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アミールカーンの戦績と強さとは?スピードと足が武器の人気者!

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ボクシングWBO世界ウェルター級のタイトルマッチが、20日、米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われます。王者テレンス・クロフォード選手(米)の2度目の防衛戦で、挑戦者は元WBA・IBF世界スーパーライト級王者のアミールカーン選手(英)です

PFP上位のクロフォード選手に挑む、アミールカーン選手の戦績や強さとは?試合の勝敗予想とともにまとめました。

総合格闘技団体のオーナーでもあるって、意外な側面も!

アミールカーンの戦績は?

アミールカーン選手はパキスタン系イギリス人で、現在32歳。アマチュアボクシング出身で、17歳のときアテネ五輪に出場し銀メダルを獲得しています。

18歳でプロに転向。2009年にWBA世界スーパーライト級王者となります。防衛を重ねる中で、11年にはIBF同級王座も獲得、統一王者となります。

12年にWBC王者ガルシア選手との統一戦でTKO負けし、王座から陥落。その後、WBC世界ウェルター級シルバー王座の獲得に成功しています。プロ戦績は35試合31勝(19KO)4敗です。

ではアミールカーン選手の強さはどこにあるのか、次に見ていきましょう。

https://twitter.com/BTSportBoxing/status/1114612896296853505

アミールカーンの強さとは

アミールカーン選手はオーソドックスタイプのスタイル。持ち味は「スピード」にあるといわれ、踏み込みの鋭さと超絶なハンドスピード、さらに12Rを通してフットワーク良く動き続けるスタミナも、彼の強さだとされます。

主にスーパーライト級で戦績を挙げてきたアミールカーン選手ですが、過去の最も注目すべき試合は16年5月に行われた、王者カネロ・アルバレス選手とのWBCミドル級タイトルマッチでしょう。

今や〝ボクシングの聖地〟ともなっている米ラスベガスのT-モバイルアリーナで開催された、記念すべき初のボクシング試合。さらには、カネロ選手が2階級も下のアミールカーン選手と「キャッチウェイト」(両者間の契約体重)を締結して行われた、全米注目の防衛戦でした。

「パワーのカネロvsスピードのカーン」といわれた熱戦は、序盤からアミールカーン選手がアウトボクシングの「持久戦」を展開。常にサイドに動き続けて正面を外し、射程外からジャブの連打。すばやく引いてガードを固める戦術で、一進一退の展開になるかに見えました。

しかし6回、ややスピードが落ち始めたカーン選手のアゴに、カネロ選手のフェイント気味の渾身の右ストレートが完璧にヒット。カーン選手は「瞬殺失神」してリングに大の字になり、カネロ選手のTKO勝ちとなりました。

さすがに10kg近い体重差には無理があった感の一戦でしたが、勇敢なカーン選手のチャレンジは世界のファンの人気を高める結果に。この試合でカーン選手は200万㌦(約22億円)ものファイトマネーを受け取ったそうです。

↓そのカーンvsカネロ戦の動画はこちら

カーンに関するネットの評価

パウンド・フォー・パウンドキングのビッグマッチ!
カーンはクロフォードに勝ったら世界を激震させるね
カーン、打倒クロフォードに自信「大番狂わせを起こしてみせる」
カーン「クロフォードの相手と対戦してきてたら俺も無敗だ!」
楽しみすぎる!絶対KO終結じゃん!

出典:twitter

まとめ

ファンには根強い人気のアミールカーン選手にとって、次戦は久々の世界タイトル挑戦です。王者クロフォード選手は強烈なカウンターが武器ですが、カーン選手はカネロ選手と互角に戦っただけあって、体のサイズ感やフィジカルでは上回っているともいわれます。

海外ブックメーカーのオッズでは「1.10:6.5」(Willam hill)などカーン選手には不利な予想となっていますが、持ち味のスピードを生かしてクロフォード選手を疲弊させ、判定までもつれ込めば「まさかの番狂わせ」もあり得るかもしれません。

かなり年下の奥さんとは不仲で「私生活暴露合戦」もあったとか…話題多き人でもある

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