西武ライオンズで左腕エースとして活躍した菊池雄星投手が、MLBのシアトル・マリナーズに移籍することが決まりました。温暖で日本とも馴染み深い米シアトルにあるマリナーズは、日米球界の〝現役レジェンド〟イチロー外野手兼球団会長付特別補佐が所属することでも知られます。菊池雄星投手とイチロー外野手との仲は?二人に面識はあるのでしょうか。
菊池雄星とイチローの仲が気になる!
走攻守に抜きんでた才能で数々の金字塔記録を打ち立て、MLB野球殿堂入りが確実視されるイチロー選手。2018年に、そのキャリアをスタートさせた古巣マリナーズに戻り、半永久的にマリナーズにとどまることになりました。
MLBに挑戦する日本選手は言うに及ばず、すべての若いプロ野球選手の憧れで尊敬の対象ともいえるイチロー選手。昨季MLB挑戦を始めた大谷翔平選手も、春のキャンプで絶不調に陥った際、イチロー選手のもとを訪ね指導を仰いだそうです。
イチロー選手は現在45歳。27歳の菊池雄星投手が花巻東高からプロ入りしたころには、マリナーズで既に多くの新記録を樹立しメジャーのスーパースターに君臨していました。
3日、シアトルのTモバイルパークで入団会見した菊池雄星投手は、イチロー選手とは会ったことはないとしながらも、野球人として雲の上の存在の「イチロー愛」を熱く語りました。
チームメートとして、先輩・後輩として、いよいよこれから二人の〝仲〟が始まるイチロー選手と菊池雄星投手。菊池投手のイチロー選手への思いとはどのようなものなのでしょうか。
菊池雄星のイチローへの思い
子供の頃からの夢を果たし、MLBのマリナーズに入団する菊池雄星投手。大先輩のチームメート・イチロー選手との〝仲〟がいよいよ始まるわけですが、自身の言によると、菊池雄星投手は相当な「イチローマニア」のようです。
野球を始めた頃からイチロー選手のファン。イチロー選手がプロ野球オリックスで最終年だった2000年6月、当時まだ小学生の菊池雄星投手は、地元の岩手県で開催された対ダイエー(現ソフトバンク)戦を観戦し、生のイチロー選手を初めて見たそうです。
「野球を始めたばかりでイチローさんのことしか知らないような状況で球場に行って、オーラというか雰囲気というか、そういうのがずっと記憶に残っています」と興奮気味の菊池投手。
それからというもの、イチロー選手の考え方やルーティンを知りたいと考えた菊池雄星投手は、関連本やテレビの特集などをほとんど見尽くしたそうです。
「たくさん聞きたいことがありますし、一緒にプレーさせて頂けるのが楽しみで仕方がない。雲の上の存在過ぎて会うまで信じられないというのが本当の気持ちです。その上でもし一緒にプレーする機会があれば、一生の財産になると思うし、そのピッチングを楽しみたいと思います」と、今から出会う日の実現が待ち遠しそうでした。
菊池雄星マリナーズ入りへのネットの反応
出典:twitter
まとめ
マリナーズはイチロー選手のほか、佐々木主浩、城島健司、岩隈久志各選手ら90年代から日本選手の系譜が続いており、日本のファンには最も親しみあるMLB球団の一つです。菊池投手とは花巻東高時代に面談もした、よく知る間柄でもあります。
シアトルは日本と直行便で結ばれ日本人も多く、和食のレストランなども豊富。ホーム球場は投手に有利な設計とされ、先発陣が未確定の球団にとっても菊池選手にとっても「相思相愛」な選択となったようです。
同じア・リーグ西地区とあって、高校の後輩大谷選手との〝夢の対決〟も何度も見られそうです。今季もまたMLBから目が離せません。
■関連記事