世界最古のテニス大会である『ウィンブルドン』、ウィンブルドンでテニスを見ることは憧れでもありますよね。しかし、ウインブルドンは白のユニフォームでなければなりません。白にこだわる意味はあるのでしょうか。女子選手にいたっては、下着の色まで白でないといけないみたいです。なぜそんなにこだわるのでしょうか?

ウィンブルドンはなぜ白ユニフォーム?
ウィンブルドンはなぜ白ユニフォームなのでしょうか?
由来としては、白で統一される独特のファッションは、女子の第1回大会が開催された1884年大会に優勝したモード・ワトソンが白のウエアで登場し、注目を集めたのが発端とされ、伝統を守ることを求め続けられています。
当時のテニスは今と違い、テニスは社交の場所だったため、テニスをしている時に汗がにじみ出ている姿を見せるのはみっともないという背景もあり、白色が採用されたようです。
なぜ、このようなルールを定めることができたのか。それは、ウィンブルドンは、民間のクラブ主催の大会のため、クラブが独自に決めれるということです。その一つがウエアは白が基調であるということであり、「プレドミネンタリー・ホワイト」と呼ばれています。
【テニス③】ウィンブルドン選手権では、選手が着用するユニフォームの色を白に統一するようにって規則があるのは知ってるよな?帽子、バンダナ、靴下、靴まで白。また汗で透けてしまう可能性を考慮して「見えるもしくは見える可能性がある」下着の色まで白じゃないと駄目なんだ。なかなか厳しいよな。
— アーサーさんbot (@arthurukbot) June 19, 2018
今では、出場選手は練習でも白を基調としたウエアと靴が義務付けられています。過去には、靴底がオレンジ色だった選手が注意を受け、試合途中で履き替える珍事があるくらいです。

なぜ全英選手権でなくウィンブルドンと呼ぶの?
なぜ全英選手権でなくウィンブルドンと呼ぶのでしょうか?
実は、「ウィンブルドン」といのも正式名称ではありません。
正式大会名称は「ザ・ローン・テニス・チャンピオンシップス」です。
ウィンブルドンは、会場があるロンドン郊外にある町の名前で、それがいつのまにか名称として呼ばれるようになりました。大会も「ウィンブルドン」を名称として使っています。
他の4大大会は、その国の協会が主催しているナショナルオープンです。
しかし、ウィンブルドンは、会場の「オール・イングランド・テニスクラブ」の主催なのです。町の一介の民間クラブが主催しているのです。1868年に創設されたクラブです。約150年の歴史に培われたテニスの聖地なのです。
https://twitter.com/UKinJapan/status/1013723128617242624

ウィンブルドン白ユニに関するネットの反応





まとめ
ウィンブルドン、なぜ白のユニフォームでなければならないのか意味を調べてみました。白でないといけない。これは、テニスは社交の場であったこと、ウィンブルドンは民間のクラブの運営だから、決めることができたようです。けれど、今ではこの件に関しては、様々な意見が出ているようです。プレーヤーの意見も尊重しつつ、伝統を守ることができるといいですね。
