマス監督は「どこから出てきたのか知らない」とスルー。復帰については「予定通り、5月のある時点であるのは確か」と話すにとどめています。
https://twitter.com/Angels/status/1116346993339772928
大谷翔平リハビリは順調?調子を調査
復帰がいつになるのか大変気になる大谷翔平選手ですが、肝心のリハビリの方は順調に進んでいるのでしょうか。
大谷選手は2月中旬、米アリゾナ州テンピでのエンゼルスのスプリングキャンプに合流。野球のトレーニングとしては、最初は素振りや簡単なキャッチボールからじっくりとリハビリを開始しました。
当初は室内でのトレーニングが大半で、徐々にボールを投げる距離を長く、球数も増やしていったほか、打者としても素振りからトスバッティング、ティーバッティングなどとゆっくり進展。ブルペンで投球練習中の投手の打席にバットなしで立ち、目を慣らす訓練なども行っていました。
今季は打者専念となることもあり、投球練習より打撃練習の方がやや進展が早いようでもあり、3月下旬に野外に出てフリー打撃を開始。
日々数十球をほぼ全力で打ち、大谷選手によれば「だいたいこれくらいかなというところに飛んでいる」と室内練習と感覚のズレもない模様。さらに最近はマシン打撃も開始したそうです。
近日中にも右肘の定期検診を行い、問題がなければ、打者の最終段階である投手の球を打つ実戦形式の練習へ段階を上げるとみられます。
一方、並行して投手としての調整も進行。最近はほぼバッテリー間と同じ距離でキャッチボールしており、こうした実戦練習がさらに2~3週間程度続くとみられます。
大谷翔平復帰にネットの反応は?
出典:twitter
まとめ
大谷選手のリハビリはすこぶる順調な様子で、大谷選手自身、今年初めごろから「開幕戦を目指す」「4月には出られる気持ちで」など、はやる気持ちを抑えるかのように積極的な発言を口にしてきました。
4月の今も「現時点でも復帰できるレベルではある」と話し、〝前のめり〟は相変わらず。オースマス監督も実戦形式の打撃練習は、主力がキャンプでこなす平均的な50~60打席より少なくなる可能性を示唆。いよいよ復帰まで秒読みに入ってきたのは間違いなさそうです。
チームも現在勝率5割ギリギリで、悲願の5年ぶりポストシーズン進出には大谷選手の打棒は不可欠。慎重ながらも一日も早い復帰を、チームもファンも心から願っています。
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