上皇ご夫妻は、退位を報告する儀式の一環として孝明、明治両天皇陵に参拝されるため、京都を訪問されています。お泊りは「京都大宮御所」です。京都は専用の宿泊場所があります。
宿泊先となっている京都大宮御所とはどんなところなのでしょうか?
一般人も宿泊できるか調べてみました。
京都大宮御所とは?
京都大宮御所とは、江戸幕府が皇位を退く後水尾天皇(後の上皇)の御所として仙洞御所を、後水尾天皇の中宮であった東福門院(徳川秀忠の娘)の御所として造営されたのが大宮御所の始まりであり、1630年に完成されました。
ちなみに、『大宮御所』とは、皇太后の御所を大宮御所のことをいうそうです。
現在の御殿は慶応3年(1867年)英照皇太后のために造営されたものです。
1854年に焼失した仙洞御所の敷地と庭園が大宮御所に組み入れられました。
東京に造営された大宮御所に対し、京都大宮御所と呼ばれるようです。
今年は、およそ二百年ぶりに上皇さまが位につかはります。
そこで、まずは歴代の上皇・女院がお住まいにならはった御苑内の仙洞・大宮御所。
御殿は一部洋風に改装され、今も天皇・皇族方が行幸の時にお泊りにならはります。#京都 #仙洞御所 #大宮御所 pic.twitter.com/UcGH9WcXFk— 常磐こと (@LKdKyoto) January 14, 2019
現在は、天皇陛下、皇太子殿下の地方行幸啓の際の御宿泊所として使用されています。
大宮御所は見た目は和風ですが、大正時代に内部を洋風へ、現代の生活様式に合致するよう改築されました。
京都大宮御所の一般人の観光・宿泊は?
京都大宮御所の一般人の観光・宿泊は出来るのでしょうか?
観光名所のように、いつでも出来るわけではありません。参観開始時間も定められており、所要時間は1時間ほどとなっています。
参観は無料ですが、基本的には、事前の申し込みが必要となります。
申込みできるのは、18歳以上です。代理人による申し込みは出来ません。
申込み方法は、郵送、インターネット、窓口などの方法があります。当日の申込みもできますが定員があり、参観の際には、運転免許証など身分証明書の呈示が必要となります。
京都御苑 京都御所と仙洞御所、大宮御所、京都迎賓館を包含する広大な緑地で、環境省の管理する国民公園。御所参観の受付は宮内庁ホームページや往復ハガキによるが、意外と知られていないが当日受付がある。少し並べば問題なく入れる。#京都 #京都御苑 #京都御所 pic.twitter.com/nYU44DV60b
— 京都_寺社_仏閣_kyoto_temple_shrine 松田貴史 (@CafeTemple) August 20, 2017
参観の休止日は、月曜日(祝日等の場合は翌日となります)、年末年始、行事等の実施のため支障がある日となっています。お泊りになる日は支障がある日になるのでしょうね。6月11,12,13日は休止日となっていました。
大宮御所は外観のみの見学で大宮御所の敷地内にある参観者休所以外の建物の室内に入ることは出来ません。見学は団体行動になります。宿泊は当然無理ですね。
京都大宮御所のネットの口コミまとめ
まとめ
京都大宮御所とは、京都における天皇・皇太子殿下専用の宿泊所でした。 一般人も参観(観光)できますが、宿泊は出来ませんね。また、参観するにも18歳以上となっており、申込みも必要となりますので、気軽には行けないようです。それでも、明治の時代に比べれば、外からでも見ることが出来るうようになったので一度は申し込んでみたいですね
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