仁徳天皇陵は、平成25年にユネスコへの国内推薦を目指して初めて名乗りをあげました。
そして課題をクリアしながら4回目で推薦を勝ち取り、世界遺産登録までこぎつけました。
仁徳天皇陵を含む「百舌鳥・古市古墳群」の古墳の範囲とはどこまでをいうのでしょうか?
仁徳天皇陵が世界遺産になったらどこまでが範囲?
仁徳天皇陵が世界遺産になったら、どこまでの古墳が世界遺産の範囲となるのでしょうか?
大阪府南部の百舌鳥地域と古市地域の古墳が登録の範囲となります。
大阪府南部の百舌鳥地域は、仁徳天皇陵古墳を含む23基です。
仁徳天皇陵は、宮内庁が管理しており、前方後援円墳としては、全長500メートルあり、国内最大です。世界最大級の王の墓です。
古市地域は応神天皇陵を含む26基が範囲となっています。
応神天皇陵は前方後円墳で国内で2番目の大きさです。
百舌鳥地域と古市地域のうち形がよく残っている4世紀後半から5世紀後半の49基が構成資産となりました。
仁徳天皇陵と周辺古墳群が、世界遺産に登録されるらしい。
しかし、周辺は住宅地だし、宮内庁管轄で中には入れないし、相当上空から見ないと、全体像わからないし。
観光地化はハードル高いよね。#仁徳天皇陵#世界遺産 pic.twitter.com/MYtmy29WbP— megu-o (@_meguo) May 14, 2019
仁徳天皇陵はいつごろ登録されそう?前例は?
仁徳天皇陵はいつごろ登録されるのでしょうか?
6月30日から7月10日までアゼルバイジャンの首都バクーで開かれる第43回ユネスコ世界遺産委員会で、勧告の内容に基づき、世界遺産登録の可否が審議され、登録が決定されます。
今回のイコモスの勧告は、4段階ある評価のうち最も高い評価です。
イコモスによる「登録の勧告」がなされた場合、登録される可能性は極めて高いのです。
仁徳天皇陵含む「百舌鳥・古市古墳群」が世界遺産へ
近くなので行ってみようかな#仁徳天皇陵#百舌鳥・古市古墳群#世界遺産 pic.twitter.com/Z38lRFfE3S— LLLL@ (@LLLL47772521) May 14, 2019
過去に登録された世界遺産の前例はどのくらいで登録されているのでしょうか?
「富士山と信仰・芸術の関連遺産群」の場合は、2013年4月にイコモスが評価を「世界遺産委員会」に勧告し、2013年6月に世界遺産委員会にて登録の審議され、6月22日に世界遺産登録委員会で、登録が決定されました。
「富岡製糸場と絹産業遺産群」の登録の場合は、平成26年4月26日イコモスより記載と勧告されました。そして、平成26年6月15日~6月25日の日程でカタールのドーハで開催された第38回世界遺産委員会において審議が行われ平成26年6月25日に世界遺産一覧表へ正式記載されました。
仁徳天皇陵が世界遺産報道でネットの反応は
まとめ
仁徳天皇陵の世界遺産登録の範囲については、大阪府南部の百舌鳥地域と古市地域の49基の「百舌鳥・古市古墳群」となりました。今までの前例からすると、イコモスの登録の勧告を受けた場合、登録はほぼ間違いないようです。来月には、新しい世界遺産の誕生となりますね。