韓国・釜山郊外の機張で開催されている野球のU18ワールドカップ(WC)で、高校日本代表・侍ジャパンの2次リーグ(スーパーラウンド)での戦いが始まりました。
初戦カナダ戦、日本は満を持して登板したエース奥川投手の「奪三振ショー」で快勝。次なるきょう6日の相手は「日本の永遠のライバル」韓国です。U18WCの韓国代表はどんな顔ぶれなのでしょうか。メンバー一覧や注目選手をまとめました。
=目次=
U18WC野球韓国のメンバー一覧
野球のU18WCは今回の韓国大会で29回目。韓国は過去5回優勝しており、前回は準優勝、前々回は3位という世界有数の強豪です。
今大会でも韓国プロ野球界の注目選手で代表を構成。オープニングラウンドでは4勝1敗と、日本と同様にA組首位で通過しています。スーパーラウンドではまさに日本にとって一番のライバルだといえます。
そのU18韓国代表メンバーは以下の通りです。
背番号 | 選手 | ポジション | 打/投 | 身長 | 体重 | 生年月日 |
---|---|---|---|---|---|---|
11 | チェ・ジュニョン | P | 右/右 | 185 | 85 | 10/10/2001 |
15 | ホ・ユンドン | P | 左/左 | 183 | 87 | 19/06/2001 |
25 | ヒョン・ウォンエ | C | 右/右 | 185 | 90 | 08/07/2001 |
21 | チャン・ジェヨン | IF | 右/右 | 188 | 93 | 10/05/2002 |
12 | カン・ヒョンウ | C | 右/右 | 179 | 87 | 13/04/2001 |
5 | キム・ジチャン | IF | 左/右 | 170 | 70 | 08/03/2001 |
14 | キム・ジンソブ | P | 右/右 | 182 | 80 | 28/08/2001 |
33 | イ・ジョンウ | OF | 右/右 | 183 | 83 | 28/02/2001 |
16 | イ・ミンホ | P | 右/右 | 189 | 94 | 30/08/2001 |
20 | イ・スンヒョン | P | 左/左 | 183 | 97 | 19/05/2002 |
2 | イ・ジュヒョン | IF | 右/右 | 183 | 83 | 02/04/2001 |
28 | イ・ジュヨプ | P | 右/右 | 188 | 88 | 26/03/2001 |
19 | イ・カンジュン | P | 右/右 | 184 | 78 | 14/12/2001 |
18 | ナム・ジミン | P | 右/右 | 185 | 90 | 12/02/2001 |
29 | オ・ウォンソク | P | 左/左 | 184 | 82 | 23/04/2001 |
7 | パク・ミン | IF | 右/右 | 185 | 84 | 05/06/2001 |
17 | パク・ジュホン | OF | 左/左 | 189 | 95 | 16/04/2001 |
9 | パク・シウォン | OF | 左/右 | 186 | 85 | 30/05/2001 |
8 | シン・ジュンウ | IF | 右/右 | 178 | 83 | 21/06/2001 |
1 | ソ・ヒョンジュン | P | 右/右 | 188 | 90 | 16/09/2001 |
🇰🇷🇰🇷🇰🇷✌️😀🤳 Korea fancy gif selfie 🕶 #U18WorldCup pic.twitter.com/dM0zZoeNa8
— WBSC ⚾ #U18WorldCup (@WBSC) 2019年9月3日
U18韓国代表の注目選手
母国開催のU18WCとあって、2008年以来となる優勝に向けとりわけ力が入っていると思われる韓国代表。オープニングラウンドで活躍した選手を中心に、メンバー内の注目選手をご紹介しましょう。
プロドラ1の大砲、パク・ジュホン
好打者揃いの韓国打線の中でも注目の大砲が、中国、台湾戦で本塁打を放ったパク・ジュホン(PARK Juhong)選手。
187cm・95kgキロと恵まれた体格で、外角球を左中間に打ち返す打撃技術の高さが魅力。オープニングラウンドでは13打数5安打、1本塁打4打点と活躍しました。
8月下旬に行われた韓国プロ野球のドラフト会議では、野手として唯一の一次指名(NPBの1位指名)を受けた逸材で、日本投手陣もパワーは要警戒です。
↓パク・ジュホン選手
https://twitter.com/WBSC/status/1168821853055406082
「韓国の大谷翔平」チャン・ジェヨン
中国戦では〝韓国の大谷〟「二刀流」チャン・ジェヨン(JANG Jaeyoung)選手がベールを脱ぎました。韓国プロ野球・ヒーローズのチャン監督の息子。188cm、93kgの堂々の体格は高校2年生とは思えないほどです。
今大会では4番を任せられ、OPラウンドでは15打数4安打。ただ「打撃よりも投手が好き」と本人が言う通り、常時140km台の角度と威力ある直球は魅力的で、投手としても日本や台湾選手を含めてトップクラスといえそうです。
レベル高く層厚い投手・打撃陣
韓国代表は、日本・米国と並んで選手層がハイレベルで厚いのも特徴。オランダ戦先発のソ・ヒョンジュン(SO Hyeongjun)投手は150km台を投げる本格派右腕で、すでに韓国プロからドラフト指名を受けています。
右下手投げのイ・カンジュン(LEE Kangjun)投手も、日本を代表する高速アンダースロー・高橋礼投手(ソフトバンク)を彷彿とさせます。直球は空振りが奪える速さで、変則派としてはかなりの水準。また最速145kmを投げる大型左腕イ・スンヒョン(LEE Seunghyun)投手ら、左投手も充実しています。
打撃陣では、2番を打つキム・ジチャン(KIM Jichan)選手がここまで打率.524、7盗塁と大会トップクラス。1番のイ・ジュヒョン(LEE Juhyeong)選手は5試合連続安打で打率.471と、リードオフマンたちもしっかり機能。日本としてはまず、この1・2番を封じることが重要になりそうです。
U18日本vs韓国に関するネットの反応
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20190905-00526850
まとめ
韓国はスーパーラウンド初戦、強豪台湾に痛い黒星となってしまいました。韓国は例年、指揮官を中心に徹底的に分析を行うチーム。ライバル・日本の研究も十分進んでいるはずです。
決勝進出が「黄信号」となり、全力の背水の陣で「日本に勝ちにくる」のは必至の韓国。完成度、選手層としては大会随一。日本としては、米国以上に警戒を強め、1戦必勝を重ねていきたいものです。